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龍田 天津風 時津風

【天津風SS】明石「出来ましたよ提督!天津風ちゃんが成長するスイッチです!!」【艦これ】

2016/12/17

明石「提督だけが小さくなるウィルスを鎮守府内にばら撒いてしまいました!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450011802/

これの~続きっていうやつ~?みたいな~?
明石「作っちゃった♪」

夕張「くれ悪、じゃぞい♪」

提督「悪用以外の何があるの?」
明石「いっせーのーで」

明石「ああああ手が滑ってついスイッチを押してしまったあああ!!!!!!」バンバンバンバン!!!

提督「手が滑ったってレベルゥ!!??」

夕張「手が滑ったなら仕方がない」

明石「不可抗力ってやつですね」

提督「いっせーのーでっていってたね!!?思いっきりタイミング合わせてきてたよね!!?押す気満々だったよね!!?」
キャーーー!!!!
ウオォ!!?アマツカゼ!!?
提督「天津風!?くっそ大丈夫か!?」ダッ!!

明石「あ」

夕張「今行くと…」

アマツカゼダイジョウブカ!?
キュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!???//////////////////////////////
バチンッッッ!!!!!
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
夕張「天津風ちゃんがあの服着たまま成長しちゃったらつんつるてんになるの当たり前じゃあないですか~」

