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時雨 明石

【艦これSS】大体明石のせい【時雨】

2017/02/14

明石「提督ぅー!」ガチャバーン!

提督「明石か、ノックしろノック」

明石「見てください!すっごい薬ができたんですよ!」

提督「見た目毒々しくはないな…」

明石「んもぅ何言ってんですか提督!」ケラケラ
提督「で?何の薬なんだこれは?」

明石「あっー聞いちゃいます!?それ聞いちゃいます!?」ニヤニヤ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451177620
提督「勿体ぶるなよ、何の薬なんだ?」

明石「なんと…これはですねぇ」

提督「…おう」

明石「これは...」

提督「…」

明石「これはァ!!!」

提督「長ぇよ!もういいよ!」

明石「あぁんいけずぅ!それほどに役立つ効果がある薬なんですよ」

提督「だから何の薬かって聞いてんだろ!」
明石「これはですね、周りの音を敏感に身体で感じることが出来る薬なんです!」

提督「何の役に立つそんな物…」

明石「例えばですよ?犬は人間と比較にならない程の嗅覚を持ってますよね?」

提督「そうだな、捜査犬とかもいるしな」

明石「ではこの薬で人間と比較にならない程の聴覚を手に入れたらどうでしょう?」

提督「ふむ、びっくり人間とかで賞金稼ぎくらいは出来るかもな」

明石「違いますよ!今までとは比べ物にならない速さで敵潜水艦や敵艦載機を発見する事などが可能になる、ということです!」

提督「…なるほど、確かにそれは大きな戦力になりそうだな」
明石「ただ…ですねぇ…実はこの薬、まだ被験者がいないんですよねぇ」チラッ

提督「なんだ…俺は試さんぞ」

明石「まあまあまあ!ここはほら!今後の軍事力を考えて提督に体を張ってもらわないと!」グイグイ

提督「うおおおお!!やめろ!お前の発明品なんて信用出来ん!!」グイグイ
明石「なっ!酷いっ!私だってこの鎮守府のみんなの事考えて頑張ってるんですよ!」グイグイ

提督「その結果がこの効力があるかもわからない液体かこのマッドサイエンティストめ!!」グイグイ

ギャーギャー コンコン、ガチャ

時雨「入るよ、なんだいこんなに騒がしくして」

明石「あっ!時雨さん!提督ってば酷いんですよ!人のこと信用出来ないだのマッドサイエンティストだの!」グイグイ...

提督「薬なんてものはなあ!ちゃんと被験して効力を確認してからもってこい!」グイグイ...

明石「あそうだ!時雨さんこの薬試してみませんか?」コロッ

提督「うおぉっ!」ズテン
時雨「これ…何の薬なんだい?」

明石「まあ簡単にいってしまえば索敵値がぐーっんと上昇する薬ですよ!」

提督「やめとけやめとけそんなの、何が起こるか分かったもんじゃないぞ」イテテ

明石「じゃあ提督がやってくれるんですか?今後の戦果を大きく変えてくれるかもしれないんですよ!」

提督「自分で試せばいいだろうが!」

時雨「…この薬が成功なら大きな戦力になるってわけか……いいよ、協力するよ」

提督「おい時雨!」
明石「いやぁ~さすが時雨さん!話がわかる!」

時雨「大丈夫だよ提督、ボクだってもう仲間が沈むのは見たくないからね。これくらいの協力ならするさ」

明石「まあもし不備があっても効力は一日で切れるようになってますし大丈夫ですって!」

提督「はぁ…分かったよ」

時雨「で、この薬はどうやって使うんだい?」

明石「これは水に溶かして飲むんです。コップ1杯に3滴ほど…」ピピピ

時雨「これを飲めばいいんだね、よし、んっ」

コクッ
提督「…どうだ時雨、なにか変化を感じるか?」

時雨「…いや、特に何か感じたりとかはないかな…」

明石「おっかしいなあ、即効性なはずなんだけどなぁ」

提督「ほれ見ろ、ろくな薬じゃなかったじゃないか」
prrrr

時雨「!んっ...くっ...ぅああ゛あ゛!!」ビクビク

提督明石「!?!?」

prrrr

時雨「ひっ!あっあっっ電話ぁ!とっ止め、てえぇ」ビクンビクン

提督「!おい明石!電話だ!電話を取れ!」

明石「イエっさあぁー」ガチャッ ハイコチラシレーシツ...
提督「おい時雨!大丈夫か!?」

時雨「イッ…うぅん、はぁ...大、大丈夫だよ提督ぅ...ん!」プシッ

提督「(エロい...)」
明石「提督ぅー、工廠の方から通信で...」

提督「明石!!この薬なんなんだ!!」

時雨「ぅあ゛っ」ビクン
明石「あー...なんか聴覚っていうか、全身で振動を感じてしまうみたいですね」

提督「全身で音を…?」

明石「つまりですねこうやって……時雨さん!!!!」

時雨「あ゛あ゛あ゛っ!」ビクビクプシッ!

