艦これSSまとめ-キャラ別これくしょん-

艦隊これくしょんSSのキャラ別まとめブログ


長良 那珂 吹雪 陽炎 秋月

【秋月・陽炎】吹雪「色んな水雷戦隊に移転してみよう」【艦これSS】

このSSには一部独自設定を含みます
ご了承ください
吹雪「げほっげほっ!!おええっ…!!」

秋月「動かないの…もう…身体が…あああ…っ」

陽炎「骨が…筋肉が…関節が…砕ける…!もういやぁ…!!」

神通「情けないですね。まだ訓練が始まって10時間も経ってないじゃないですか。」

神通「せっかく年に一度の大イベント『特別企画!わくわく夏の水雷戦隊24時間耐久訓練』なんですよ。いつもの2時間のトレーニングより12倍長くてうれしいですよね。」

神通「はい、じゃあ次は続けて1000回腕立て行きますよ!私についてきてー。」バッバッ

吹雪「ひぃ、ひぃ…」フラフラ

神通「この後は私とグラウンド200周マラソンレースをして、その次はみんな大好き射撃訓練です。」

神通「さぁ、これからも頑張りましょう!あ、水分補給は各自忘れずに好きなタイミングでとってくださいね。」

秋月「あぁぁ…あああ…」フラフラ

陽炎「死ぬ…このままじゃ私、殺される…」フラフラ
・・・

吹雪「…ってなことが先週あってさー。どう思う!?瑞鶴さん!」

瑞鶴「あはは…大変よね、駆逐艦のあなたたちはいつも厳しい訓練があって…」

プリ「私、重巡として生まれてよかったって本当に心の底から思う…」

陽炎「あんな訓練、普通の人間じゃ絶対にできないわよ!神通さんは私と同じ人間なのになんであんなことできるのよ…」

瑞鶴「うーん、艦娘だからじゃない?」

秋月「そもそも私、あの戦争では水雷戦隊に所属してなかったはずなのに、なんで私もこんなことしなくちゃいけないんですか!」

プリ「それはまぁ、今はどんな駆逐艦でも水雷戦隊に所属されるような時代だから…」

吹雪「はぁ…もうやだ…駆逐艦やめて楽したい…」

陽炎「瑞鶴さん、なんかいい方法とかない?」

瑞鶴「そうねー…駆逐艦やめるのは無理と思うけど、考えられる方法は…」

瑞鶴「部隊の移転願いでも提督に出してみたら?神通さんは特に厳しい部隊だって噂だから、離れればどこかに楽な部隊があるかもよ?」

吹雪「おお!それだよ瑞鶴さん」

秋月「さっそく提督のとこに頼みに行きましょう!」
【移転 那珂の水雷戦隊へ】

吹雪「司令、私たちは部隊の移転を申請します!」

提督「しょうがないなぁ」

秋月「ありがとうございます!」

陽炎「さーんきゅ!」
那珂「さー、今日もはりきって訓練はじめちゃうよー!」

吹雪(と、いう訳で那珂さんの水雷戦隊に来たよ)

秋月(那珂さんはアイドル…きっと訓練もゆるいはずです!)

陽炎(神通さんの姉妹とは言っても訓練はきっとそこまで厳しくないはず…ちょうどいい感じの水雷戦隊よね)

吹雪(期待だね)

那珂「じゃあ、さっそくアイドル式の訓練するね!」

那珂「まずは、体力づくり!グラウンドを…」

那珂「軽く10周かな!みんな頑張ってねー」

吹雪(おお!やっぱり訓練内容は比較的緩い!)

