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赤城 加賀 瑞鶴

【艦これ・瑞鶴SS】暇な三人【赤城・加賀】

瑞鶴(休日の自主訓練も終わり!いつかあの青い奴にギャフンと言わせてやるんだから)

瑞鶴(にしても寒くなってきたなぁ。部屋に戻ったら暖房器具ださなきゃ。)

瑞鶴(灯油の支給申請もしなきゃいけないかなぁ。)

瑞鶴(明石さんの酒保にカイロ入荷してるかなぁ。見に行ってみよ・・・。)
トボトボトボ
加賀「赤城さん、暇ですね。」

赤城「加賀さん、確かに暇ですね。」

赤城「あら、そこを行くのは瑞鶴さんじゃないですか?」

瑞鶴「ゲッ。」

加賀「五航戦の平らな方じゃないですか。」

瑞鶴「平らなほうってなによ!喧嘩うってるの?!」

加賀「何が平らとは言っていませんが?」

瑞鶴 キーッ!

赤城「まぁまぁ、喧嘩しないで下さい。瑞鶴さん、良かったら暇なので話相手をしてくださいな。」

加賀「焼き芋を作って居るのですがなかなか焼けなくて。」

赤城「瑞鶴さんが話し相手をしてくれれば私も暇が潰せて加賀さんも暇が潰せる。ついでに瑞鶴さんの貴重な時間を無駄に出来て一石三鳥。」
瑞鶴「私は得をしてないと思うのだけれど。」

加賀「赤城さんに落ち度でも?」

瑞鶴「不知火か!」

赤城「それにしてもなかなか芋が焼けませんねぇ。」

瑞鶴「芋は何を焼いているんですか?」

加賀「吹雪や新顔の浦波を。」

瑞鶴「芋ちがいか!というか絵師一緒ぉ!」

赤城「嫌ですねぁ、加賀さんなりのジョークですよ。」

瑞鶴「分かりにくすぎるわ!と言うか加賀さんならやりかねないから冗談に聞こえないわ!」

加賀「あら、そんな風に見られていたなんて心外だわ。」

赤城「てっきり鉄面皮くらいに思われていたのかと。思っていたより心象は良かったようですよ。」

加賀「やりました。」

瑞鶴「えぇ・・・、赤城先輩の中での加賀さんのイメージってそうなんですか・・・。」

加賀「上々ね!」

瑞鶴「自分がけなされてるのに何で上々なんですか!」
赤城「それにしても焼けてきませんね。」

加賀「落ち葉が悪かったかしら?」

瑞鶴「そういえばこの紅葉はどこから調達されたんですか?このあたりには紅葉の木はなかったと思うのだけれど?」

赤城「提督の執務室の床に無造作に置いてありましたので。」

加賀「先程掃除を兼ねて全て片付けてきたのがそこの焚き火の正体です。」

瑞鶴「えぇ!あの紅葉は駆逐艦の娘達が山へいって一生懸命あつめて提督さんが季節を感じられるようにって。
苦労して持って帰ってきたものなのに、何してるんですか!」

加賀「あれ、邪魔なんだよねー。部屋の見た目が汚くなるしー。」

瑞鶴「ちょっ、加賀さん、なんて酷いこと言うんですか!」

加賀「と、時雨が言っていました。」

瑞鶴「えー・・・・、一番そういう台詞言わなさそうなのにそういう事いうんだ時雨・・・。」

赤城「冗談ですよ。本当は翔鶴さんの台詞です。」

瑞鶴「翔鶴ねぇ!?」

赤城「嘘ですよ。誰もそんな事言っていませんよ。」

加賀「やりました。」

瑞鶴「騙された!というかもう行っていいですか?明石さん所に買い物に行きたいんですけれど。」
加賀「コンビニなら24時間ですよ?」

赤城「瑞鶴さん酷い!明石さんの所よりコンビニの方が便利だなんて!」

瑞鶴「一言も言ってませんから!」

加賀「ですが、ロー○ンはなんですかね。あれは。」

赤城「どうされたんですか?」

加賀「いえ、先日キャンペーンが有ったのでタペストリーを貰いに行ったのですがタペストリーは残って居るのに対象商品が無い。」

加賀「商売下手ですね。儲けようと言う気合を感じません。
挙句に他の類似商品の購入でもらえないかと交渉したら拒否される始末。
キャンペーンの時位しか買い物する事がない雑魚ンビニの癖に・・・・。」