明石「色んなところ見えちゃうに決まってるじゃあないですか~」

夕張/明石「「本当何やってるんですか~」」ハァ~

時津風「しれー、怒んないのあれ?」

提督「…頬と心の痛みで怒る気も失せてるよ…」
ガラッ

龍田「着替え終わったわよ~、ほら天津風ちゃん?」

天津風「う、うん…」///

時津風「お~でかい天津風が龍田さんの服着てるよ」

提督「…」

龍田「成長した天津風ちゃん、とてもスタイル良いから、私より似合ってるんじゃないかしら~」
時津風「うん、似合ってるよ~ねえしれー?」

提督「お、おう…」

時津風「も~まだぶたれたこと気にしてんの?」

天津風「ご、ごめんなさい!だ、だけどいきなりあなたが来て…びっくりして…」

提督「いやいや、それはもういいんだ、気にしてないし全面的に俺の思慮が足りなかった」

提督「ただ…」チラッ

天津風「?」

提督「…いや、なんでもない」
時津風「…あ~そういえば、天津風はいつ戻るの?っていうか戻せるの~?」

明石「そこらへんは無問題です!」

夕張「一週間たったら戻りますよ」

時津風「ふ~ん、だってしれー」

提督「…ああ」

時津風「…」
天津風「あ、でもこの体で艤装って付けられるのかしら?」

明石「☆MU☆RI☆」

夕張「そもそもサイズ合わないし!!」

提督「お前ら大丈夫!?頭かち割る!?」

龍田「まあまあ落ち着いて~」

時津風「どーどー」
龍田「もうこうなってしまったものは仕方ないわ~、しばらくは秘書艦の仕事に専念してもらうのはどうかしら~?」

提督「ん…まあ、そうだな、うん」

天津風「出撃、出来なくてごめんなさいあなた…その分秘書艦の仕事頑張るから」

提督「…あ、ああ、よろしく頼む」フイッ

時津風「…」

天津風「あなた?」

提督「あ、いやいや、なんでもない。そうだな、悪いが秘書艦の仕事頼むぞ」

天津風「ええ、よし!そうと決まれば早速仕事!先に行ってるわねあなた!」タッタッタ
提督「…」

時津風「…へたれ」ボソッ

提督「!?」ビクッ!
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

~6日後

時津風「は~~~」

北上「なになにそんなふか~いため息ついちゃって、幸せ逃げちゃうよ~?」

時津風「ため息したくらいで逃げる幸せなんて求めてない~」

大井「まあ、どうせ提督と天津風のことでしょ?」

時津風「正解、名探偵」

大井「北上さんへの愛に生き、愛を探し続ける名探偵よ…」

北上「何言ってんの?」
時津風「…ま~しれーの天津風への対応がさ、ちょっとね」

大井「天津風が成長しちゃってから、露骨に避けてるっていうか…」

時津風「目を合わせようとしないの、へたれ」

北上「…ま~まだ子供だと思ってた娘が、いきなり成長して、そんでかなりの美人ときたもんだ」

北上「そりゃまあ、今までとは違う気持ちになるよね、戸惑うよね。そろそろ慣れろよって思うけど」
時津風「天津風もさ、私に相談してくるの」

時津風「『私、この身体になってから、あの人に避けられてる気がするの…なんでかな…』って」

北上「あ~答え知ってる分面倒くさいねそれ」

時津風「そう、いやしれーは恥ずかしがってるだけのへたれなんだよ~って言ってもさ」

時津風「『ううん、きっと私がなにかしちゃったの…どうしよう…』ってさ」

大井「面倒くさいわね…」

時津風「もー…もー!!」バンバン

北上「どーどー」
大井「二人とも、身体は大人でも、そういうところは本当子供ね…」

北上「天津風の面倒な部分と、提督のへたれな部分が見事に合わさってもうどうしようもないね」

時津風(…そうじゃなくてもさ、ちゃんと向き合わないと、本当の想いなんて到底届かない)

時津風(なにも届かないから、相手は勝手に想いをねつ造する、大抵はマイナスの方向に)
時津風「…は~、もう、めんどくさ」
。。。。。。。。。。。。。。。

<司令室>

提督「天津風が可愛すぎる」

龍田「…」

提督「いや違うな、成長したことで"可愛い"から"美しい"に変化している」

提督「ということは、天津風は美しいということだ」

提督「な?」チラッ

龍田「な?じゃないわ~ぶん殴るわよ~」
龍田「何~そんなこと伝えるために私を呼んだのかしら~?」

提督「龍田ならこういうこと言っても養豚場の豚を見るような目をしながら、なんだかんだで最後まで聞いてくれる優しさを持ってるからかな」

龍田「私の事そんなに理解ってくれて嬉しいわ~でも最後に槍が提督の頭にぶっささるっていう部分が抜けてるわよ~」

提督「いやでも龍田も悪いだろ…なんで成長した天津風にお前の服着せてんだよ…似合うに決まってるだろ、馬鹿かお前天才かよ…」

龍田「そんな矛盾した気持ちを伝えられても…」
提督「とりあえず、そんな理由であいつのこと正面から見られないんだよ…」

龍田「あら~こんな美人ぞろいの艦娘達を指揮する提督とは思えないセリフね~、美人は見慣れてるんじゃないの?」

提督「なんだよその言い方…」

提督「あのな?あいつは多少落ちついているが、まだまだ幼さが残る子供だったんだよ」

提督「そういうあいつに対しての、俺達にとっての距離の取り方…丁度いい二人の距離ってのがあったんだよ」

提督「それが急に、成長して、大人になって…」

提督「いつもと違う体型、いつもと違う目線、いつもと違う声色…」

提督「いきなり、今までの"いつも"と違うあいつがいるんだ、そうなるとなんていうか…戸惑うんだよ」
龍田「…」

提督「いつもの、二人の距離が変わってるような気がして、近いのか、遠いのか、まったくわからないんだ」

龍田「…だから、目を逸らすのかしら?」

提督「…今、あいつを真正面から見てしまったら、二人の距離を間違えてしまいそうで…あいつの事、傷つけてしまわないか、なんてこと、思ってしまうんだ」

龍田「は~馬鹿じゃないかしら~今、提督が天津風ちゃんにしている行動こそが、天津風ちゃんを傷つけてしまってるのに」

提督「…馬鹿だよな~自分でもそう思う」
龍田「というか~そんな小難しい理由つけなくていいから、素直に”好きすぎて、恥ずかしくて見れません”って言ってくれればいいのに」

提督「だって好きなんだもん!!」

龍田「キモッ」(なんだもんじゃないわ~気持ち悪いわよ~)

提督「本音も建て前もきつい!!」
。。。。。。。。。。。。。。。

天津風(この身体になってから、あの人に露骨に避けられてるっていうか、目を合わせてくれない)

天津風(時津風は恥ずかしがってるだけっていうけど、本当は私が何かしちゃったんじゃないかしら…)

天津風(それとも、成長した私のこと…)

天津風(好きじゃ…ないのかしら…)

天津風(…)
天津風(あれ、司令室にだれか…)

提督「---!!」

龍田「~~~~」

天津風(あの人と、龍田さん?)

