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艦隊これくしょんSSのキャラ別まとめブログ


最上 三隈 鈴谷

【艦これSS・三隈】提督「最上~」最上「て、提督………」

提督「何してるんだ?」

最上「お風呂に入ろうかなと思って」

提督「ああ、そうなのか。じゃあ、俺も一緒に入ろうかな」

最上「ええっ!?」

提督「駄目か?」

最上「いやー……そのー………」

提督「別に男同士なんだから、気にすることないだろ?」

最上「ぼ、ボクってお風呂は一人でのんびり浸かりたいタイプなんだよね………」

提督「そうなのか?まあ、ここじゃお風呂くらいしか気が休まる場所ないからな~」

最上「う、うん………」

最上(うぅ……どうしてこんなことに………)

―提督が着任する少し前―

三隈「モガミン、新しい提督の話はもう聞きました?」

最上「いや、聞いてないけど………新しい提督がどうかしたのかい?」

三隈「新しい提督は男子校出身らしいのです」

最上「……それがどうかしたの?」

三隈「提督になる条件は知ってます?」

最上「妖精が見えること、だよね?」

三隈「そうですわ。では、その検査が行われる時期は?」

最上「えーっと……18歳だっけ?」

三隈「正確には高校卒業の時に行われて、適正があれば大学の代わりに軍の学校へ行くことになってます」

最上「それで、それが新しい提督と何の関係があるの?」

三隈「もう、察しが悪いですわね。つまり、提督はほとんど女性と無縁の生活をしてきたんです」

最上「あれ?でも、軍学校って別に男子校ってわけじゃないよね?」

三隈「提督へのコースは通常と別な上に、適正有りは年に一人いるかいないか……もう、分かりましたか?」

最上「なるほど……事情は分かったけど、それをボクに話してどうしろっていうのさ」

三隈「今まで男性とばかり接してきた方が、急に女性だらけの場所で生活することになったら、心休まる場所がないと思いません?」

最上「それはそうかもしれないけど………だからってなんでボクに?」

三隈「私、一人でも素で接することができる男性がいれば、提督も慣れやすくなると考えましたの」

最上「うーん、でもここに男の人なんて………って、まさか」

三隈「いないなら、いることにしてしまえばいいんですわ♪」

最上「いやいやいや、流石にそれは無理があるでしょ!」

三隈「大丈夫です!サラシを巻けば胸はごまかせますし、設定も考えているので!!」

最上「でも、ボク達だけでそんなこと―――――」

三隈「あ、すでに他の艦娘及び妖精さんの協力は取り付け済ですわ」

最上「」

最上「は、初めまして。ボクが最上さ」

提督「ああ、お前が最上か、話は聞いてるよ。数少ない男同士、上下関係とか気にせず仲良くやろうぜ!」

最上「う、うん……」

提督「それにしても、資料見たときは驚いたよ」

最上「なにがだい?」

提督「なにがって、お前の性別だよ。艦娘は女性しかいないって教わったからさ」

最上「!そ、そうなんだ。まあ、数が少ないことは確かだね」

提督「数が少ないってことは、他にもいるのか?」

最上「えっ!?え、えーっと…………○○鎮守府のレーベ……とか………?」

提督「へー、そうなのか。一度会ってみたいな~」

最上(ごめんよ、レーベ………)

