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扶桑 熊野 若葉

【艦これSS】提督「僕はボトラーです」【熊野・扶桑】

2016/12/27

※ペットボトルに小便をする というような行為に嫌悪感のある99%の方はご注意ください

※ペットボトルの尿を飲んでしまう というテンプレは1人にだけあります
このお話をはじめるにあたりなぜ僕がペットボトルに尿を溜めるようになったかというと
着任した鎮守府の設備は非常に整っていて艦娘用の部屋が70あまり、多目的ホール食堂体育館カラオケBOX
映画館水族館遊園地育児室授乳室遊具スペース小学校中学校高校まで完備もう箱モノ行政感丸出しの花丸満点
でありますがその設置方針は女性専用車両的な何かでつまりつまるところ男子トイレがありません。

僕はどちらかと言うと自分の主張を言えない人間です

自分が我慢すればいいや と思ってしまう人間です。

また非常に恥ずかしがり屋でもあり、いわゆるひとつの自意識過剰型 な人間であります。

そんな僕が着任日『男子トイレどこ?』と初対面美少女に聞けるわけもなく、女子トイレに入る蛮勇もなく
捜索途中に限界を迎えた尿意を手持ちのペットボトルに放出してしまったのは必然であります

翌日、男子トイレがそもそも存在しない!! ことに気が付き設置を依頼しようとするも
提督「HAHAHA 男子トイレ一丁プリーズ」

明石「そういえば無いですね。了解…ところで昨日はどうやって用を…」

提督「」
という展開になるのが怖くて言い出せませんでした

言い出せないまま半年が経過しました

僕はボトラーのままです
睦月「如月ちゃ~ん お茶これくらいでいい?」

ジョボ ジョボジョボ……

如月「うーん。もっといっぱいちょうだ~い 溢れるくらい♪」

ジョボボボ…ボッ……ポッ……ピチャピチャン

艦娘達の楽しそうな声を聞きながら…
今日も百均に売ってる無名メーカーの1Lお茶ペットボトルに尿を放つ

500mlでは溢れる恐れが 2Lでは職場にあると違和感が

その点適切サイズ1Lボトル
また無名メーカーのものなので色の差異を見咎められないことが利点
着任3日目 「その生茶やけに黄色いですね司令」 と言われた時は膝が震えました

いや、あの時バレていれば逆に幸いだったのかも

今頃トイレの1つや2つ建造されていたのであろうから

半年間尿をプラスチックの円錐に放つことはなかったのだろうから
無論 僕が男子トイレないのに大小をどう処理しているか
疑問に思われたらその段階で終わりであります

なので極力シモに繋がる単語は言わないように

具体的に言うと神通巻雲はドロップ即解体 念には念をと雪風やまるゆも解体

また人のペットボトルに口付けそうな小悪魔系艦娘
川内とか衣笠とかむ、武蔵とか あと無邪気なお子様は遠征へ

雷・龍驤・阿賀野等お節介やきそうなあたりも遠ざけ 比較的慎み深い連中で一軍編成しています

具体的には

戦艦:扶桑山城
空母は正規空母全滅で飛鷹鳳翔さん
重・軽巡洋艦:熊野筑摩と由良
潮若葉初霜の駆逐艦 が一軍メンツ

古鷹がこの間まで一軍でしたが
「皆さんお茶でもいかがですか?」と僕の尿を皆に振舞おうとしたので外しました
どんなテロ行為でしょうか

初雪もこの間まで一軍でしたが
綾高に入れた尿を怪訝そうに見ていたので外しました
経験あるのでしょうか

時雨・夕立・朝潮も一軍候補でしたが他の鎮守府に転任させました
ワンコっぽい子が嗅覚までワンコだったらたまりません
時津風はそもそも一軍候補になりません

このメンツでは作戦行動に支障が出ると思う人もいるかもしれません
でも僕にはボトラーという秘密を守るほうが大切なのです
熊野「提督 「ひゃっきん」でお茶と牛乳を買って来ましたわ」