陽炎(予想通りね…これはやったわ)
秋月「ゴールです!」

那珂「10周終っわりー!お疲れさま!はいポカリでも飲んで」

陽炎「ありがとうございます!」

那珂「次は…そうだねぇ…」

那珂「腕立てでもやろっか!さくっと50回がんばろー」

吹雪「うん…回数はちょっと多いけど神通さんと比べたらよっぽどマシかな」バッバッ

那珂「腕立て終わったら次は背筋を50回!頑張って!」

秋月「はあはあ…よし、頑張ります!」バッバッ

那珂「背筋も終わった?お疲れちゃん!なら次は腹筋を50回ー!」

那珂「その次はジャンピングスクワット50回!足腰を鍛えないとダンスは踊れないよ!」

秋月「ひぃ、ひぃ…」

陽炎「はぁ、はあっ…」

那珂「それが終わったら次はダンベルを使ってトレーニングするね!まずは縦に素振り100回をー!」

那珂「その次は横にも素振りを100回!体を動かしてどんどん自分を磨こうね!」

陽炎「いや、ま、待って…!」

吹雪「まだ…まだ訓練やるんですか…!?」

秋月「なんか、訓練、長くないです…?」

那珂「ふえ?何言ってんの吹雪ちゃんたち」

那珂「これくらいアイドルなら当たり前じゃん?もっともっと頑張ってよー」

秋月「えええっ!?」
那珂「アイドルは自分との体力勝負…一切の妥協は許されないよ」

那珂「活動の時以外はとにかく自分の体を磨かなくちゃ。油断は絶対しちゃいけない。日頃の長期的なトレーニングが積もってこそアイドルは輝くの」

那珂「那珂ちゃんの水雷戦隊はこれをモットーにしてるんだから!このモットーはアイドルとして大切なんだよ!ねー、、のわっち!」

野分「はい!那珂さんの言う通りです!」

吹雪(うわぁ、那珂さん超真面目!!)

陽炎(やっぱり那珂さんも神通さんの姉妹…別ベクトルでスパルタだったんだ!)

那珂「神通ちゃんはよく短い時間で一気に体に負担をかける訓練をやってるけど、那珂ちゃんはそれはあんまりよく思ってないんだよね」

那珂「一日のトレーニングはゆったりでも長く8時間!じっくり戦える体力づくりをやっていかなくちゃ!」

那珂「アイドルは長く戦える体力があってこそナンボだし、艦隊戦でも夜戦まで戦いが持ち込んだ時は体力いるし。こっちの方がいいと思わなぁい?」

吹雪「…」

陽炎「…」

秋月「…」

那珂「じゃ、次の訓練メニューに入るから」

那珂「えっと次は…」

吹雪(陽炎…)

陽炎(そうね、また別の部隊に移転しましょ…)
【移転 阿武隈の水雷戦隊へ】

提督「は?もう移転したいの?」

吹雪「いろいろありまして…」

提督「あー、まぁいいけどさ」

提督「てか川内はスルーすんの?神通・那珂と来たら次は川内の出番じゃ…」

秋月「川内さんはちょっと…」

陽炎「そんなとこ行ったら昼夜逆転生活がやってくるのが目に見えてるわよ」

吹雪「私もあの時にもう川内さんの水雷戦隊を経験してるんで…」

提督「ま、まぁな…」
阿武隈「じゃー訓練始めまーす!」

潮「はーい」

電「なのです!」

曙「ふん…」

吹雪(と、いう訳で次は阿武隈さんの水雷戦隊にきちゃいました!他の子もいっぱいいる!)

秋月(うん、絶対楽ですよね!この人なら!)

陽炎(しかもここにいる子はおとなしめの娘ばっかり。楽なのはもう折り紙付きよ!)

阿武隈「えーと、今日のトレーニング内容なんですが!」

阿武隈「さっそくまずはマラソンから始めたいと思います!」

阿武隈「いつものように自分たちが走りたい周を走りたいだけ走ってね!じゃあいくよー!」

暁「はーい!」

吹雪(おお、やっぱり内容は超ゆるい!ゆるゆるだね!)

陽炎(マラソンで走る周回を決めないとか、どんだけ甘い訓練なのよ!)