提督「……………」ジッ

最上「提督、ボクに何か用?」

提督「あーいや、ちょっとそれが気になってな」

最上「航空甲板が気になるのかい?」

提督「ああ、空母の物と同じなのか?」

最上「いやぁまぁ、空母とは違うんだけどね。結構上手く使えば、面白いと思うんだよね」

提督「へぇ……ともかく、期待してるよ」

最上「うん、任せてよ!」

最上「ねぇ、提督。男子校ってどんなところなの?」

提督「んー……一言で表すなら、楽だな」

最上「楽?」

提督「そう。大抵の話なら笑い話になるし、表面を取り繕ったりする必要がないから楽だった」

提督「それに、お互いの仲がいいな。趣味が二次元系でも、アイドル系でも、ちょっとやんちゃするような奴でも一緒になって騒いでたよ」

最上「趣味が合わないから、付き合わないとかはないの?」

提督「そりゃ、人によってはそういうのもあったけど……基本的にはないな」

提督「如何せん趣味に走ってる奴が多かったから、趣味が合わなくても仲いいとかはザラだったよ」

最上「へぇ、面白そうなところなんだね」

提督「ああ、面白いぞ」

最上「あ、ちなみに恋愛とかは―――」

提督「それ以上何も言うな………」

【昼ご飯】

提督「最上、飯食いに行こうぜ」

最上「うん、いいよ」

最上「……でも、ボク実は今ちょっと懐が寂しいんだよねー………」チラッ

提督「……ったく、しょうがないな………今日の書類いつもより多くやってもらうからな!」

最上「いいよ!その代り、いっぱいごちそうしてもらうからね!」

提督「いや、少しは遠慮しろよ」

提督「……やっぱり一番高いメニューなんだな」

最上「えへへ、こんな機会でもないと頼みづらいからね」

提督「まあ、いいけどさ………なあ、それ一口くれよ」

最上「ふぇ!?」

提督「なんだよ、駄目か?」

最上「だ、駄目じゃないけど………」

最上(お、男の人同士ってこんなこともするの!?うぅ……恥ずかしいけど、ばれるわけにはいかないし………)

最上「は、はい。あーん………」スッ

提督「え?」

最上「……え?」

提督「いや、普通に一口分けてもらおうと思っただけなんだけど………」

最上「っ!?///」

最上「ガツガツガツ………ご、ご馳走様!それじゃ、ボクはちょっと運動してくるからっ!!」マッカ

提督「お、おう………」

提督(一瞬ドキッとしたが、相手は男だぞ俺。平常心、平常心…………)

【芽生え】

鈴谷「おっ、提督じゃん!チーッス!」

提督「上官への挨拶がチーッスってのはどうなんだ………」

鈴谷「まーまー、あんまり堅苦しいのは嫌じゃん?」

提督「それはお前が決めることじゃないんだけどな……まあ、いいけど」

鈴谷「なんだかんだ言って、提督は許してくれるから好きだよ!」

提督「そりゃどうも」

鈴谷「あー、ひっどーい!流したなー!」

提督「ははは、ごめんごめん」

最上「……………」ジッ

提督「なんだ、最上?どうかしたか?」

最上「いや……提督は男子校出身っていうから、女性とまともに話せないのかと思ってたよ」

提督「お前男子校出身者をなんだと思ってるんだよ………」

最上「あはは、ごめんね?でも、提督いつもボクと一緒にいるじゃないか」

提督「それはまあ、男同士の方が気を遣わなくて済むからな~」

最上「そういうものかい?」

提督「普通はそうじゃないか?お前は違うのか?」

最上(性別を隠さないといけないから、提督といるのは精神的に疲れる………なんて言えないよね………)

最上「ボクはもう慣れたよ」

提督「それもそうか。この環境に何年もいるんだもんな」

最上「うん、そうだね」

提督「それじゃ、俺もそのうち慣れるようになるか!」

最上「!」ズキッ

提督「ん?どうした、最上?」

最上「……なんでもないよ」

最上(そっか、提督が慣れたらボクが性別を偽る必要なくなるのか……)

最上(—――って、あれ?なんでボクは残念がってるんだろ。そうなったら嘘をつく必要がなくなるのに……おかしいなぁ)

【癖になってんだ】

提督「そうだ、間宮へ行こう」

最上「急にどうしたんだい?提督、そんなに甘いもの好きだっけ?」

提督「俺は特別好きってわけじゃないけど、女の子は好きだろ?話を合わせるためにも慣れておこうかと思ってな」

最上「そっか……」

提督「ん?甘いものは嫌いだったか?」

最上「ううん、好きだよ」

提督「よし、じゃあ決まりだな」

最上「…………………………ねぇ、提督。ボク実は―――――」

提督「またかー?まあ、今回は俺が誘ったんだし、余裕があるから奢ってもいいけどさ」

最上「………ありがとう」

提督「へぇ、これが間宮のパフェか……美味しい、確かに美味しい」

提督「—――けど、流石にこれは大き過ぎじゃないか!?」

最上「そうかな?駆逐艦の子達でも一人で食べてるよ?」

提督「マジか………ところで最上はアイスで良かったのか?てっきり、パフェを頼むのかと思ってたんだが」

最上「失礼だなぁー、ボクも偶には遠慮くらいするんだよ………って、提督クリームが付いてるよ」

提督「え、どこだ?」

最上「あ、そっちじゃなくて………ここだよ」ヒョイパクッ

提督「っ!?///」

最上「?……………あっ!!///」

提督(いやいやいや、落ち着け落ち着け。相手は男だ、男………って、男同士でこんなことするのか!?艦娘の間では当たり前なのか!?)