提督「御苦労」

彼女は秘書艦の熊野であり、僕がボトラーであるということを知る唯一の人物
また僕が知る自分以外唯一のボトラーです。

もっとも彼女をボトラーと言うのは少々過大解釈な気がしないでもなく
彼女は箱を使うのでハコラーとでも呼ぶべきです。

「花をつむ」なぜこの言葉がトイレに行く行動なのか。これは諸説あるがその中で
『貴族がおまるを使う際に庭に出るため』というものがある

ヨーロッパでは不特定多数が使う「トイレ」普及は近年のことでありそれ以前はおまるが一般的であった
当時のドレスがなぜあのように裾が広いのか…
それは中におまるを入れて用を足すためである。

零戦が空を飛ぶこの20世紀中盤、この風習は影が薄くなってきたものの廃れてはおらず
現に1909年建造の迎賓館赤坂離宮にはトイレが数個しかない

不特定多数が使う排泄部屋など古き良き貴族にはそぐわないと言える証拠である
高貴な人間は自らの排泄を自らの所有する道具で行うのだ

そして熊野財閥の令嬢である自分はその掟にしたがっているだけ
断じて潔癖症で他人が座った便座が嫌なだけではない

…というのがハコラーさんの言い分であった

それならば堂々とその旨を公言すればいい

でも彼女の箱 ド高いお菓子でも入ってそうな高貴な箱を小腹のすいた僕が開けてしまった時
僕もボトラーであることを告白しなければ彼女は自害していたと思う。

あの時の彼女の声裏返りっぷりは普段の百倍凄かった
もう一回くらい聞いてみたいものだ

熊野「なにをにやにやしていますの …気持ち悪い」

現在は秘密という名の弱みを共有し合う緊張感漂う関係です
ここで申し開きしておかなければいけないこととして大便の処理があります
流石の僕もペットボトルで済ませる度胸はなく入りそうもなく
いや、おーいお茶の2Lの大口径のならいけるかな? それはさておき

着任1日目は我慢
着任2日目は多摩のネコ砂を羨望の眼差しで見つめ
着任3日目は艦娘たちの菜園でやっちまおうかと葛藤

最終的には牛乳パックやカップ麺の容器に落ち着きました
使用後はきちんと海に沈めて処理を行っています

ペットボトルに関しては面倒なので40本くらい貯めておいたところ
お節介にも掃除してくれた雷に見つかった過去もありこれも3日に1度の処分を心がけています
その際はお茶の買いだめで押し切った。
翌日雷は他鎮守府に異動させました。

牛乳パックについては当初、通常ルートで購買していたところ
「牛乳パックはちゃんとリサイクルしてね 資源ごみ出てないよ」と雷指摘が入ったため
隠れて買うようにしている
これは執務室を掃除される前の週の話であった
そういえば艦娘って遠征時とかトイレどうしてんだろ?
オムツァーなのか海だからそのままやっちまうのか我慢しているのか

阿呆なことを考えていると執務室のドアが叩かれた

熊野「入ってもよろしくてよ」

秘書艦が促すとドアがそっと開き

扶桑「戦果報告失礼します 今日も5-3の攻略失敗いたしました…」

提督「そうか。体を休め翌日に備えろ」

高速戦艦が鍵を握る5-3。だがうちの鎮守府に高速戦艦はいない。
ボトラーという名の十字架を負う私には彼女らのような女性は御し難いのだ

金剛榛名のような提督LOVE勢は不適当。夜這いとかしてきてボトリング中だとヤバイ
比叡のような体育会系女子は許容不可。「一口ください」とか言ってペットボトルに手をつける
霧島のような知性派?もダメだ。行動を分析中に男子トイレがないことに気がつくかもしれん

扶桑「その…提督 さしでがましいようですがやはり高速戦艦をご利用されたら…」

提督「うちの戦艦は君と山城が主力だ」

扶桑「提督…… 戦艦扶桑 次はご期待に答えます」

いつになく気合いの入った敬礼をすると扶桑は戻って行った。
どうでもいいけどあんな図体でトイレの個室入れるのかな? まさか同士?