提督「…ダカラ…ソレデ」

天津風(…楽しそうにしゃべってる…)

龍田「ソーナノー…ヘー…シヌ?…」

天津風(いいな…)

提督「まあ、そういうわけでさ…」
提督「天津風と一緒にいるの、辛いんだよ」

天津風「え」

天津風(…え、今、なんて…)

天津風(私と…一緒…辛い…え?)
天津風【それとも、成長した私のこと…】

天津風【好きじゃ…ないのかしら…】
天津風「イヤッ…」

天津風(嫌…!!!)ダッ!!!
時津風「やってやるやってやるやってやるぜ~♪っと、ん?」

時津風(天津風だ、なんかこっちに向かって走ってきた)

時津風「天津風?」

天津風「あ…時津風…」

時津風「何走って…どうしたの目真っ赤だよ」

天津風「あ、いやなんでも…」

時津風「なんでもないわけないじゃん、明らか泣いてるよね」

天津風「!?泣いてなんか…本当に違う、なんでもないから!!」

天津風「!!ごめん」ダッ!!!

時津風「ちょっ!天津風!!?」

タッタッタッタ…

時津風「…チッ」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

提督「天津風の行動一つ一つがさ、なんか妙に洗練されてんだよ成長してから」

提督「だけど、その中にも変わらない部分があるというか、天津風らしさがあるというか」

提督「例えばお茶を飲むときの動作とか、姿勢とか湯呑の持ち方とか、すごく綺麗なんだけど」

提督「あいつ熱いと飲めないから、フーフーして冷まそうとすんだよね」

提督「そこがさ、成長してからの美しさとのギャップでさ、すっげー可愛くてしょうがなくて」

提督「今すぐ抱きしめたくなる衝動を押さえてるの、ず~~~っと」

提督「これがさああああ辛いんだわああああああ!!!」

龍田「わあここまでだから何?って言いたくなる話も無いわね~気持ちが悪い」
バタンッ

時津風「しれーいる?」

提督「ん?いるけどどうした?」

時津風「どうしたじゃあないよ、さっき天津風がさ、泣きながら走っていったんだけど」

提督「…何?天津風が?」
時津風「ねえ、もしかしてさ、…なんかひどい事したんじゃない?」

提督「してない!!あ、いや今までその、避けていた部分は…あるが」

龍田「じゃあ、何か言ったんじゃないかしら?」

提督「言ったって何を…あ」

提督「あれ、聞かれてたってのか…?」

提督「まさか…」
時津風「思い当たることがあるなら四の五の言わずさっさと行く!!港の方走ってたから!!」

提督「あ、ああ!わかった!!」ダッ!!

時津風「…しれー!!」

提督「な、なんだ?」
時津風「ちゃんと正面から向き合わないと、届かないよ」

提督「…ああわかったよ」
タッタッタッタ…

時津風「は~もう、めんどくさー」

龍田「でも、よかったんじゃない?」

時津風「…まあ、きっかけがあれば、二人は大丈夫だからね、なんであれ」
。。。。。。。。。。。。。。。。。

<港>

天津風(やっぱり、私といるの、嫌だったんだ、辛かったんだ…)

天津風(だから、目を逸らしてたんだ、避けてたんだ。私の事)

天津風(成長した私の事…嫌いだから)

天津風(うう…もう嫌、嫌だよ…)
提督「天津風!!」ハァハァ

天津風「っ!?」

提督「いた…本当に港にいたわ…よかった~」ハァハァ

天津風「…嫌」ダッ!

提督「あ、ちょっとまて天津風!!」ガシッ

天津風「嫌…嫌!!」

提督「頼む、逃げないでくれよ!!」
天津風「逃げないでって…私のこと嫌いなんでしょう?だから避けてたんでしょう?目を逸らしてたんでしょう?」

天津風「だったらもう、放っておいてよ…」

提督「違う!!あ、いや、お前の事を避けていたのは事実だ、謝る」

提督「…すまない」
天津風「でも、私のこと…成長した私の事…嫌いなんでしょう?」

提督「それは違う!!」

天津風「…う、嘘」

提督「嘘じゃない!こっちを見てくれ!!」ガシッ!!

