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金剛 榛名 摩耶 磯風 浜風

【榛名SS】提督「俺もそろそろケッコン(仮)するぞ―――ッッ!!!!」【艦これ】

2017/09/14

提督「う~む……大本営からケッコン(仮)の書類一式と指輪がとどいたのだが……」

提督「どうしたものかなぁ~……うーん……」
提督「俺が提督に就任して約半年。幾重もの戦いを乗り越えた結果、所属してる艦娘達と確かな絆を得るようにまでなった」

提督「だから俺自身、ケッコンするのもやぶさかではない。しかし……」
提督「指輪は一つだけ………つまり一人だけとしかケッコンできないということ」
提督「ぐぬぬ……俺は一体誰と結婚すれば……?」

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提督「何人か気になる艦娘はいる。その中から一人選ぶとなると……う~む!」

提督「みんな可愛くていい子ばかりだし……」

提督「あぁ~~! 俺はどうすればいいんだ―――ッ!!」
ガチャリ
榛名「失礼します。報告書の提出に―――ってあれ? どうされたのですか提督?」

提督「あっ、榛名……」

――――――

―――
榛名「なるほど。ケッコン(仮)について悩んでおられたのですね」

提督「ああ。情けない事にこの手の事になると俺は優柔不断でさぁ……どうしても一人決められなくて………」

榛名「なるほど…そうですね………」
榛名「………」
榛名「提督……榛名は提督のことを信じています」

提督「えっ、榛名……?」

榛名「提督はこれまで正しい判断をしてくれました」

榛名「鎮守府の運営。艦隊編成の采配及び戦闘指揮。それらを常に最良の手を選び。榛名達を導いてくれましたよね」

榛名「その甲斐もあり、これまで誰も撃沈することなく深海棲艦相手に勝利し続けることができました」

榛名「だから榛名は提督のことを信じています。貴方なら間違った判断はしない」

榛名「この鎮守府にとって、よりよい結果になるための決断をしてくれるはずです」
榛名「ですからたくさん考えて、我々の中から選んでください」

榛名「榛名は提督のことを……信じていますから」
提督「榛名………」

提督「ありがとう榛名………お前のお陰で何だか元気がでたよ」

榛名「提督の力になれたのなら、榛名は嬉しいです」

提督「ああ、本当にありがとうな………よーし! ちゃんと誰にするか考えるぞ―――ッ!」

榛名「………」
榛名「ところで提督。ケッコンをした艦は燃費が減るという話は本当でしょうか?」

提督「ああ、そうらしいな。具体的には燃料弾薬の消費が15%軽減されるとか」

榛名「…そうなのですか」
榛名「………」

榛名「ちなみに、榛名はよく食べますよ?」

提督「えっ?」

榛名「榛名はよく食べると言ったのです」

提督「え、えっと……まぁ、そうだな。お前は戦艦だし……」

榛名「はい。しかも改二になってから一層食べるようになりました」

提督「ま、まぁ……そうだな」

榛名「はい。長門型に匹敵するほどの大食いになってしまいました」

提督「まぁ、その分パワーアップしたんだし……多少はね?」
榛名「でも大食いは大食いです。一部の提督は、その消費を抑えるために改二にしないで運用する方もいるとかいないとか」

提督「そりゃまぁ、人それぞれだし……」
榛名「このままだと、榛名のせいで鎮守府が火の車になってしまう可能性も……」

提督「いや、ウチは資材には余裕あるし……そんな心配は―――」

榛名「なので至急対策を練る必要があります」

提督「だからその心配は必要なry」

榛名「どこかに艦娘の燃費を減らす事の出来る方法はないでしょうか?」

提督「………」

榛名「どこかに艦娘の燃費を減らす事の出来る方法はないでしょうか?」
提督「………」

榛名「どこかに艦娘の燃費を減らす事の出来る方法はないでしょうか?」
提督「………三回も言うのか」
提督「ええと……は、榛名?」

榛名「榛名は……提督が正しい判断をすると信じています///」

提督「ここでその台詞を言うか……」
榛名「では、失礼します………待ってますから///」
タッタタタタタッ
提督「………」
提督「物凄く露骨に催促された………」
――――――――――――