熊野「いやいや艤装外せばいいだけですわ」

提督「ああそうか」

考えていることが顔に出ていたらしい

熊野「私たちは所詮異端児 仲間はそうそう見つかりません……けどけど 他人と同じ便器を使うなんて」

「耐えられない」という言葉を聞きながら思いました。

いえ、僕は男子トイレがないだけです。
鈴谷「鈴谷だよ!賑やかな艦隊……でもないね! まぁよろしくね!」

鈴谷がドロップしました

鈴谷「あっ この艦隊熊野いるんだ! しかも秘書艦! やるじゃーん」

熊野「ええ…まぁ」

鈴谷「部屋おんなじになっよね? 仲良くしよーぜぇ」

提督「部屋は別だ」

鈴谷「はい? それおかしくね? 基本的に同型艦は同室っしょ?」

提督「うちの方針に従えないと?」

鈴谷「……わーったよ。じゃ指定の部屋に待機してるからさ」ションボリ

熊野「お礼を言わなければいけませんね」

提督「一人部屋じゃないと困るよな 排泄的リアルな話」

熊野「ええ…」

提督「とりあえず追いかけて行ってフォローしてやれよ」

熊野「ふふっ もし男性の副官が来た時には同じようにお助けしてあげますわ」

そう言って熊野は鈴谷の後を追って行きました。

「フォローしてやれよ」と言いつつ肩を叩こうとした手をものすごく回避して

あとどうでもいいけど男の副官が来た時点で『男性トイレがない』という事実明るみになって
今まで僕がどうしてたのって話になってなんかもうおしまいですわ。世間的に
潮「てい、てい 提督! 大変です!」

普段は物静かな潮が息を切らせ、慌てた様子で執務室のドアを開ける
大変なのは君のクーパー靭帯だよ ボトリング中に思いだしたら標準外れるだろうまったく

提督「それでなにが大変なんだ?」

若葉「捕虜だ」

潮の後ろから歩いてきた若葉が連れているのは……ヲ級?

若葉「海岸に打ち上げられていたので捕縛した」

提督「ふむ、情報を聞き出すか」

潮「ご、拷問はダメですぅ」

提督「だが聞き出したいことは多い。まずは尋問、喋れるようにその口の…なに銜えさせてるのそれ?」

若葉「ボールギャグだ」

提督「……あとなんか縛り方が」

若葉「亀甲縛りだ」

提督「なぜそのような縛りを」

若葉「痛いぞ…だが悪くない」

提督「ほどいて口のとってあげなさい!!」

潮「こ、これが……キャ言えませーん(*´ェ`*)」
提督「では尋問を開始する。まずどうしてこの鎮守府周辺に現れた! 偵察か! 攻撃か!!」

ヲ級「……デドコロヲツキトメニキタ」

提督「出所? 艦娘の出撃基地を偵察しに来たのか!!」

ヲ級「ナガレテクルペットボトル ソノトウキバショヲ……」

ヲ級「オチャトオモッテノンダレキューノカタキヲ」

ヲ級「ツキトメタアト ギュウニュウパックガナガレテニオイデイシキガ「尋問を終了する!!」

提督「捕虜を虐待するのはよくないから海に放してやろう」

ヲ級「モガモガ」

若葉「こらこらそんなに口にボールギャグを押し込むと窒息死してしまうぞ」

潮「輪切り? 輪切りですか!!(≧▽≦)」

ヲ級ちゃんは無事に海へ帰りました
~新聞読書中~
ふむふむ 水資源の節約のために風呂場でおしっこをすることを推奨しているNGOがあるのか
しかし風呂場であろうとも流す必要がある
ボトル派はさらに節水を実現しているのだな

提督「節水大切」

熊野「環境に気を使うのはいいことですがなぜか同意し難いですわ」

提督「エコロジーの話はどこかしらうさんくさいものさ」

と、高尚な話をしていると熊野が突然真剣な顔をして…

熊野「それで思い出しました。今日から水道工事で48時間の断水でした…」

提督「んー 別に困らんだろ俺たちは」

熊野「…どの容器でもいい下品な方とは一緒にしないでくださる? 私は毎回洗いますの」

提督「おい 節水しろよ」

熊野「その首一捻りして死ぬほど疲れさせてあげようかしら」

提督「節水しろと言ったな あれは嘘だ。ペットボトル使う?」

熊野「私は他人と同じ便器を使うなど汚らわしいことはできません ペットボトル? 殺すぞ」

顔は本気と書いてマジでした

取りあえず穴だらけにはされたくないので一人遠征機動部隊の運用を強化せよ(80時間)へご案内…




若葉「断水だ トイレが使えない」

潮「ううっ… 提督どうすればいいですかぁ」モジモジ

若葉「…の、飲むか?」

提督「ええっ」

鳳翔さんがちゃんとお風呂のお湯を抜かないで水を用意していました
バケツで水入れるとトイレって流れるんだね。普段使わないのでしらなかったよ
熊野「はい もしもし はい はい 明日…ですわね 承りましてよ」ガシャン