最上(どうしよう、くまりんこと一緒にいるときの感じでついやっちゃった………これは流石に引かれてるかな………)

提督「……………」

最上「……………」

提督「……………と、とりあえず、食べよう」

最上「……………そ、そうだね」

【想い人】

提督「なあ、最上って彼女いるのか?」

最上「……どうしてそう思うんだい?」

提督「いや~、他の艦娘達とずっと一緒にいるなら、そういう相手がいてもおかしくないかなーって思ってさ」

最上「あー……なるほどね。ボクにはそういう人はいないよ」

提督「そうなのか。まあ、姉妹がいる場所で恋愛ってのはやりにくいかもな」

最上「……提督はどうなんだい?」

提督「俺?どっちだと思う?」

最上「いないでしょ?」

提督「即答されると傷つくぞちくしょう……ああ、そうだよ!残念ながらいないよ!」

最上「……残念ながらってことは、欲しいっていう願望はあるの?」

提督「うーん……どうだろうな?」

最上「どうだろうなって………」

提督「だってさ、恋人は欲しいから作るものじゃなくて、好きな人がいるから恋人になるんじゃないのか?」

最上「……つまり、今は好きな人がいないからそういう願望はないってこと?」

提督「まあ、そうなるな」

最上「そっか」ホッ

提督「?」

【温度差】

夕張「無茶で無謀と笑われようと意地が支えの喧嘩道!」

提督「壁があったら殴って壊す!道が無ければこの手で創る!」

提督・夕張「「心のマグマが炎と燃える!超絶合体!グレンラガン!」」

提督「俺を!」

夕張「俺達を!」

提督・夕張「「誰だと思ってやがるっ!!」」

夕張「あのシーンは燃えましたねぇ……」

提督「泣きながら叫んだなぁ……」

夕張「いや~、それにしても提督がこっち側だとは思いませんでしたよ!」

提督「それはこっちの台詞だ。仲間がいて安心したよ」

夕張「そうだ、今度一緒に見返しましょうよ!」

提督「おっ、いいなそれ!次の休みでいいか?」

夕張「はい!楽しみにしてますね!」

最上「……提督、夕張さんと随分仲良さそうだね」

提督「ああ、ついこの前趣味合うことに気づいてな~」

最上「そっか………」

提督「最上?どうかしたのか?」

最上「……ううん、なんでもないよ」

【秒読み】

鈴谷「は~、演習終わったよ~」

提督「お疲れ様。大活躍だったな」

鈴谷「ふっふ~ん。ま、当然の結果じゃん?」

提督「そうだな、凄かったぞ」

鈴谷「鈴谷褒められて伸びるタイプだから、うーんとほめてね!」

提督「はいはい。だが、その前に風呂入ってきな」

鈴谷「はーい」

夕張「提督、来季アニメ何見ます?」

提督「とりあえず、一話は全部チェックするだろ」

夕張「ですよね!じゃあ、一番楽しみにしてるのは?」

提督「う~ん………中々迷うが、続編ありならのんのんびより、新作ならCharlotteかな。お前は?」

夕張「私はGANGSTA.ですかね~」

提督「あ~、あれも良さ気だったな。いや~、見るものに困らなそうで良かったよ」

夕張「そうなると、睡眠時間が削られるんですけどねー………」

最上「……………もう、いいかな」

提督「ふぅ、今日の勤務はこれで終わりにしようか」

最上「……………提督、ちょっといいかな」

提督「ん?なんだ?」

最上「……提督はさ、ボクが本当は女だって言ったらどうする?」

提督「どうしたんだ、藪から棒に」

最上「……………」

提督「……着任の時に渡された資料にそんな表記は無かったはずだが?」

最上「あれは偽物で、こっちが本物だとしたら?」ヒラッ

提督「なっ………だ、だが他の艦娘達はなにも……………」

最上「ボクが本当の事をいわないように頼んだからね」

提督「……………」

最上「………今まで騙しててごめんね。処罰なら受けるよ」

提督「……………少し時間をくれ。それまでは自室で待機だ」

最上「……うん、分かったよ」

三隈「提督!」バァン

提督「……なんだ、三隈か。ノックくらい―――」

三隈「話はモガミンから聞きましたわ!あれをモガミンに持ち掛けたのは私なんです!だから処罰するなら私を―――」

提督「待て待て!落ち着いてくれ。俺は別に罰を与えるつもりはない」

三隈「そうなんですの?」

提督「ああ。さっき鈴谷も来て、なんであんなことをしたかは聞いたんだ」

三隈「そうでしたか……」ホッ