――――――
提督「まさか榛名があんなにも露骨に催促して来るなんて……」

提督「まぁ、でも。榛名には色々と助けられてるし。燃費が悪いというのも本当だし」

提督「何より俺も榛名の事大好きだし………」
提督「う~ん……少し安易かもしれないけど、榛名の希望通りこの指輪はあいつに―――」
ガチャリ
摩耶「おーい、提督。いるかー?」

提督「あれ、摩耶?」
提督「どうしたんだ? 何かあったのか?」

摩耶「それがよぉ~……ってそっちもどうしたんだ?」
摩耶「なんかシケた顔してんぜ?」

提督「いや、その―――」
摩耶「ん? なんだよその書類と箱は?」

提督「あ、ああ……これはケッコンカッコカリ用のやつで………」
摩耶「ああ、それつけたら練度が限界超えて上げられるってアレか………ま、アタシは興味ねぇな」

提督「そ、そうか」

摩耶「ま、どうせお前のことだ。誰に渡すかでウジウジと悩んでんたんだろ?」

提督「うぐっ! そ、それは……」

摩耶「やっぱりな………ったく、そんなのさっさと決めろよな! 男らしくパパッとよ!」

提督「そ、そうだよな……う~ん……じゃあやっぱり榛名で―――」
摩耶「………」
提督「あっ、そういえば摩耶は何しに来たんだ?」

摩耶「ああ、そうそう。忘れるところだったぜ………おい、提督! 最近アタシを酷使し過ぎじゃねぇのか?」

提督「えっ、どういう意味だ?」

摩耶「アタシを戦闘に参加させ過ぎだって意味だよ!!」

提督「そ、そうかな……?」

摩耶「そうだよ!! 夏のSN作戦しかり、重要海域攻略の時はいつもアタシを編成に加えてるじゃねぇか!!」
提督「そういえばそうだったかも………」
摩耶「赤疲労でも無理矢理アイス食わせて出撃させやがって………アタシを消耗品か何かと勘違いしてねぇか!?」

提督「す、すまんかった! ウチの鎮守府で対空カットインできるのお前しかいないからつい………」
摩耶「まぁ、この摩耶様が強いからっていう理由はわかるけどよぉ。それにしたって限度ってもんがあんだろうが!」

提督「す、すまない……」

摩耶「これじゃあ資材にも優しくないだろ。鎮守府が火の車になっても知らねぇからな」

提督「いや、流石にそれは心配ないよ。普段から遠征とかは欠かさず手配してるから黒字運営になってるし」
提督「それにお前は特別燃費悪いわけでもないから、そこは心配する必要ないよ」

摩耶「だったらこれ見ろよ」ボスっ
提督「ん? なんだこの書類は?」
摩耶「この鎮守府に所属してる全艦娘の出撃回数と、消費資材を月ごとにまとめたやつだよ」
提督「!?」

提督「うわ、なにこれ凄い!! 月ごとの消費資材量と出撃回数の平均などがまとめられている上、グラフなどもわかりやく配置してあって……これ全部摩耶が作ったのか!?」

摩耶「へへーん♪ これぐらいこの摩耶様にかかればチョチョイのチョイよ!」

提督「いやこれ凄く苦労しただろう……excelで作ったぽっいけど凄いな……」ペラペラ
摩耶「それよりも三ページに書かれてる総消費資材量の結果を見てみろよ。そこに書いてあるグラフに最も燃料弾薬を消費してる艦娘が書かれてるだろう?」

提督「あっ、うん………」

摩耶「そこで一か月に一番資材を食ってる艦娘の名前書いてあるだろ。何て書いてある?」
提督「……摩耶になってるな」

摩耶「そういうことだ。アタシが戦艦ほど食べなくても、出撃回数が多いからこうなるんだ!」
提督(でも、なんかこれ計算間違ってる?)