提督「なんの電話?」

熊野「明日の9時~17時で 軍令部から監査が来るというご連絡ですわ」

提督「かん…さ…?」

提督「オワタ」

熊野「……横領でもしていて? 困っているのならば1億くらいは用立てましたのに」

提督「してないよ でもさ 監査が来るでしょ 男の人くるでしょ」

熊野「まぁ軍の方は大体男性でしょうね」

提督「男の人→トイレ行く→男子トイレ無い→お前普段どうしてんの→発覚→世間的にオワタ」

熊野「ああ…」

提督「いままでありがとうな 「トイレなき 便意ある世に トイレなく だすべきものは ボトルなりけり」
これを辞世の句として語り継いでくれ…」

熊野「語り継いであげてもいいけど……汚名にしかなりませんわ」
~翌日~
もう終わりだと思って死ぬほど酒飲んで寝たら眼が覚めたの夜だった

提督「まぁどの道人生終わってるんだからどうでもいいな 酒瓶にしょんべんでもするか」

提督:ボロン

ガチャ

熊野「寝ぼすけさん 起きましぃひゃぁっ!!」

提督「うぉぉ↑おう↓」

熊野「…ノ、ノックしなかったことはお詫びいたします」

提督「僕も重巡ジャストフィット20.3cm砲を隠さず申し訳ありませんでした」

熊野「20? せいぜい12.7mm単装機銃…じゃなかった。監査の方が帰りましたのでご報告を」

提督「そうか いままで世話になったな 首吊るから1時間後に来てくれ」

熊野「別に首を括る必要は…ある生き物かもしれませんけど今回はなくってよ?」

提督「だって男子トイレ無いのバレたろ?」

熊野「いえ」

提督「へ?」

9時~17時で1度もトイレ行かなかった…というのか 奇跡 これは奇跡?

提督「え、えーと…… 頻尿の対義語ばんざーい(思いつかなかった)」

熊野「そんなわけありません!! まったく… 実家に頼んで仮設トイレを空輸しましたの」

提督「仮設…トイレ…?」

熊野「ええ お客様用と言って  一つ貸しですからね?」

提督「はい 熊野大明神様今後は敬意をもってお仕え奉る所存でございます」

熊野「おーっほっほっほ わかればよろしい」

提督「ところでその仮設トイレ今後男子トイレとして使っていいよね?」

熊野「へっ?」

使い終わった仮設トイレは見事撤去されていました どうせ設置したなら常駐してほしかった
まったくトイレが常にあるという発想がないやつはこれだから

熊野「あー なんかー 軍本部にー 鎮守府の設備についてー 電話したくー」

このあとめちゃくちゃ土下座した
夏 それはボトラーにとって大敵である
なぜかって? それは匂いが(自主規制)

提督「この時期はペットボトルの貯蔵なんてしないよぜったい」

毎回洗うと
※(海に投げ捨てると深海戦艦の居住地に流れ着いてしまうらしい潮の流れ的に)
部屋から出てトイレが面倒というボトラー定義と反するけど仕方ないです

ということで日課の戦場…じゃなかった洗浄業務に勤しんでいると声を掛けられた

若葉「洗いものなら手伝おう」

一見関連のなさそうな初春型のネーミング、実は「時節の始まり」を表す雅語で纏められている。
この若葉もまた、落葉樹の新葉を表す初夏の季語である。
ざぶざぶと 白壁洗ふ(洗浄) 若葉かな    小林一茶

提督「遠慮しておきます」(キッパリ)

若葉「ふふふ 遠慮するな 初心者は洗浄のような単純作業に従事するものだ」

提督「それ若葉マークの話であって駆逐艦若葉はそういう意図ではないですからマジで」

脇腹をツンツンしてくる敵に抵抗しつつ、汚れた石油製品は自己洗浄コンプリート
見ましたか近衛文麿首相 石油製品の管理は自分でやりきりました……

近衛文麿首相「知らんがな」
冬 それはボトラーにとって至福の季節である
なぜかって? それは布団から出ないで(自主規制)