三隈「でしたら、モガミンには私からまた秘書艦の仕事をするように言っておきますね」

提督「ちょっと待ってくれ」

三隈「はい、なんでしょう?」

提督「……最上の秘書艦としての復帰はもうちょっと後だ」

三隈「なぜですか?」

提督「……………」

三隈「……提督?」

提督「……わからないんだ」

三隈「分からない?」

提督「最上が女って知ってから、どう接したらいいか分からなくなって………」

三隈「今までと同じように過ごせばいいんじゃないですか?」

提督「そうなんだが……なんというか………意識すると顔が直視出来なくて…………」

鈴谷「はっは~ん、なるほどねぇ~」ニヤニヤ

三隈「あら、スズヤン?どうしてここに?」

鈴谷「三隈姉が執務室に入ってくのが見えたからね~って、そんなことより!提督、それはずばり恋だよ!!」

提督「鯉?」

鈴谷「いや、そういうおきまりネタはいいから。恋だよ、恋!」

提督「だが恋って言われても、俺は今まで最上の事を男だと思ってたんだぞ?」

鈴谷「提督は無意識のうちに最上姉に恋してたんだよ。今までは性別が同じだからって抑えていた想いが解放されたんじゃん?」

提督「いや、だがなぁ………」

鈴谷「今まで最上姉にドキッとしたことなかった?」

提督「……………」

鈴谷「あったんだね?ほら、やっぱり恋だよ!」

三隈「あら、それならモガミンに復帰するように言っても問題ないですわね♪」

提督「ちょっ」

鈴谷「それじゃ、私達は最上姉呼んでくるから!」

三隈「他の方には執務室に近づかないよう言っておきますね」ニコッ

―――――バタン

提督「」

提督(なぁに、惑わされるな……普段通り、そう普段通りに話せばいいだけだ………)

―――――コンコン

最上「提督、来たよ」

提督「お、おう。入ってくれ」

―――――ガチャ

最上「鈴谷から、今後の人生を左右する大事な話があるって聞いたんだけど………」

提督(鈴谷ぁあああああああああああああああああああああああああ)

提督「あー……そうだなぁ……………」

最上「それでその………」

提督(どうする……どうすればいいんだ………!?)

最上「—――ボクの処遇は決まったのかい?」

提督「……へ?あぁ、なんだそっちか………」

最上「え?」

提督「お前への罰は特になしだ。今まで通りに頼む」

最上「いいの?」

提督「まあ、事情は聞いたからな。でも、今後はするなよ?」

最上「うん、もちろん。ありがとう、提督」ニコッ

提督「……おう」サッ

提督(ぐぅ……意識しちゃって顔が見れねぇ………)

最上「あ、ねぇ提督」

提督「んぁ?なんだ?」

最上「さっき『なんだそっちか』って言ったけど、なんだと思ったの?」

提督「」

提督「あー……それはだなー………」

最上「それは?」

提督「……………」

最上「?」

提督(くそ、何かないか!?この場を切り抜けられる何かは………!)カサッ

提督「…!実はこれについて考えてたんだ!!」サッ

最上「……この資料について?」

提督「あ、ああ!」

提督(これでなんとかごまかせるだろ……って、あれなんの資料だっけ?)

最上「……………」

提督(演習のはファイルの中だし、遠征の……も違うか。出撃に関する書類だったかな?)

最上「……………提督は、これ誰とするつもりなの?」

提督(誰と?旗艦の話か?)

提督「最上に任せるつもりだ」

最上「えっ!?」

提督「え、駄目か?」

最上「い、いや……その………理由を、聞いてもいい?」

提督「理由?そんなの、いつも通りだけど………」

最上「いつも通り……?提督、何か話が食い違ってない?」

提督「え、出撃の話じゃなかったか?」

最上「……いや、この資料は………ケッコンカッコカリのだよ」

提督「っ!?」

提督「こ、これは勘違いでな?」アタフタ

最上(そうだよね……ボクなんかが選ばれるわけないよね………)

提督「た、確かに最上のことは気になってるけど、まだ付き合ってもいないし!練度も足りないし!」アワアワ

最上「……………え?」

提督「あっ……………あぁっ!?」

最上「て、提督……今のは………?」

提督(やっちまったーーーーー!!どうするどうするどうすればいいんだ俺!い、いやひとまず落ち着いて素数を数えよう!1,2,3,4,5……ってこれ素数じゃねぇ!あばばば………あーもう、こうなりゃヤケだ!!)