摩耶「このままだとアタシのせいで鎮守府の資材がスッカラカンになる危険性があるわけだ」

提督「いや、だからちゃんと黒字運営にしてるから別に―――」

摩耶「どこかに消費燃料を減らす方法はねぇのかな~?」チラッ

提督「………」

摩耶「どこかに消費燃料を減らす方法はねぇのかな~?」チラッ
提督「………」
摩耶「どこかに消費燃料を減らす方法はねぇのかな~?」チラッ

提督「お前も三回言うのか………」

摩耶「まぁ、そういうわけだから。何かいい対処法考えておけよ提督」

摩耶「鎮守府のためだ……ある程度のことならなんでもしてやるかよ…///」

提督「ま、摩耶……それって……」
摩耶「じゃ、じゃあ……アタシはもう行くよ……待ってから早く考えろよな!///」

タッタタタタ

提督「Oh……摩耶までも……」
――――――――

―――
提督「まさか摩耶までもがあんなに露骨に催促するなんて……」
提督「この書類、一生懸命に作成したんだろうな……慣れないパソコンを使って一生懸命に……」

提督「……そう考えると、とても摩耶の気持ちを無下にできない……うぐぐぐ!」
提督「でも指輪は一つだけ………摩耶を選んだら榛名が……」

提督「お、俺はどうすれば………!」

磯風「どうした司令? 浮かない顔をしてるな」

提督「い、磯風!?」

磯風「ずいぶんと悩み苦しんでいるようだが、何かあったのか?」

提督「え、ええっと……そ、その……」
磯風「もしや噂のケッコンカッコカリについて悩んでいるのか?」

提督「もう噂になっているのか………」

磯風「大かた、優柔不断な司令のことだ。誰とケッコンするか決められないでいるのだろう?」

提督「くっ……! そ、その通りだ……」

磯風「そんなことではこの鎮守府を預かる身として失格だぞ司令」

磯風「司令官たる者、迅速なる判断と決断力が求められる」

磯風「私的な案件とはいえ、即決できない弱い精神でどうする? 軍人として恥ずべきことだ」

提督「ううっ……耳が痛いな……」

磯風「貴方の事を想ってる者のためにも、さっさと決断するべきだ」

提督「ぐぬぬ………正論だぁ~……で、でもよぉ~……!」
磯風「………」
磯風「ところで司令。話は変わるが―――」

磯風「この磯風もよく食べるぞ?」
提督「は?」

提督「な、なんだって?」

磯風「この磯風もよく食べると言ったのだ。つまり燃費が悪い」

提督「いや、そんなことないだろ!? お前は駆逐艦だから全然食べないだろうが!」

磯風「いや、よく食べる」

提督「いや、食べない食べない」

磯風「食べる」

提督「いや、食べないって!」

磯風「睦月型やまるゆに比べれば食べるッ!」

提督「ほとんどの艦がそうだろッ!?」

磯風「あと今回の秋イベでは我々駆逐艦が出番が多いとのことだ」

磯風「となると、いくら燃料消費が少ない駆逐艦といえど、積み重なれば相当量の消費が予想される」

磯風「故に、せめて一隻だけでも至急燃費を減らすことが必要だと思われるが?」チラッ

提督「………」
磯風「一隻だけでも燃費を減らすことが必要だと思われるが?」チラッ

提督「………」
磯風「一隻だけ至急燃費を減らすことが必要だと思われるが?」チラッ

提督「………だからなんでみんな三回言うんだよッ!?」

磯風「司令の迅速な決断を期待している……///」

提督「いや…だから磯風―――」
磯風「それでは失礼する………早く決めるんだぞ!///」
タッタタタタ
提督「………」
提督「結局こうなるのかYO!?」
―――――――――