明石「っとまあこんな風に文字通り感じてしまうみたいです、音を」

明石「改良の余地ありですね~」
提督「おい、これどうすんだよ...」

明石「ですから効果は一日で切れますから、それまでは何とも…」

提督「解毒剤とかないのか!?」

明石「あいにくですが成功の二文字しか見えてなかったもので…作った成分から計算して解毒剤を試みてみますよ」ガチャッバタン

時雨「ふぅんッ」ピクッ

提督「おっおい!…立てるか?時雨」

時雨「う…うん、なんとか」ビクビク
提督「今日は秘書艦休んで寝てろ、代わりを探すから!」

時雨「そういう訳にはいかないよ...ハァ ちゃんと仕事はやるからさ」

提督「しかしだなぁ…」

時雨「大丈夫だよ、提督は優しいね」

提督「…無理はするなよ」

時雨「...ふぅ、さて、じゃあ早速仕事をしようか」

提督「あぁ、まずはデイリー任務だな。開発・建造をしてから演習の様子を見に行こう」

時雨「了解だよ」
.........
......
...

工廠 カーンカーン キュイイイ ガコガコンッ

時雨「くっ...くぅ...ぅ」ピクッピクッ

提督「お、おい時雨!」

時雨「平気だよ!ッ...でも手を貸してくれると助かるぅん...かな」

提督「お、おう。レシピは...」
演習場

提督「よし、もう工廠の騒がしい音も聞こえないだろう」

時雨「フゥ、フゥ…ありがとうね」

提督「あぁ、じゃあ演習の様子でも覗いてい

「「「ダアアァァッッッン」」」ギョライメイチュウ!

時雨「ひぃっっきゃあああああ゛あ゛!!!!」プシャー!ガクガク

提督「シマッタ!」
「「「ズガアアァッン!!!」」」シュホウ ウテー!

時雨「……!!!ァ゛!!ぃあ゛…ッ!!!ビクンビクン」エビゾリシロメ

提督「クソっ!!撤退だ!」

時雨「ビクンビクンッ」シオフキケイレン
.........
......
...

時雨「ん…うぅ…ん」

提督「おっ、目ェ覚めたか?」

時雨「提督……迷惑かけちゃったね…」

提督「いいんだよ、悪いのは全部あの赤髪マッドサイエンティストだ」

時雨「もう大丈夫、っとと」ヒザガクガク

提督「無理すんなって、あんなに…その…イってたら体が持たないだろう…」

時雨「//////」カァー…

時雨「///あんな薬飲まなければよかったよ…」

提督「教訓な」
時雨「…っ!!!提督!」

提督「んぅ?どうした?」

時雨「…鎮守府正面海域から深海棲艦がくる...」

時雨「…空母ヲ級を中心とした輪形陣!」

提督「…まじか...?」

時雨「敵を目視できるまであと10分ちょっとってところかな...」

提督「ちっくしょう!!今まで近海にそんな強いの現れたことあったかよ!!」

提督「「緊急だ!深海棲艦が接近してくる、第1と第2艦隊に緊急招集をかける!その他の者も緊急応戦できるよう備えていてくれ!」」
時雨「提督、疑わないんだね」

提督「お前の言うことだからな、それに今日1日お前が音に敏感なのは身を持って知ったことだ」

時雨「提督...///」
.........
......
...

ヲ級「…オカシイ…ショウカイニンムノカンムスガトオラナイ…?」

偵察機「ブウゥゥゥゥ…」




加賀「偵察機より入電、敵空母ヲ級、その他駆逐軽巡が私たちの哨戒網内にて待ち伏せ中と見えるわ」

赤城「提督、どうします?」

提督「よし、先制攻撃だ!艦載機の後につき一気に畳み掛けるぞ!」

赤城「了解しました!艦載機、発艦!」

加賀「艦載機、発艦!」
提督「よし、雷撃部隊も続け!」



ガチャッ
時雨「! 提督!深海棲艦はどうだった!?」

提督「おう、時雨のお陰で完全勝利Sってとこかな!」ニッ

時雨「そっか!…よかった」

提督「まぁ多少の犠牲はあったものの、今回ばかりは明石の発明が役に立ったな」

明石「そうでしょうそうでしょう!」

提督「…どっから湧いて出た」
明石「湧いて出たなんて酷いですよぅ!天才発明家明石さんの発明品のおかげって声が耳に入りましてね!あっ、時雨さんこれお詫びのジュースです」