提督「だからそのっ!お互いをもっと知るためにもっ!俺と付き合ってくれないかっ!?」

最上「……………」

提督「……………」

最上「……………ぼ、ボクでいいの?」

提督「むしろ、最上以外じゃ駄目なんだ!」

最上「っ!!」

提督「……………」

最上「じゃ、じゃあ……その………よろしくお願いします…………」

提督「……………え、いいのか?」

最上「う、うん……ボクも提督の事が気になってたし………」

提督「そ、そうなのか………」

最上「う、うん………」

提督「……………///」

最上「……………///」

提督「と、ところでさ」

最上「な、なんだい提督?」

提督「その……俺付き合うの生まれて初めてで、何をすればいいのか分からないんだけど………」

最上「ボクも同じだから分からないよ………」

提督「……………」

最上「……………」

提督「俺が最上の初めての彼氏か………///」ニヘラ

最上「ボクが提督の初めての彼女か………///」ニヘラ

最上「—――ハッ!そ、それならさ!二人で見つけていけばいいんじゃないかな?」

提督「二人で見つける?」

最上「初めて同士、手を取り合って一緒に進んでいこうよ!」

提督「そうか……そうだな!」

鈴谷「………で、二人は何してるの?」

提督「とりあえず///」ギュッ

最上「手を取り合ってみてるんだ///」ギュッ

鈴谷「……ねぇ、これってやっぱり私のせい………?」

三隈「いえ、遅かれ早かれこうなる運命だったんですわ………」

鈴谷・三隈「「はぁ………」」

【提督&最上の日常 朝】

提督「ふーっ……これでやっと終わり、かな?」

最上「もう、今日のお昼までの書類を忘れてたなんて……しっかりしてよねっ!」

提督「あはは……ごめんな、最上。朝からこんな付き合わせちゃって」

最上「本当だよ。朝ごはんも食べられなかったし……お昼、いっぱいごちそうしてもらうからね!ぷんぷん!」

提督「」

最上「……どうしたの、提督?」

提督「いや…今の……もう一回言ってくれないか?」

最上「お昼いっぱいごちそうしてもらうからね?」

提督「その後………」

最上「……ぷんぷん?」

提督「……………」

最上「……提督?」

提督「これが天使か………」

最上「ふぇっ!?て、提督!?」

提督「今までこの可愛さに気づけなかった自分を右ストレートでぶっとばしたい」

最上「かわっ………!?///」

提督「自分の不甲斐なさが恥ずかしい。最上!殴ってくれ!」

最上「や、やめてよ提督!」

提督「さあ、最上!やってくれ!」

最上「いやだよ!提督の顔に傷でもついたらどうすのさ!」

提督「俺は一向に構わん!!」

最上「ボクが気にするんだよ!提督を傷つけるような事はしたくないよ!!」ダキッ

提督「!!最上………」

提督「ごめんな、あまりの可愛さに我を忘れちゃったよ」ギュッ

最上「えへっ……分かってくれればいいんだよ」ギュウ

<イチャイチャ ラーブラーブ

夕張「……あれは一体何ですか?執務室に入りにくいことこの上ないんですけど」ノゾキコミ

鈴谷「……………ごめんなさい」

【提督&最上の日常 昼】

最上「ねぇ、提督。眠いからさ、ちょっと寝ちゃだめ?」

提督「ん?あぁ、いいぞ。ちょっとなんて言わずに、しっかり休みな」

最上「昼寝だからそんなに長くは休まないよ~じゃあ、布団借りるね?」

提督「って、ここで寝るのか?」

最上「ダメかな?」

提督「いや、いいけど……それ俺が使ってる布団だぞ?」

最上「提督のなら全然平気だよ!むしろ、そっちの方が安心できていいかな………///」

提督「そ、そうか………?///」

最上「うん………///」

提督「いや、いいけど……それ俺が使ってる布団だぞ?」

最上「提督のなら全然平気だよ!むしろ、そっちの方が安心できていいかな………///」

提督「そ、そうか………?///」

最上「うん………///」

最上「ふわぁ……おはよ、提督………」

提督「おはよう、最上………って、なんか嬉しそうだな?」

最上「えへっ、ちょっといい夢見たんだよね」

提督「どんな夢?」

最上「教えてほしいの?」

提督「最上が嬉しい事は知りたいからな。もしかしたら俺が叶えてやれるかもしれないし、さ」

最上「も~、そんなこと言われたら断れないじゃないか///」