――――――

提督「やべぇよ…やべぇよ…まさかあのお固い磯風までもがああだなんて……」
提督「益々選びずらくなっちまった……というかどんどん状況が悪化してね?」
提督「しかし磯風のやつ……あれで遠まわしに言ったつもりだったか? 榛名と摩耶に比べてあまりにもお粗末過ぎて微笑ましくも思えるわ!」
提督「あぁ~~……心がイソイソするんじゃぁ^~~!」
提督「――ってアホな事言ってる場合か!! 早くこの状況をなんとかしないと!」
提督「だがしかし……ぐぬぬぬ!」

浜風「何独り言を言ってるのですか、提督?」

提督「うおっ!? は、浜風!?」

浜風「顔色がよろしくないみたいですけど………大丈夫ですか?」

提督「あ、ああ……大丈夫だよ。心配してくれてありがとうな」

浜風「もしかして、噂のケッコンカッコカリの件で悩んでいるのですか?」

提督「やはりお前も知っていたか………」
浜風「心中お察しします。そのような重大な事柄、決断するのはさぞ難しいことでしょうから」

提督「そうなんだよぉ~~! おまけに榛名達が露骨に催促しまくるから余計にさぁ~~!」

提督「ううっ、本当どうすりゃいいんだか……」
浜風「…………」
浜風「私から一つ言えるとしたら…それは―――」
浜風「駆逐艦からは選ぶべきではないということですね」

提督「えっ、なんで?」

浜風「我々駆逐艦は元から燃料弾薬消費が少ないです。なのでケッコンカッコカリの恩恵は大して受けれません」

提督「まぁ、そうかもしれんけど、別にだからといって―――」

浜風「ですから選ぶにしても、主力となってる戦艦や空母を選ぶべきだと思います」

提督「う、う~~む……」
浜風「………」

浜風「でも………そのことを踏まえた上で……」
提督「ん?」
浜風「私を選んでくれたのなら……その時は―――」
浜風「全力で奉仕いたします………か、身体で………///」

提督「!?」
提督「えっ、ちょ、おま!? は、浜風……そ、それって……」

浜風「我々駆逐艦は夜戦が得意ですから………///」

提督「なにその意味深な言いぶりは!?」

浜風「え、選んでくれたのなら……提督の好きなプレイを……な、なんでもします……///」
提督「」ゴクリ!!
浜風「そ、そういうことなので……検討しておいてください」
浜風「で、では失礼します……/// ま、待っていますので!///」
提督「えっちょ!? は、浜風!?」
タッタタタタタタッ
提督「お、おおっ………」
提督「あの真面目な浜風があんなこと言ってくるなんて……うっ、ムスコが―――!!」ムクムク
提督「ってアカン! これどんどんドツボにハマってる気がするぞ!! このままじゃ修羅場待ったなしだ!!」
提督「もういっそ、このまま誰ともケッコンしないというのも一つの手か? でも、それであいつらが納得してくれるとはとても………」

提督「うぐぐぐ…だ、ダメだ! 妙案が思い浮かばない……」
ガチャリ
金剛「HEY! 提督ぅ―――ッ!」
提督「うおっ、金剛!?」

金剛「聞きましたヨー提督ぅ! なんでもケッコンカッコカリについて悩んでいるとかナントカ!」

提督「う、うん……まぁ、そうなんだけど」

金剛「だったら話は簡単デース!」
金剛「この私とケッコンしてくだサーイ♪」
提督「うおっ!? ここにきてドストレートに!?」
金剛「ワタシは提督のことを誰よりも愛していまス!!」
金剛「この溢れるばかりのバーニングラーブは、誰にも負けないネーッ!!」