ジョボ ジョボジョボ……

提督「うー ちめてぇ」

寒いと尿意が頻繁となる理由 それは汗をかかなくなることが大きい

普段赤道近くで戦闘をしているわけで夏場などは基本汗だらっだら
その分の水分が尿として排出されるわけで

それは1日にすると1L近いわけで

1日につきトイレ2~3回増えるわけで

ペットボトル3本分ゴミが増えるわけで

ちょっと油断するとペットボトルの1ダース2ダースはたまってしまいます。

でも自らの排泄物が蓄積していく姿に喜びを見いだせなくもなかったり……ではなくてそろそろ捨てに行こう

と、1L12本入りケース2箱を運び出したところバッタリと出会ったのは…

扶桑「あら提督… あけましておめでとうございます」

潮「…おめでとうござい…ます♪」

まばゆいばかりの晴れ着を着た2人だった
提督「二人は初詣かい?」

潮「はい晴れ着仲間…ということで 夕立さんや秋津洲さんも着任していればお誘いしたんですが」

ワンコ二人は嗅覚の問題により(以下略)

扶桑「山城も後から来ます それより提督 大きい荷物…ですね」

提督「はははそうかいそうだね では私はこれで」

扶桑「そんなに重いものを持つと肩が凝りますよ お手伝いします」

提督「いやいやいや全部1Lボトル半分弱しか入ってないので楽勝楽勝」

潮「…? 全部半端に飲み残しですか?」

いえ、積み残しです

提督「1度口をつけたペットボトルは衛生的に問題があるからね 私は1ボトル1回の利用にしている」

潮「なるほど でも大きい荷物ですよね できればお助けいたします」

提督「ききき、きみぃーたちのようなレディに運ばせるわけにはいかないなぁ
晴れ着が汚れてしまったら大変だろう尿染みはおちな… じゃなくてではさらば」

とりあえず全力ダッシュ

優しいジェントルな提督というイメージを植え付けることに成功したかもしれん やったぜ
健康診断

医者「次は検尿です 尿の色を見ると健康状態の多くが把握できます」

提督「はい 褐色の場合は肝臓機能 茶黒色は血圧 オレンジの場合は結石に気をつけます」

医者「お詳しいですね」
提督「どうだ褒められた やはり漆塗りの木箱より透明無色ペットボトルが優れているのだ」

熊野「……寄らないでくださる? 汚らしい」

今日は健康診断
日々深海戦艦と戦う僕たちは多くの危険・ストレスにさらされる企業戦士
故に年に1回 こいつはちゃんと機能するのかという実験 もとい健康診断が行われます。