秋月(私決めました!私ずっとこの部隊に所属したいです!)
阿武隈「よーい、どーん!」

曙「よっ、よっ…」タッタッ

潮「ふっ、ふっ…」タッタッ

阿武隈「1周目…2周目…みんな頑張ってー」タッタッ

吹雪「いやー、これは楽だわー…」

陽炎「ほんと…最初からここに来ておけばよかった…」

吹雪「ところで、みんなはこれどれくらい走るつもりなの?」

秋月「そうですね、すぐ抜けるのもアレなんで、みんなが走るのをやめだしたら私たちも抜けましょう!」

陽炎「そうね、それがいいでしょー」
阿武隈「5周目…6周目…」タッタッ

秋月「これくらいゆとりを持った訓練をいつもやりたいですね」

吹雪「うんうん。阿武隈さんはいい旗艦だよ」
阿武隈「18周目…19周目…」タッタッ

陽炎「ふぅ…ふぅ…」

吹雪「そろそろ疲れてきたなぁ…」

秋月「ん…?他の皆さんも誰一人として脱落してませんね…」
阿武隈「69周目…70周目…」タッタッ

秋月「はぁ…ふぁぁ…」ヘロヘロ

吹雪「あれれ…おか…おかしい…」ヘロヘロ

陽炎「こっ…こんなに走ってるのに…なんで…なんで誰もまだ脱落してないのよ…?」
吹雪「ね、ねぇ…あ、曙ちゃん…」

曙「何?走ってる途中に話しかけないでほしいんだけど」

吹雪「曙ちゃん、これ…まだ…走るの…?」

曙「はぁ?当たり前じゃない」

曙「あんなちんちくりんな旗艦に負けたくはないんだもん。阿武隈が抜ける前に脱落するなんて、そんなの私のプライドが許さないわ」

吹雪「はぁ…??」

陽炎「じゃ、じゃあ暁や電はどれくらい走るつもり…?」

暁「阿武隈さんが止まるまでかな。マラソンで途中で脱落するなんて、そんなのレディーにふさわしくないわ」

電「1人だけ抜け出すと目立って恥ずかしいのです…」

秋月「な、なら潮さん…」

潮「阿武隈さんの頑張りに応えたいので。皆さんと一緒です」

吹雪「…」

陽炎「…」

秋月「あぁ…そっか…」

吹雪「この水雷戦隊は…こういう…」
阿武隈「…よし!150周!」

阿武隈「私つかれた!私ここで抜けるね、お疲れさま!」ピタ

曙「はぁ…はぁ…今日も阿武隈に勝ったわ!」フラフラ

暁「私もまた一人前に近づいたわね!」フラフラ

電「疲れたのですー…」フラフラ

潮「おつかれ…さまでした!」フラフラ

吹雪(なるほど、阿武隈さんはメンバーの心理を利用した、考えつくされた訓練をやってるのか…)

陽炎(これある意味一番きつい訓練だ…今まで阿武隈さんのこと心の中でバカにしててごめんなさい…)

秋月(てか阿武隈さん、疲れたとか言いながらあんまり疲れ果てた様子じゃありませんね…)

吹雪(あんなのでも神通さんと同じ軽巡だし…みんなが疲れたあたりで止まってくれたんだよ、きっと……)

陽炎(…吹雪、この部隊はどうする?)

吹雪(そうだね、また移転しよう…)
【移転 長良の水雷戦隊へ】

提督「また移転願い?」

秋月「ごめんなさい…」

提督「あのー、お前らさ。なんでこんな頻繁に移転してんの?普通はできないんだよ?わかってる?」

吹雪「ほんとごめんなさい…」

陽炎「色んな水雷戦隊に行ってみたくて…」

提督「あぁ、自分の行き場に迷ってるのか…?ならそうだな、俺のおすすめを言えば龍田の水雷戦隊とかあるんだが…」

吹雪「いやです!!」

秋月「その人だけは丁重にお断りします!!」

陽炎「龍田さんはこわいんで!!」

提督「な、なんで即答なんだ…」
長良「今日も訓練するよー!」

由良「ビシバシいくからね!」

名取「あの、あの、お願いします!」

吹雪(今度は長良さんの部隊に来ちゃったね)

秋月(ここは長良型の水雷戦隊旗艦の3人が一緒になって訓練するんですね)

陽炎(ねえ、長良さんたちってガチガチの体育会系じゃなかったっけ…?吹雪、なんでここに移転願いをだしたの?)

吹雪(それはもちろん、あの人が体育会系だからこそだよ)

陽炎(え?)

吹雪(長良さんたちはさわやかな体育会系。意外とこういう人こそが厳しすぎない丁寧な指導をしてくれると思うんだ)

秋月(あっ確かに…。体育に詳しいからこそ、肉体を傷つけないよう適度な運動を心がけているのかもしれません)

吹雪(肉体のエキスパートなら、一番いい訓練を知ってるはずだもんね!もしかしたら優しい部隊の可能性も大きいんだよ!)

陽炎(そっか、なるほど!それはいい目の付け所だわ!)
長良「まずはストレッチから始めるよ!体を伸ばすのはたいせーつ!」

由良「急な激しい運動はよくないわ。まずは念入りに体を温めてからね!」

名取「腕を伸ばしたり、足を伸ばしたり、全身をほぐしてください」グイグイ

吹雪(ほら!丁寧に指導してくれてる!さすが長良さん!)