金剛「ですから提督………私とケッコンしてください……///」
金剛「ワタシ……ずっと、提督のお傍にいたいデース……///」

提督「あ、ああ………」クラックラッ
提督「ここに来てそんなド直球で愛を伝えられなんてしたら……と、ときめいてしまうじゃないか………ッ!」
提督「ああっ………指輪を持ってる手が勝手に金剛の方へと……」フラフラ
金剛「提督……嬉しいデース///」
ガチャリ
榛名&摩耶&磯風&浜風『ちょっと待った―――――ッッ!!!!!』

提督「!?」
摩耶「なに抜け駆けしてやがんだ金剛!!」

磯風「そうだ!! しかもこんな司令に強要するやり方!!」

浜風「フェアじゃありません! それに露骨すぎます!」

榛名「例えお姉さまが相手だとしても、許せません!!」
提督「お、お前らいつの間に……」

金剛「フッ………提督に直接愛を伝える事も出来ないチキン達が何をほざいてるデース?」

四人『うぐっ!?』

金剛「所詮、アナタ達などワタシのバーニングラーブに比べたらユーエレファントノーエレファントに過ぎないネー!」

浜風「え、エレファント……?」

提督「金剛、それを言うなら有象無象じゃ……?」
金剛「Oh-! そうでシター! アハハハハハハッ♪」
磯風「有象無象………だと?」ゴゴゴゴゴゴゴ

摩耶「面白ぇ……試してみるか?」ゴゴゴゴゴゴゴ

榛名「お姉さまといえど許せません………!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜風「酸素魚雷……装填完了……!」ゴゴゴゴゴゴ!
提督「お、おい! や、やめろお前達!! ここは室内なんだど―――ッ!!??」

金剛「望むところデース! まとめて蹴散らしてやるネー!! ヘイカマーン!!」
提督「お前も煽るんじゃない!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

提督「あわわわわわ!! こ、このままでは……俺の鎮守府は何もかもお終いだぁ!」
提督「で、でも俺一人じゃこの五人を抑えるなんてとても―――」

瑞鳳「あれ? どうしたのこの騒ぎ?」
提督「おおっ、瑞鳳!!」

提督「いい所に来てくれた! 実はカクカクジカジカで………」
瑞鳳「ケッコンカッコカリ………なるほどね」

提督「そういうわけだからお前もみんなを止めるのを手伝ってくれ!」

瑞鳳「………」
提督「ん? 瑞鳳?」

瑞鳳「………」
瑞鳳「ねぇ、提督。私と――――」
瑞鳳「―――ケッコンすりゅ?///」
提督「すりゅうううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッッッッッッ!!!!!!!」

五人『!?』
提督「あっ、やべ………つい、条件反射で………」
瑞鳳「えへへ…よかったぁ~♪ じゃあ、早速ケッコンしましょ♪」
提督「ま、待て瑞鳳! 一旦落ちついて―――」
五人『………』ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
提督「お、お前らも落ち着けェッ!! これ以上気を高めるなぁッ!!」
ガシャン!!
提督「お、おおお落ち着けェッ!! や、やめろぉぉぉぉッッッ!!!!」
チュドーン!! ドガガガガガガガ!!! ドカーン!!
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

――――――――――――

―――――――

―――

★翌日☆
提督「はぁ~…やれやれ。昨日は大変だったなぁ……なんとかみんなを抑えられたけど、おかげで鎮守府が半壊状態だし」

提督「でも結局のところ、俺がハッキリと選ばなかったのが一番悪いんだよなぁ~…」

提督「早く一人を選らんで渡さないと……でも俺は六人とも同じぐらい好きだし―――」
提督「ああもう!! 本当俺ってやつは優柔不断だな!! 自分で自分が嫌になる!」
提督「くそぉ…一体どうしたら……?」
ガチャリ
???「失礼します。ここの鎮守府の提督さんは貴方でしょうか?」
提督「えっ、誰だあんたは!?」