時雨「ありがとう」

提督「塩をまけ!塩を!それに時雨の疲労はジュース1本なんかじゃ代えられないぞ」

時雨「プシュッ」

明石「わぁかってますって!他にも幾つかお詫びの品を持ってきたんですよ」

提督「なんだ解毒剤が出来たわけじゃないのか」

時雨「ゴクッ」

明石「あっ、ついでに言うとそのジュースも私の発明品です」

時雨「!?!?」ブーーーッ!
提督「おいこら今度は何を飲ませた!!時雨に何を飲ませた!!」

明石「落ち着いてくださいよぅ!実は私もどれがどれだか分からなくなっちゃってて」テヘッ☆

明石「なにせ実験の最中に偶然生まれたものばかりですから容器を分けなかったんですよぉ」

時雨「ケホッケホッ!」

提督「大丈夫か時雨!明石ぃ!お前また人体実験しに来ただけじゃねーかコラ!」

明石「おおお落ち着いてくださいって!!実はその容器のどれかには解毒剤も入ってるんです!!それに当たればほかの効果もすべて解毒されますから!!」

時雨「ケホッちょっと声は抑えてもらえないかな…ぅっ」ビクッ
提督「あ、あぁすまない...で、どうだ、なにか変わったか?」

時雨「特に目立つことは」

時雨2「ないかな」

提督「…ん?」ゴシゴシ

時雨「どうしたんだい?」

時雨2「提督」

提督「えっ…なんでお前増えてんの?」
明石「あー、最初はそれ当てましたか」

提督「おいおい!これクローンとか法に引っかからないのか!?」

明石「そこはほら、投影とか影分身とかそういうアレって事で...片方の影響はもう片方も受けますから」

時雨「目の前に自分がいるって」

時雨2「なんだか変な感じだな…」
明石「じゃあほら!2人いることですし、次は2本同時にいってみましょう!」

提督「早く解毒剤に当たるといいなぁ」

時雨・時雨2「ゴクッ」ホワァアン

提督「うおっ!光ってるぞ!今度はなんだ!?」

明石「おっ!当たりですよそれは!」

提督「解毒剤か!」

明石「違いますよ、それはステータスを30倍近くまで跳ね上げることが出来るんです」
明石「試しに提督の周りを軽く走ってみたらどうでしょう」

時雨・時雨2「うん、わかったよ」ヒュッ

提督「!?」

時雨・時雨2「ヒュバッシュタタタ!!!」

提督「うおおおおすげぇ!」
明石「しまった!囲まれた!って気になるでしょう?」フフッ

提督「でもこれお前、物理法則とか科学無視しすぎじゃね?」

明石「私…未来から来たって言ったら笑います?」

提督「割と笑えねぇガチで。そういえばもう一つはどんな効果があるんだ?」

明石「あー、今目に見えて効果が出てないって事はアレかなぁ…」
時雨「提督」

時雨2「そういえばこの間掃除中に見付けたこの本なんだけど」バサッ

提督「あっ!しばらく見ないと思ったら...」

時雨「...ねぇ、提督は他の女なんて見なくていいんだよ?」

時雨2「僕は今までずっと提督を見てたんだから」

時雨・時雨2「提督を誰よりも知ってるのはこのボクなんだから」

提督「ひいぃ!!」ガクガク
明石「1つだけ遅効性の薬があったんですよ、まあ中身はヤンデレ化しちゃうってものだったんですがね?」

時雨「提督が望むなら僕どんな娘にだってなれるよ...?」

時雨2「朝はおはようのキスをして夜は同じ布団で身体を重ねようよ」脱ぎ

時雨「ほら提督も脱いで」バッ

提督「しまった!マウントを取られた!明石!」

明石「はいさー!」スタンガン

時雨・時雨2「イイアメダネッ!!!」バチバチ

バタッ
提督「た…助かったか...今の内に解毒剤を飲ませてしまうか」

明石「残り2本ですね、どっちにします?」

提督「...よし、こっちだな!」プシュッ

提督「明石、飲ませるの手伝え」

明石「分かりましたよぉーっと」

時雨「ゴクッ」ボンッ

提督「おっ!1人に戻ったぞ!ってことは」

明石「えぇ!解毒剤に当たったみたいですね!」
時雨「う…うぅん...提督...?」

提督「おう!寝てる間に解毒剤を飲ませたんだ、おかしいとこあるか?」

時雨「うーん…大丈夫みたい!」

提督「そうか、そりゃ良かった!」

提督「はぁ、なんかどっと疲れが来たよ」

明石「お疲れ様です、飲み物いかがですか?」プシュッ

提督「あぁ貰うよ、今日はもう仕事したくねぇな」ゴクゴク...

時雨「あっ!提督!それは…」
提督「ん?うぉっ!」ボンッ

ショタ提督「……おい明石」

時雨「あかs…あれ、いない...」

時雨「これは...書き置きかな」

明石〖 最後の薬は見た目が若返る薬です。なぁに心配いりませんよ!効果は3日ほどで切れますから!次回作も期待しててくださいね☆〗

ショタ提督「アイテム屋ああぁぁぁ!!!!」
終わりです、ありがとうございました。
良ければ過去作の方もどうぞ

大井「北上さんってホラー弱かったのね」
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