秋月(いいですね、本格的な筋トレって感じがします!)

陽炎(でも筋トレなら、やっぱりこの後は重い訓練が待ってるってことは…)

吹雪(その可能性もあるけど、まだわかんないよ!私は長良さんに懸けるんだから!)
名取「皆さん、ストレッチ終わりましたか?」

長良「じゃあストレッチはこれくらいにして、今日も肉体の訓練を始めようね!」

長良「…とその前に、ところでそこの3人はうちでのトレーニングは今日が初めてだっけ?」

陽炎「!」

秋月「あ、はい」

長良「えっとね、うちの訓練はね、トレーニング器具を使った訓練をやってるの」

長良「とりあえずその器具の使い方を教えるから、ちょっとこっち来て」

秋月「トレーニング器具?」

陽炎「ま、まさか…」ゴクッ

吹雪「来るの…?厳しい訓練が…」
長良「じゃーん、これを見て!」

秋月「?」

長良「これはチェストプレス!とりあえず器具の代表的なものとしてこれを紹介するよ!」テテーン

長良「見てわかると思うけど、この器具は重りのついたこのレバーを押したりすることを繰り返すことによって体を鍛える器具なんだ」

長良「で、器具を使うことで一番大切なのは負担の設定なんだけど、それはここのレバーを変えると重さが変えられるんだ!好きな重さに調整して使ってみてね」

陽炎「…まさか、それはとにかく重い設定にしろってことですか?」

長良「違う違う!馴れてないのにそんなことしちゃ危ないよ!」

長良「重さ設定は自分がちょっと重いって思うくらいのレベルがちょうどいいんだ。まぁ陽炎ならだいたい20~30kg設定がいいんじゃない?」

長良「馴れたら自分の体重より上の重さ設定にしたりして、どんどん高みを目指してみるのがいいかもね」

陽炎「おおお…!」

秋月「長良さんやさしい…!やさしいです!!」

陽炎「さすが体育会系…後輩たちにとっても親切だよ…!」

吹雪「やった…!とうとう私たちは桃源郷の水雷戦隊を見つけたんだ…!」
長良「それじゃ、私たちは向こうでペンチプレスやってるから、また何かあったら呼んでね」

吹雪「はい!」

秋月「いいですね、長良さんの部隊!」

陽炎「自分のペースでやらせてくれて、旗艦も優しくて、しかも訓練も身になる…なんて理想的な部隊なの」

吹雪「じゃ、私たちも訓練をはじめよっか!」

秋月「はい!」
吹雪「よっ、よっ」ガチャンガチャン

秋月「よいしょ、よいしょぉっ…」ガチャンガチャン

由良「長良、新人ちゃんの指導おわった?」

長良「うん、私たちの方も筋トレを始めよっか!」

名取「ってことは長良、今日のペンチブプレスはあれに挑戦するの?」

長良「うん!今日こそ持ち上げるよ!目指すは自己ベストの更新!」

長良「230kg!!やってみせるよ、私!」

由良「期待しているわ!」

長良「いく…よっ」

長良「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガッ!!!

吹雪「!?」ビクッ

秋月「!?」ビクッ

陽炎「!?」ビクッ
長良「くっ…!」

長良「うあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!はぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ギイイイイッ!!!!!

長良「ぐううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!まだ10cmしか持ち上がってないけど…一旦降ろすうううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」グググググッッッ!!!!!
ガチャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!

ガァアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
長良「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…!!!!」

長良「くっそー!やっぱり重い!」

由良「長良負けないで!私も一緒に自己ベストの突破に挑戦するから!!」

由良「重さは180kg!!いくわよ!!!」

由良「てぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」グイィィィィ

長良「おお!由良やるぅ!」

名取「私も2人には遠く及ばないけど、自己ベストに挑戦しようかな…100kg、初3ケタ…」

名取「気合いいれて…」

名取「んううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!やぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」バァァァァッッッ!!!

長良「すごい、名取まで…!」

長良「っふふ…、私も、ネームシップとして負けられないね…」

長良「もう一度!!いくよ!今度こそ!!」

長良「でりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」グオオオオォォォォォォォォ!!!!!!!!
ガチャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!

ガッッッッッチャァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!

ダァアアアアアアンッッッッッッ!!!!!!!!!