提督「それで、どんな夢だったんだ?」

最上「……………………め」ゴニョゴニョ

提督「え、なんだって?」

最上「……て、提督と………………け、ケッコンして………ふ、夫婦として幸せに暮らす夢///」

提督「……………」

提督「……………………やる」ボソッ

最上「え?」

提督「……練度が届いたら、それ現実にしてやる」

最上「……うん、楽しみにしてるよ」

提督「……おう」

最上「……………///」

提督「……………///」

――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――――

提督「……なあ、最上」

最上「……なんだい、提督?」

提督「……今日の出撃でお前の練度いくつになった?」

最上「……99、だね」

提督「……………」

最上「……………」

提督「いざとなると緊張するな………」

最上「あはは、そうだね………」

提督「………最上」

最上「うん」

提督「俺はお前が好きだ」

最上「ボクも提督が好きだよ」

提督「俺はお前と一緒にいたい」

最上「ボクも提督とずっと一緒にいたい」

提督「一生幸せにすると誓う」

最上「うん、ボクもだよ」

提督「―――俺と、ケッコンしてくれないか」

最上「―――うん、喜んで」

<ドウシタンダ?モガミ、ナイテルノカ?

<エヘヘ・・・ウレシクテ、ツイ・・・・・・

三隈「ふぅ……あの二人もやっとゴールインですわね」

鈴谷「これで少しは落ち着いてくれるといいね」

三隈「まあ、この様子なら大丈夫で―――――」

<ソレニシテモ、アレダナ

<ウン、ソウダネ

提督・最上<<これからはみんなの前でも堂々としていられるな(ね)>>

三隈・鈴谷「「今までも十分堂々としてましたよっ!!(してたでしょっ!!)」」ガチャ

提督「三隈!?鈴谷!?」

最上「二人とも聞いてたの!?」

鈴谷「そんなことどうでもいいでしょ!それよりも――――」

提督「最上~!」最上「て、提督………」

【提督&最上の日常 おまけ】

最上「提督、そろそろ今日の勤務は終わりにしない?ねっ?」

提督「そうだな……時間も時間だし、ご飯でも食べに行こうか」

最上「うん………って、あ」

提督「どうした、最上?」

最上「提督、ちょっと動かないでね………ほら、帽子はこうした方がかっこいいよ!」

提督「お、ありがとう」

最上「……まあ、提督はいつもかっこいいんだけどね」

提督「最上もいつもかわいいよ」

最上「えへへっ///」

提督「ははっ///」

【提督&最上の日常 おまけ2】

最上「うーん……」

提督「最上、どうしたんだ?」

最上「ボク、お腹いっぱいになったら急に眠気が………」

提督「眠いのか。それならもう休んでいいぞ」

最上「え?でもまだ………」

提督「これくらいなら一人でもなんとかなるさ」

最上「でも………」

提督「気にするなって」

最上「……うん。じゃあ今日は先におやすみさせてもらうよ。ごめんね提督」

提督「ああ、お疲れ様」

提督「さてと…キリがいいし、今日はここまでにしとくか~」

提督(っと、最上は寝てるんだったな。静かに行こう)

―――――ガチャ

提督(そーっと…そーっと……)ソロリソロリ

最上「んぅ………てーとく………」

提督「……起こしちゃったか?」

最上「………むにゃむにゃ」スヤァ

提督「なんだ、寝言か………」

最上「ていとくぅ……ていとくぅ………」ウーン

提督「……どんな夢見てるんだろう」

最上「………てーとく……だぁいすきだよ……………」

提督「……俺も、大好きだよ」ナデ

最上「………えへっ…………」ムニャムニャ

提督「………さて、俺もさっさと寝るか~」

最上「……………///」
最終回近いというか、今日で終わりでした。

言われて気づきましたが、ここちょうど一か月くらいになるんですね………「もうそんな経ったのかぁ」という感じです。

モガミンの追加ボイスが可愛すぎた勢いで始めたのに、ここまで続くとは思ってもいませんでした。

でもまあ、無事完結できたのでよかったかなと思います。

それでは、お付き合いいただきありがとうございました。
元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433689207/

-最上, 三隈, 鈴谷