艦これSSまとめ-キャラ別これくしょん-

艦隊これくしょんSSのキャラ別まとめブログ


加賀 瑞鶴 鳳翔 熊野 夕張 間宮

【鳳翔SS】瑞鶴「鎮守府内の立場」【艦これ】

瑞鳳「ただいま帰投しました。」

瑞鶴「あれ?アンタ今日出撃だったの?」

瑞鳳「はい!哨戒しましたが鎮守府周辺問題なかったです。」

ガチャ

加賀「あっ、瑞鳳さん出撃お疲れ様です」ビシッ

瑞鳳「いえ、じゃ私は入渠しますね!」スタスタ

加賀「分かりました。提督に伝えておきます」ペコリ

瑞鶴「・・・・・」ジー
瑞鶴「・・・ねぇあんたさぁ」

加賀「何かしら?」

瑞鶴「何で瑞鳳に敬語なわけ?」

加賀「瑞鳳さんはこの鎮守府を黎明期から支えてる大先輩だから敬語は当たり前」
瑞鶴「でも練度は今じゃ私達が上だし、お姉さんは上半身半裸だし軽空母だし」

加賀「軽空母とか関係無いわ。これだから五航戦は」フゥー

加賀「第一あなたは先輩である私に敬語を使うべき」

瑞鶴「はぁ?私とアンタは着任が1日違うだけじゃない!?」

加賀「それでも先輩は先輩、私は工廠に報告書を持ってくので」スタスタ

瑞鶴「・・・ったくあの石頭め」
瑞鶴「あーあ・・・私にも後輩出来ないかなぁ~」

翔鶴「どうしたの?瑞鶴?」

瑞鶴「翔鶴姉ぇ~聞いてよ実はカクカクシカジカでさぁ」

瑞鶴「私も後輩出来ないかなぁ~」

翔鶴「そういえば!」

瑞鶴「何かあったの?」
翔鶴「今日、新しい空母艦が着任するって聞いたわよ」

瑞鶴「ホントっ!ちょっとどんな奴か私見てくるね」タッタッタッ

翔鶴「あの子、大丈夫かしら・・・」

――――
―――
――

瑞鶴「どんな奴かしら、あの一航戦みたいな奴じゃなきゃいいけど」コンコン
ガチャ

瑞鶴「失礼しま~す」

提督「どうした瑞鶴?」

瑞鶴「提督さん。今日新しい空母が着任したって聞いたんだけど」

提督「あぁ、丁度良かったこちらが本日着任した鳳翔さんだ」

鳳翔「初めまして軽空母の鳳翔です」ペコッ

瑞鶴「あっ、よろしく・・・・(予想したイメージと大分違うわね)」
提督「今から鎮守府の案内をしようかと思ってたんだが」

瑞鶴「ならアタシが案内するわ!」

提督「いいのか?」

瑞鶴「今日はもう暇だから構わないわ(新入りに頼える先輩がアタシって事を最初に固めといてやるわ)」

鳳翔「それじゃあ、お願いしますね」ペコ

瑞鶴「ええ、じゃ提督さん、案内してくるわ」ガチャ 

バタン

提督「失礼が無きゃいいけど・・・」
瑞鶴「それじゃあ【先輩】が今から鎮守府を案内してあげるわ」

鳳翔「ふふっ♪私の先輩ですか・・・・♪」

瑞鶴「ん?何か言った?」

鳳翔「いえ、よろしくお願いしますね。瑞鶴先輩♪」

瑞鶴「ごめん。聞こえなかったからもう一度お願い」

鳳翔「お願いしますね♪瑞鶴先輩」

瑞鶴「・・・・・(先輩って響き・・・・良いわね♪)」グッッ
鳳翔「?」

瑞鶴「いやいや・・・・・そういえば、アンタ装備は何?」

鳳翔「私はこれを」スッ

瑞鶴「九七式艦攻?そんな古いの使ってるの?」

鳳翔「ええ、ワタシも妖精さんも使い慣れているもので」

瑞鶴「ダメよ!そんな旧式じゃうちの鎮守府じゃ通用しないわ!」
瑞鶴「そうだ!工廠をまず案内するわ!そこで装備見てもらいましょ!」

鳳翔「あの、私はこれで大丈夫なので」

瑞鶴「いいからいいから先輩に任せなさい!」

ガラガラ

瑞鶴「明石さんいる~?」

夕張「明石さんなら加賀さんと資材の搬入確認でいませんよ~」

瑞鶴「あちゃ~いないか~」

夕張「用件なら私が聞いときますよ・・・そちらの方は?」
鳳翔「本日付で着任しました鳳翔と申します。」

夕張「どうも!夕張です。工廠で兵装の確認作業等をしてます!」

瑞鶴「でさぁ、この装備見て欲しいんだけど」バサ

夕張「これは・・・・・九七式艦攻?久しぶりに見ましたね」

瑞鶴「この装備、鳳翔の何だけど古すぎるでしょ、何か新しいのに変えて貰えないかと思ってね」

※九七式艦攻・・・・艦攻の中で最弱の旧式
鳳翔「あの、ワタシは本当に今ので結構ですよ。妖精さんも使い慣れてる機体ですし」

瑞鶴「遠慮しなくていいのよ、まあとりあえずこれを明石さんに整備して貰ってよ」