ドゴォオオオオオオオン!
吹雪「…」

陽炎「…」

秋月「…体育会系特有の、気合いを入れるための大声と、体に負担をかけまくるための荒々しい筋トレ…」

吹雪「…これ、旗艦のプレッシャーと実力ががすごすぎて私たちがついていけないパターンだ…」

陽炎「あの人たちすごすぎでしょ…」

秋月「長良さんたちの体幹ってどうなってるんですかね…」
【移転 矢矧の水雷戦隊へ】

提督「まだ属したい部隊が見つからないの?」

吹雪「本当にすみません…」

秋月「ご迷惑をおかけします…」

提督「ああもう…いやこれはこの際いい機会だ」

提督「色んな部隊を見て、一番いい部隊を見つけてそこに入りなさい」

陽炎「ありがとうございます…」
吹雪「ってことで、矢矧さんの部隊に来たんだけど…」

陽炎「あの人の姿が見えない…」

秋月「一体どこに行ったのでしょうか…」

吹雪「訓練開始の時間なのに、いないね…」

能代「あ…」

能代「いたいた!おーい!みんなー!ごめーん!!」

吹雪「?」

陽炎「矢矧さんじゃなくて能代さんが来たわね?」

秋月「あれ能代さん?ここは矢矧さんの戦隊じゃ…」

能代「あのねー、その矢矧のことなんだけど…」

能代「矢矧、スケジュール管理ミスっちゃったみたいで、間違えて出撃に行っちゃったみたいで…」

陽炎「!?」

能代「それで代役として、私が本日の訓練をすることになったから…」

能代「みんな、今日は一緒に頑張りましょう!」

陽炎「…」

秋月「なるほど、ここの部隊はこういう…」

吹雪「今までの水雷戦隊とは正反対に、グダグダな感じの…」
能代「まぁ適当にマラソンでもしましょうか」

能代「10周グラウンドを走ります!」

陽炎「あ、それでもやっぱり訓練内容は楽なのね」

吹雪「この辺はポイント高いよ!」

能代「じゃあ、位置についてよーい…」

阿賀野「…ん?」

阿賀野「能代ー!何やってんの??おーい、やっほー!!」

能代「ふえ、阿賀野姉!?どうしてここに!?」

吹雪「!?」

陽炎「!?」

秋月「え、阿賀野さん!?」
秋月「阿賀野さん…初月にお世話になった人…」

吹雪「いやなんでこのときに阿賀野さんが来たの…」

陽炎「とんでもない乱入者…」
能代「あの、阿賀野姉、今は訓練中なんだけど…」

阿賀野「訓練中…!そっか、だからここに駆逐艦の子がたくさんいるのね!ちょうどいいや!」

能代「ちょうどいいって、何が…」

阿賀野「ねえねえ、私、サンドイッチ作りすぎちゃって、能代にあげようとおもってたんだけど…駆逐艦のみんなも食べる?」

秋月「!?」

吹雪「!?」

能代「ふあぁ!?阿賀野姉、私の話聞いてた!?今訓練中だって言っ…」

五月雨「わーい!サンドイッチくださーい」

磯風「そうだな、訓練は始まったばかりだが休憩といこうじゃないか!」

阿賀野「うん!食べて食べてー」

陽炎「!?!?」

能代「ちょ、ちょっと皆も!?えええ!?」

浜風「サンドイッチ、私にもおひとつください。お願いします」

阿賀野「もちろんいいよ!みんなに1個ずつね!」

春雨「ありがとうございます…あっ!中身はたまごサンドですか!手間かけてますね、美味しいです!」モグモグ

阿賀野「うふふ、ありがとっ」

能代「あのー、阿賀野姉…」

阿賀野「えー。だって矢矧も訓練でいつもこういうことやってるんだよー?だから私だってやっていいじゃーん」

能代「え!?そうなの!?」

秋月「…」

陽炎「…」

吹雪「この部隊、すっごいグダグダだね…」

陽炎「訓練を全くしないってのも、これはこれでいやだな…」

秋月「また移転しましょう…」
【移転 夕張の水雷戦隊へ】

提督「次は夕張んとこ行くの?わがままだなぁ…」

吹雪「まぁ、はい…」

提督「けど…その、なんだ」

提督「悪いことは言わん…夕張は確かに史実でも水雷戦隊旗艦だったが、あいつだけはやめといた方がいいと思うが…」

陽炎「え…」
皐月「重い重い重い重い!!!なにこれぇ!こんなのやだああああ!!!」

夕張「我慢して!せっかく駆逐艦用の新兵器10連装主砲を作ったんだから積んでよ!」

皐月「ひぃぃぃぃ!!!」

夕張「あ、卯月にはこれあげる!積んで!!」

卯月「うわぁ!?これMLRS!?元はWG42だったはずぴょん!?なんでMLRSになっちゃったの!?」

夕張「ガン○ム試作2号機っているじゃん?それをヒントに艦娘にも幻の中距離支援用装備プランを流用できないかなって思って」

卯月「これは戦○の絆じゃないっぴょおおおん!!!」

吹雪(…予想はしてた)