天津風「っ!?」

提督「もう目を逸らさない!!背けないから!!」
天津風「あ…」

提督「…なんか、お前の目を見たの、久しぶりだな、成長しても変わらない」

天津風「う、うん…私も久しぶりに見た…あなたの目」
天津風「あの、聞いちゃったの、あなたが、私といるのが…つ、辛いって」

天津風「だから、私…」

提督「すまない…あれはだな、え~っと…」

提督「…」
提督「お、お前の事が!好きだから!は、はは恥ずかしくて見られなくて!!」///

天津風「…」

天津風「…え?」///

提督「その、一緒にいるとさ、色々な衝動がだな、お前に対して、その、…色々したくなるんだよ!!」

提督「それを我慢するのが、辛いって…そういう、意味…です」
天津風「い、色々…し、したくなりゅ…?」///

提督「あ、ああ」(噛んだな)

天津風「わ、私に?」///

提督「ああ、そうだ」

天津風「…私のこと、成長した、大人の私の事…嫌いじゃない?」

提督「ああ、嫌いじゃない」

天津風「…好き?」
提督「好きだ、お前の事」

提督「大人のお前も、子供のお前も、好きだよ」
天津風「…遅いわよ、もう。明日には私、戻っちゃうのに」

天津風「せっかく、大人になれたんだから、子供じゃできない、色々なことがしたかった」

提督「…また会える、少し先、少し未来で、会えるよ」

天津風「…うん、そうだったね、時を重ねて、また会えるんだよね」

提督「ああ、だから…」

天津風「うん、待ってる、待ってるね」

天津風「だから、必ず会いに来て」
天津風「愛しいあなたを、待っています」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

~翌日

提督「お前らの給料6か月の間5割減がーく!!!!!!♪」

明石「ふっざけんなー!!!!!!♪」

夕張「すっとらいき!Hey!!!すっとらいき!!!Hey!!!!!」

提督「Heyじゃないが」
明石「っていうかー提督も美味しい思いをしたじゃあないですか~」ブーブー

夕張「そうです~むしろ昇給してもいいくらいの功績です~」ブーブー

提督「まあ確かに、その点については否定はしない」

明石「ほう?やけにあっけなく認めますね?」

提督「因みに、この資料見てみろ」ピラッ

夕張「なになに…先週あたりに急にガクッと数が落ちているグラフが書かれていますね」

提督「これな、鎮守府の資材量を日数ごとにグラフ化したもの」

明石「え」
提督「いやー龍田がそこらへんしっかり管理してくれてて、そんで先週龍田と協力してそこらへんしっっっっっっっかり調べたんだよね」

提督「あれれ~先週あたり、スイッチが作られたところからいきなり資材が減っているぞ~?おっかしいな~?」

夕張(あれ?あのスイッチって私たちが密かにちょろまかして集めた資材から作りましたよね!?)

明石(え、ええ提督に報告してた数とは別で保管していたもののはず…でもこの資料の数字は確実に私達がちょろまかしてた数も合わせた数字!!)

夕張(ま、まさか…)

龍田「あれれ~どうしたのかしら~?顔色が悪いわよ~?」ニッコリ
明石/夕張「「ひぃ!!龍田さん!!?いつの間に!!?」」ビクッ!!

龍田「うふふ~そんなことどうでもいいじゃな~い?」

龍田「そ、れ、よ、り~?」

提督「ま~さ~か~?」

龍田「私たちが~?」

明石/夕張「「あ…あ…」」ガクガク

キ ヅ イ テ イ ナ イ ト デ モ オ モ ッ タ ?
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

<司令室>

提督「ああ、やっぱ戻ってるか…」

天津風「なに、心惜しいかしら?」

提督「まあ、な。龍田の服よく似合ってたから」

天津風「…今の内に貰っておこうかしら…」

提督「まじ?」

天津風「き、着るのは大人になってからよ!!」
提督「あ~いや、はは、そうだな。楽しみが増えたよ」

天津風「もう…」

天津風「…早く会いたい?」

提督「ああ、まあだけど、ゆっくり行くさ」

提督「今のお前も、好きだしさ」
天津風「そう…うん、そうね」

天津風「それじゃあ、ゆっくり行きましょう、私と、一緒に」

天津風「私も、未来のあなたに、会いたいから…」

天津風「一緒に、会いに行きましょう」

 

終わり。

じゃあの
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-龍田, 天津風, 時津風