潮「はうぅ 潮ちょっと太ったかも 少しやせたいなぁ」

若葉「局部の脂肪は太ったとは…言わん」

扶桑「胸部装甲だけは自慢なの…へ? 体脂肪率とBMI? そんなのしらない…」

女性陣は大変ですなぁ
ところで僕には前々から気になっていたことがあります

提督「女性っておしっこを途中で止められないらしいですね」

熊野「…男性は止められますの?」

提督「ある程度は」

提督「で、止めらんないのにどうやって検尿カップに中間尿入れるの?」

熊野「……」

提督「自分は尿出す→半分くらい出たら停止→中間尿貯め→また止めてカップを横に置く→出しきりだけど」

熊野「……」

提督「大きい容器に全部出してそっから小分け? でも中間尿取れないよな」

熊野「……」

提督「なぁ聞いて……ごめんなさいなんでもないです」

今にも三毛別羆事件起こしそうな顔してた

提督「三毛別羆で思い出したけど三隈ってどこドロップ? まだ来ない」

熊野「また新しい子をお雇いに? どうせ育てないのに」

レア艦はドロップ段階で満足します
秘書艦

本日は熊野さんシャネルの展示会参加のため秘書艦代理をお願いしました

扶桑「というわけで本日の秘書艦です」ニコニコ

提督「よろしく頼む」

扶桑「では…後ろに待機しておりますので御用の際は」

提督「12時か お昼の時間だ。食堂に行って来なさい」

扶桑「あの……その……」

提督「ん?」

扶桑「お弁当を作ってまいりまして…」

提督「一緒に食べ…る?」

扶桑「はいっ!」ニコニコ
提督「15時 中休憩だから行っておいで」

扶桑「休憩…肩でもお揉みしましょうか」

提督「……いやあの休憩時間だから自由にしていいですよ」

扶桑「では自由にさせて…いただきます」///

提督「あふぅん」
提督「18時 夕飯に行っておいで」

扶桑「提督もご一緒に……」

提督「いや 私 仕事 ある 行ってらっしゃい」

扶桑「……出前をとります らあめん?そば?なにがよろしいですか?」

提督「……水分の少ないもの」

扶桑「もしもし……あの……ピザを2枚」
提督「19時 きゅきゅきゅきゅうけいにしませう」

扶桑「提督……? お顔の色が…悪いような…」

提督「ほらそのなんだ 一旦席を外してもいいよ」

扶桑「大丈夫です」

提督「ほら 一呼吸置いて ととと、トイレとか行きたいでしょう」

扶桑「艦娘になる強化手術の中には長時間作戦に備えた循環機能強化もありまして… トイレは2日に1回程度」

提督「へー そー なら遠征が多い日も安心だねぇ…」
あぁヤバイ...

膀胱がパンパンだ

僕のビックタンクを用いても限界が

と言っても後ろに扶桑がいるのにボトルは使えないし、トイレに席を立っても行くトイレがない

我慢をしだしたのが12時前だからおおよそ7時間 よく頑張った

もう意識も遠のき扶桑の言葉も耳に入らない もうゴールしても…

あっ ちょっと漏れた。

じんわりと広がる暖かさが正気を取り戻してくれる

そう今とるべき手段は
提督「お風呂入ってきまーす!」  風呂でやろう

扶桑「お風呂ですか……お、お背中お流しいたしましょう…か」///

提督「結構です」(キッパリ)
ぷしゅっ
しゅおおおおお~~~~~~~っ!
じょぼじょぼじょぼじょぼ~~~~~!

提督「はっふぅ~~~~~~~~~~っ」

提督「お風呂入ってきました」(キラキラ)

扶桑「肌はこんなに白いのに…」

提督「?」

扶桑「胸もこんなに大きいのに…」

提督「扶桑さん?」

扶桑「そうキッパリ断られると……傷つきます……」

提督:それどころではなく断った自覚すらない
夜食

熊野「艦隊が帰投いたしましたわ」

提督「お疲れ様」

熊野・扶桑・若葉・潮・山城・鈴谷 という我が主力艦隊が帰還 後ろ二人は中破で風呂

この程度の損害で攻略成功とは
ねぎらいに食事でも振舞いたいところであるが…

若葉「午前1時 間宮は閉店済みだ」

扶桑「夜戦まで持ち込まれましたから… しかたありません…」

潮「へうぅ… お腹と背中がくっつきそうですぅ」

熊野「サンドイッチかなにかなくって?」

提督「残念だがそういうストックはない」

男の保存食=カップ麺は世界の常識

若葉「大丈夫だ 問題ない」

熊野「かっぷ…めん? どこの料理ですの?」

扶桑「存じません…」

若葉「カップ麺とは 即席麺類のうち、食器として使用できる容器に入れ、かやく(具材)を添付したもの。
日本で生まれ、世界各地にも消費が広がっている。
内容物がラーメンのものをカップラーメン、蕎麦うどんのものをカップそばうどん、焼きそば風のものをカップ焼きそばとも言う
調理は熱湯を注ぐだけで完了するこの製品のカップは調理器具であると同時に食器でもある。
日清食品が1971年9月18日に発売した「カップヌードル」が最初の製品であり現在でも続くロングセラーだが
個人的にはカップラーメン=主食という概念を成立させたのはエースコックだと思っており、あの豚キムチ味は……

潮「あ。あの 1971年って未来ですよね?」

若葉「大丈夫だ 問題ない さぁ出せ すぐ出せ 早く出せ」

提督「…MY食糧棚から好きなの取りなさい」

熊野:セブンの山頭火

若葉・&扶桑:どん兵衛

潮:ぺやんぐ大盛+ワンタンスープ

熊野「4分経過っと はむはむ… なかなかいけますわね♪」

若葉「あと6分だ」

扶桑「この どんべぇ?の蓋には5分で食べられると…」

若葉「いいから10分待て」

提督「あとはプリングルスとじゃがりこもあるぞ」

潮「この時間にポテチはだめですぅ」ムシャバリバリ

熊野「…はて 容器が筒状の食べ物ばかり…… これって……」

提督「食べ終わった容器は私に渡してくれ」

熊野「…………」

若葉「10分経過 お前も一口食べるか?」

熊野「いえ… なんかもう いっぱいですわ…」
使用済み食器をどう使おうが自由
ケッコンカッコカリ

それはレベル上限を高めるだけの機械的行動でありレベル99になっていた相手には全員指輪をあげました

潮「これが結婚…いえ、ケッコンですよね」

若葉「(仮)だ」

扶桑「でも仮でも嬉しいものです……どうして山城は受け取らなかったのでしょうか……」
熊野「山城にアノ性癖見られてませんわよね?」(小声)