加賀「そんなのだから店舗数はそんなに変わらないのに一位のコンビニと大きく売り上げが離されるんです。」

赤城「雑魚め!と言ってさしあげますわ!」

瑞鶴「加賀さん!辛辣な事言ってると色々荒れますから、落ち着いて下さい!」

加賀「あそこのコンビニオーナーを殺りたいです。」

赤城「仕方ありませんね。加勢しましょう。」

瑞鶴「同調しないで下さい!」
赤城「にしても、焼けませんね。」

瑞鶴「まじめに何を焼いてらっしゃるんですか?」

赤城「黄金千貫、鳴門金時。」

加賀「インカの目覚め、アンデスレッド。」

瑞鶴「加賀さんのそれジャガイモ!というか春ジャガでしょう!?秋に入手は出来ないでしょう!?」

加賀「種芋が。」

赤城「ビスマルクさん達から強・・・、いえ譲っていただきました。」

瑞鶴「食欲の為に可愛そうなことしちゃだめですよ!」

加賀「彼女達も最後は泣いて貰ってくれって嬉し泣きしていましたよ?」

瑞鶴「それ絶対違うから!後で一緒に謝りに行きましょう?ねっ?」

赤城「えー。めんどくさいのー。」

瑞鶴「加賀さんならまだしも赤城先輩からその台詞は聞きたくなかった。」

加賀「確かにめんどくさいですね。」

瑞鶴「何言ってるんですか!言えって私が催促したみたいじゃないですか!」

加賀「違うのですか?」

瑞鶴「もう一航戦の誇りはどこなのよぅ・・・。」

加賀「誇りでご飯が食えますか!」

赤城「ご飯はバケツで戴きます。」

瑞鶴「提督さんがエンゲル係数が高いって先日泣いてたんで加減してあげて下さいよう。」
加賀「そういえば赤城さんは赤色の所為でよく3倍の人にされますね。」

赤城「あぁ、そういわれますとそうですね。」

加賀「ごはんの量は。」

赤城「3倍ね!」

加賀「飛行甲板は?」

赤城「3段ね!」

加賀「お腹の状態は?」

赤城「3段よ!」

加賀「瑞鶴。なんて酷い事を・・・・。」

瑞鶴「ちょっと!私何もいっていない!」

赤城「・・・、こんな悪口言われてお嫁に行けない。翔鶴さんとちょっとお城のホテルに行ってきます・・・。」

瑞鶴「翔鶴ねぇを巻き込むのやめて!」
加賀「まぁまぁ、そう慌てるのは良く有りませんよ五航戦。」

瑞鶴「今日はキャラがぶれぶれですね。瑞鶴と呼んだり、五航戦と呼んだり・・・。」

加賀「ブレカガ!」

赤城「ブレカガ!」

瑞鶴「何ですかその新技発見みたいなの。」

加賀「言ってみたかっただけです。」

赤城「乙女にはそんな日もあります。」

加賀「多い日も安心です。」

瑞鶴「何か別の物の販促になってる!?」

赤城「芋以外も焼いたら美味しかったでしょうか?」

瑞鶴「どうせ七面鳥も焼きたかったとかいうんでしょ?そこの青いのは。」

加賀 ハッ!

瑞鶴「いや、その発想はなかったって顔しないでくださいよ。」

瑞鶴「言った自分が悲しくなるじゃないですか。」
加賀「そういえば昔は七面鳥って凄い強い鳥かと勘違いしていました。」

赤城「そういえば想像図を描いていただいた際は度肝を抜かれたものです。」

赤城「頭が七つで足が十四本。正しく七面十四臂。」

瑞鶴「阿修羅像か!」

加賀「一匹で食べれるところが多そうですよねぇ。」

赤城「流石に気分が高翌揚します。」

瑞鶴「台詞違うし!」

加賀「さて、そろそろ焼けるのではないかと思います。」

赤城「いいにおいがして来ましたね。」

加賀「ジャガイモにはバターがいいでしょうか?」

赤城「加賀さんはこう見えても料理での焼物は得意なんですよ。焼き鳥とか。」

瑞鶴「あの、本当は赤城先輩、加賀さんの事嫌っていません?」

赤城「何を言うんですか!加賀さんの事は大好きですよ!」

赤城「月が綺麗ですね!って言われたら月見団子を食べていいんですね!って返事を返すくらいには大好きです!」

瑞鶴「ものの例えが分かりませんよ。」
加賀「では、そろそろいい塩梅なのではないでしょうか?」

瑞鶴「えぇ、それ当てになるんですか?」

赤城「当てになりますよ?少なくとも霧島さんの計算どおり!よりかは大分当てになります。」

瑞鶴「さりげにディスっちゃ駄目ですって!」

加賀「計算どおりに駆逐艦を狙います。」

赤城「どうして戦艦を狙ってくれないんでしょうねぇ。」

加賀「流石に気分が落ち込みます。」

瑞鶴「運営に文句言って下さい。」

加賀「うん。良く焼けています。ほら瑞鶴。食べなさい。」

赤城「大鳳さんや翔鶴さんにもあげてくださいね。」

瑞鶴「モグモグモグ。 あっ、ありがとうございます。」

加賀「これで貴方も共犯。」

赤城「くくく。掛かったな。」

瑞鶴「えぇ!?」

加賀「冗談です。ちゃんと間宮さんにお願いして譲っていただいた芋ですから安心しなさい。」

赤城「決して提督のお財布からお金を抜いて買った芋ではありませんから。」

瑞鶴「いやに具体的すぎません!?」

加賀「ではでは。瑞鶴。休日をゆっくり過ごしなさい。」

赤城「よい休日を。」
テクテクテク
瑞鶴「なんか疲れた・・・・。」

瑞鶴「お風呂にバスクリン入れて入ろう。」

艦!
以上です。ありがとうございました。
依頼だしてきます。
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