???「どうも初めまして。私、通りすがりの緑の事務員という者です」

提督「み、緑の事務員………?」

緑の事務員「はい。本日からこの鎮守府にてお店を開くことになったので御挨拶に参りました」

提督「俺の鎮守府で店を!? そんな話聞いてませんが………」

緑の事務員「こちらが大本営からの書類です」

提督「あっ、本当だ……ちゃんと元帥閣下のサインもついてる……」
緑の事務員「というわけで、本日から私もここで働くことになりますのでどうかよろしくお願いします♪」

提督「は、はぁ………」
提督「明石のアイテム屋がすでにあるのに………大本営は何を考えてるんだ?」
緑の事務員「それはそうと提督さん。貴方、ケッコンカッコカリについて悩んでおいでですね?」

提督「ど、どうしてそれを!?」
緑の事務員「フフフッ、私はなんでもお見通しなんですよ♪」
緑の事務員「艦娘とケッコンしたいけれど誰か一人を選ぶ事は出来ない。できることなら全員とケッコンしたいどさえ思ってる……そうでしょう?」

提督「そ、それは………」
緑の事務員「そんな提督さんの苦悩を解決する方法はただ一つ。それは―――」

緑の事務員「六人まとめてジュウコンすることです♪」
提督「!!」
提督「いや…でもそれはちょっと……」

緑の事務員「何を躊躇う必要があるんです? これで万事丸く収められるじゃないですか」

提督「で、でも俺は無課金提督なので……」

緑の事務員「そんなことにしがみつても意味ありませんよ。素直に指輪を購入すれば全て解決するじゃないですか」
提督「で、でも! 指輪は一つ700円もするんですよ! 少し高くはないですか?」

緑の事務員「本物の指輪に比べたらはるかに安いじゃないですか」

提督「そりゃそうですけど……」
提督「今持ってる指輪は一つ。みんなとケッコンするにはあと五つ必要……つまり3500円もかかるって計算じゃないですか」

提督「正直高いですよ………それだったらまだ母港拡張等に使った方が……」

緑の事務員「なるほど……確かにそういう考えもありますね」
緑の事務員「だったら提督さん、逆にこう考えるんですよ」
緑の事務員「3500円払えば―――無料でジュウコンできる!!」

提督「!!」

緑の事務員「そうですよ提督さん。3500円払えば、本来700円×5の金額が必要なジュウコンも無料でできるんですよ」

提督「す、凄い……なんてお得なんだ!!」

緑の事務員「それだけじゃありません! なんと所定の金額を払うことにより、母校拡張等も無料でできるのです!!」

提督「な、なんだって―――ッ!!??」
緑の事務員「もうウジウジと悩む必要はありませんよね、提督さん?」

緑の事務員「さぁ、そこに夏目や樋口や諭吉があるでしょう? することはわかりますよね?」

提督「はい! ありがとうございます事務員さん! 俺、早速アイテム屋に行ってきます!」
提督「そして3500円払って、無料でみんなとジュウコンして幸せになってきます!」
提督「ありがとう緑の事務員さん! ありがとう………本当にありがとう―――ッ!!」
タッタタタタタタッ!!!

緑の事務員「………クククククク」ニヤリ
緑の事務員「このSSをお読みの提督のみなさん。艦隊これくしょん~艦これはDMM内にて絶賛稼働中です」

緑の事務員「無料でもお楽しみできますが、課金する事により一層楽しめるようになりますよ」

緑の事務員「今なら、所定の金額を払うことにより、無料で艦娘とのケッコン及び母港&ドッグ拡張等も行えます」

緑の事務員「秋イベも間もなく始まります。ぜひ、これらのサービスを活用して海域を攻略してくださいね♪」

終わり

これで終わりです。クソSS失礼しました。

秋イベに向けて、気合入れの意味も込めて書きました。

艦これ初めて数が月経ちましたが、未だに嫁艦が絞り切れません。
このSSで出た六人以外にも
大鳳、海風、江風、天津風、浦風、木曾に最近大型で建造できたビスマルクなど………って俺の嫁候補多すぎィっ!?

 

元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1447844218/

-金剛, 榛名, 摩耶, 磯風, 浜風