提督「見られてたら扶桑にチクられてるよ」(小声)

きっと軍本部にもチクられて左遷確定
扶桑「ところで提督… 仮ではない結婚にご興味は」

提督「それはまぁ」

扶桑「私は湖畔に家を買って… 素敵な旦那さまと子供二人と犬と山城と過ごしたいと…」

提督「最後」

若葉「この山城は呪われている」

扶桑「それを捨てるなんてとんでもない のほうです」

呪われている大事なものなのかもしれない

潮「結婚かぁ… 憧れますねぇ できるかな?」

提督「君は心配しなくても引く手あまただと思うよ なんなら僕と」

若葉「憲兵が凝視しているぞ」

提督「違法ですかね?」

若葉「法はともかくもう妊娠可能と推測される」

提督「年齢に縛られる こういうのが出生率低下に繋がるんだよな」

若葉「うむ 夫を3人は持っていい体だ」

潮「ひ、一人で十分ですぅ」

扶桑「3人… 私も旦那様と山城と3人で幸せな生活をしたい… です…」

提督「だから早く教会行きなさい」

若葉「シャナクで大丈夫だ」

熊野「……まったく阿呆ばかり 結婚など家同士の交渉の結果に過ぎない…なにか?」

単に熊野さんって古典的少女漫画のあて馬ヒロインっぽいと思っただけです

若葉「大体途中で没落して 最終回では脇役(貧乏)とくっつく」

熊野「熊野財閥は! 没落! しま! せん!!」

ずっと有ると思っていたもの それは案外アッサリとなくなるもの

トイレットペーパーの話ではありません 日本国の話です

ぶっちゃけ最近補給も賃金も滞ってるし、やっばいかなー?でもまさかそんな
と、思ってたらいきなり指令きましたよ

『本土無条件降伏につき ボトラー提督の任を解く 残存資材は速やかに引き渡しを行うべし』

退職金どころか失業手当すらなく、公職追放
田舎の鎮守府で補給現地調達してきた提督にそれは辛すぎる扱い
不幸だわ…
こんな不幸な奴他に…

熊野「ふふふふふ 財閥…解体 海外所有資産全没収… 神戸のおうちは焼夷弾で… ふふふふふ」

一番不幸なのはこの人でした

熊野「無一文の無職 人生の道を見失いましてよ…」

提督「まぁそのなんだ 僕にできることがあれば言ってくれ」

熊野「ではけっこんしませう」

提督「……」

提督「……」

提督「……」

提督「提督LOVE勢だったの?」

熊野「いえ、気心は知れてますがそういう感情はなく、でもわたくしのような上流階級の結婚は家と家
見ず知らずの男との縁組が常でその覚悟もあり恋愛感情のない相手と結婚することに抵抗はありません
べっ……別にあんたの事なんて好きじゃないんだからね! 養ってほしいだけなんだからね!」

提督「本当に好きじゃないのかよ!」

熊野「愛が無くても体と家計は繋げられますわ」

熊野「一緒に過ごせばなにがしの愛は生まれるもの」

熊野「それにわたくしの一番恥ずかしいものを見てしまったのですもの 責任は取っていただきます」

提督「ふえぇ あんなん見たくなかったよぉ」
~その後~
僕は地元に戻り、こずかい月5000円のしがないサラリーマン
このたび小さな家を建てました
嫁のエステ部屋確保のため なんということでしょう トイレ設置しないという匠の…

毎晩裏返った声が聞けるのでまぁ満足はしています

おわり
信じてください

GW帰省中に渋滞でボトルの世話になっただけで(500mlでちょっと容量不足だった…)
私はボトラーではありません
元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463751756/

-扶桑, 熊野, , 若葉