秋月(試作兵器運用は夕張さんの十八番…こうなりますよね…)

陽炎(…私たちには、何を積めって言われるんだろ…)

夕張「あ、あなたたちには…そうだね…」

夕張「うーん、この駆逐艦にも積める試作型艦載機でもテストしてもらおうかな」ズシーッ

吹雪「うえええええん!重いいいい!!」

秋月「飛行機は大きくて駆逐艦には積めないですー!」

陽炎「もうやだこの部隊ー!」
【移転 酒匂の水雷戦隊へ】

陽炎「夕張さんにモルモットにされたぁ…」

提督「だから言ったのに」

提督「あ、そうそう。もう残る水雷戦隊旗艦は酒匂で最後だから」

提督「これ終わったらどこの部隊がいいかの結論をちゃんと出してね」

吹雪「ええ!?」
酒匂「いらっしゃーい、あたしの部隊に!」

吹雪(最後は酒匂さんかぁ…)

秋月(この前の矢矧さんの姉妹艦の人ですよね。またぐだぐだしそう…)

陽炎(しかも史実の方でも実戦無しの人だし…きっとこの部隊はきっと最大級にゆるゆるな部隊よね…)

吹雪(これ終わったら所属する水雷戦隊を決めなくちゃいけないのに。困るなぁ)

酒匂「じゃあ、訓練はじめていこー!」

陽炎「はぁーい…」

酒匂「まずは、そうだねぇ…」

酒匂「そうだ、あれからやっていこう!」

吹雪「?」
酒匂「これ持って」

吹雪「え?」

秋月「何ですか?これ」

酒匂「米俵」

陽炎「は?」

酒匂「20kg分。抱えてね」

吹雪「は…?」

秋月「ちょ…ちょっと…」
吹雪「お…重い!重い重い!!」ズシーッ

陽炎「この状態で走ったらやばい!腰が!!砕けそう!!!」

秋月「ひぃぃ…!これ艤装よりもよっぽど重い…!!」

吹雪「あれはよくあるSF的な不思議科学力で軽量化されてるけど、米俵はまずいって…!」

酒匂「よーし、みんなちゃんと持ったみたいだね!」

酒匂「それじゃ、このまま走り込みいくぴゃん!30キロくらいは走るよ!」

吹雪「!?!?!?!?」

陽炎「ふぉぉぉ!?!?」

秋月「なんですって!?」

酒匂「えっ?これ普通の訓練だよ?」

吹雪「は!?ふつっ…!?」

秋月「こ、これがですか…!?!?」
吹雪「あが…あが…ぐぁぁぁ…!!」フラフラ

秋月「きついっ…!これきついです…!!」フラフラ

陽炎「死ぬ…!まずい、ほんとに腰が砕けて死ぬぅ…!!」フラフラ

酒匂「我慢して!耐えて!頑張って!!」

酒匂「この訓練は体力はもちろん、根性と精神力も一緒に鍛えることを目的としてるんだ」

酒匂「戦場はいつ劣勢になり、そしていつあたしたちが残された最後の戦力になるかはわからないの」

酒匂「そうなったときにあたしたちに一番必要なのは、最後の最後まで身を粉にしてまで戦えるような精神力なんだよ」

酒匂「たとえ追い詰められても、何もできなくても、見知らぬ土地で殺されても、その水雷魂は捨てちゃいけない」

酒匂「それがあたしたちの役目、水雷戦隊の生き様なんだ!だから頑張れ、頑張れー!」ダッ

吹雪「うがあああああ!!!」

陽炎「死ぬううううううううう!もういやああああ!!」

秋月「ひゃあああああああああ!!うわああああああああああ!!」

酒匂「ぴゃん、ぴゃん!」タッタッタッ
吹雪(げ、限界…)

吹雪「」バタッ

酒匂「!?」

陽炎(あ、吹雪が倒れた…なら私も…)

秋月(私も…倒れましょ…)

陽炎「」バタッ

秋月「」バタッ

酒匂「あれ、倒れちゃった…?まだ1キロも走ってないのに…」

吹雪(うう…ここは死んだふりしよう、死んだふり…)

陽炎(ここ、訓練の濃度が神通さんよりきっつい…!このままじゃ本気で駄目…!)

秋月(このまま訓練が終わりますように…!終わりますように…!!)

酒匂「…」

酒匂「ごめん、言っとくけど私、阿賀野おねーちゃんや矢矧ちゃんみたいに甘くないから…」

酒匂「ねえ、ばればれだよ?さぼろうとしてるのが」

吹雪「!?」ビクッ

酒匂「あたし、これでも提督から任命された水雷戦隊の旗艦なの。楽なように訓練することなんて考えてないから」

酒匂「あの戦争で実戦経験が無くても、それを補えるだけの訓練を積むのがこの部隊のやり方なの」

酒匂「わかったなら立って。訓練を再開するよ」

陽炎「…ぁ」

秋月「…ぅ」

酒匂「立って。早く」

吹雪「…」ヨロヨロ

陽炎「…」ヨロヨロ

秋月「…」ヨロヨロ

酒匂「じゃあ続きね。ついてきてー」タッタッタッ

吹雪(流石だ…流石は最後の水雷戦隊旗艦酒匂…まるで前世の無念を晴らすかのような厳しい訓練だ…!)

陽炎(その心がけは確かにわかるし素晴らしい…だけどさ…)

秋月(厳しすぎるのは…いやです…)
【移転】

吹雪「ただいま、司令官…」

提督「おかえり吹雪。これで一通りすべての水雷戦隊を経験したようだな」

提督「で?どの部隊がよかった?どこに所属したいか決めた?」

陽炎「あぁ、それは…」

秋月「どこでも似たようなものってことがわかったので…」

吹雪「あそこの…水雷戦隊に所属したいです」
神通「はーい、では今日もはりきっていきましょう。」

神通「今日の訓練は2時間連続マラソンです。さぁ全速力で行きますよ。」ダッ

吹雪「ひぃ、ひぃぃ…!」

秋月「結局帰ってきちゃいましたね…ここに…」

陽炎「なんだかんだでやっぱりここが落ち着くわ…」

吹雪「厳しいけどね。最初にいた部隊だし…」

陽炎「変に移転なんかする必要なかったのよ。信頼してる旗艦のもとにいるのが一番ね」

秋月「これからも、ここで頑張っていきましょうか!」

神通「こらこら、あんまり私語はしちゃいけませんよ?」

秋月「あっ、すみません!」

陽炎「ごめんなさーい!」

吹雪「ああ!待って神通さーん!」
こうして、私たちはまた水雷戦隊の一人として働くことになりました
訓練は厳しいけど、またイベントも近いし、駆逐艦限定海域とかあったら嫌だからこれくらいは鍛えとかないとね
だったら神通さんくらいの訓練がが実は一番ちょうどいいのかも。それはよくわかんないけど…まあいっか
さぁ、神通さん!今日も訓練をよろしくお願いします!

おしまい
【おまけ】

龍田「え?うちの戦隊の訓練ですかー?別に、普通のことをやってるだけだけどー…」

雷「そうね!龍田さん見た目は怖いから敬遠されてるけど、訓練は真面目に普通だし、あんまりキツいこともしないしさらに私たちのこともちゃんと気遣ってくれるからいい部隊だわ!」

響「ここは実にハラショーな部隊だ。そのゆるさから龍田幼稚園の通り名もあるよ」

龍田「こ、こら二人とも!」
江風「川内さんの部隊もいい感じだぜ。まぁ基本夜戦しかしないンだけど」

時雨「川内さんは訓練終わりにいつもいろんなものを奢ってくれる。いい人だよ」

萩風「この前は居酒屋にも連れてってくれましたね。素敵な方で、頼れる人です」

嵐「ま、昼はこんな感じに寝てばっかだけどなー。はははは!」

川内「ZZZZZ…」
おわりです。それぞれの水雷戦隊の姿を妄想してみたかったのです。
それにしてもプレイヤーによって水雷戦隊の旗艦は誰にしてるか違ってそうですよね。ここは好みがはっきりとわかれそう…
とりあえず依頼出してきます
元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469778716/

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