夕張「わかりました。では明石さんに伝えときますね。」

瑞鶴「それじゃ次案内するわ、夕張さんよろしくね」

鳳翔「失礼します」ペコッ

夕張「はいっ」

ガチャ バタン
夕張「うーむしかし九七式艦攻ですかぁ」

夕張「本当に古い機体ですねぇ」

ガチャ バタン

明石「ふぅ、搬入確認も楽じゃありませんね・・・」

夕張「あっ!明石さんお疲れ様です。さっきまで瑞鶴さんと新人さんがこれを整備して欲しいって」

明石「どれです?瑞鶴さんの天山ですか?」

※天山・・・・九七式艦攻の1ランク上の艦攻
夕張「いえ、瑞鶴さんが案内してる新人さんのこの九七式艦攻です。」

明石「九七式艦攻ですか。古い機体ですね・・・・・こっこれは!!!」

夕張「どうしたんですか?」

明石「これっ!九七式艦攻(友永隊)ですよ!!」

夕張「九七式艦攻(友永隊)ってあの激レアの!?」

明石「一体これを何処で!!!?」

※・・・・九七式艦攻(友永隊)歴戦の妖精さんが乗っている、天山より数ランク上の艦攻、激レア(ゲーム内では鳳翔と関係なし)
夕張「いえ新人さんが持ってきたですよ」

明石「新人さんって一体何者ですか!?こんな装備を持ってるなんて!」

夕張「えっと、確か名前は鳳翔さんと言ってましたね」

夕張「非常におしとやかな方で本日着任したと言ってましたよ」

明石「えっ・・・・・・鳳翔さんが着任されたんですか」ガタガタガタガタ

夕張「どうしたんです?顔が急に真っ青ですよ?おまけに震えて」
明石「鳳翔さんは赤城さんと加賀さんの師匠ですよ!」

夕張「そっ!そうなんですか!?」

明石「私も青葉さんに偶然聞いただけですけど・・・・」

明石「青葉さん曰く鬼の空母鳳翔、深海棲艦を血祭りに上げ、戦い終わった後、その血を舐めるのが日課とか・・・・」

夕張「そんな方にはとても思えなかったですけど・・・・」
明石「瑞鶴さんは鳳翔さんの事を知ってるんですか?」

夕張「いえ、ただ新人を案内してるとしか思えない態度でしたね」

夕張「第一そんな凄い方なら空母の皆さん知らないんですか?」

明石「今は第一線を退いているとからしいです。」

夕張「瑞鶴さん大丈夫かな・・・・もし加賀さんがこの師匠に対して失礼な態度な事を知ったら・・・・」

明石「良くて七面鳥か4分3殺しですね・・・・・・」
夕張「どうします?」

明石「とりあえず私達は知らなかったことにしましょうか・・・」

夕張「そうですね。とりあえず瑞鶴さんの為に高速修復材を用意しときますね。」

明石「轟沈回避用のダメコンも準備しときましょうか・・・・」
加賀「(工廠の次は演習場に補給・・・)」スタスタスタ

加賀「(工廠に頼んでおいた模擬弾より当たると痛い弾・・・・)」スタスタスタ

加賀「五航戦で試してみますか・・・・」スタスタスタ

赤城「あっ!加賀さん!こんにちは」パクパク
加賀「どうも赤城さん。それは間宮アイスですか?」

赤城「ええ、本日の出撃で提督に券を頂きまして」パクパク

加賀「食べ歩きは行儀が悪いですよ」

赤城「まあまあ固いこと無しですよ♪加賀さんは今日は食べないのですか?」パクパク

加賀「・・・・そういえば忘れてました」

赤城「?」

~~~~~
~~~~~
瑞鶴「じゃ次は食堂ね。」

鳳翔「ここが食堂ですか?」

瑞鶴「ええ、ウチの食堂は美味しいって評判なのよ」

隼鷹「おっ!丁度良かった!」

瑞鶴「隼鷹どうしたの?」

隼鷹「ちょっとこっち来てくれ!」グイグイ
間宮「すいません。やはり上手くいきません・・・・」

千歳「難しいですね」

飛鷹「あたしも無理みたい」

瑞鶴「どしたの?」

間宮「あっ!瑞鶴さん」

千歳「実はこれが上手く使えないの」
瑞鶴「これは・・・・ビールサーバー?」

隼鷹「そう!アタシが提督に前から導入してくれって言ってた夢のマシン!!」

飛鷹「導入したのはいいんだけどねぇ」

千歳「泡だらけで上手くいかないのよ」

間宮「すいません。私が至らないばかりに」

飛鷹「別に間宮さんは悪くないわよ」
隼鷹「なっ!だから瑞鶴もやってみてくんねぇーか?」

瑞鶴「私ビールサーバーなんてやった事ないわよ!?」

飛鷹「でしょうね」

隼鷹「クソッ!このままじゃ折角のビールにありつけねぇ!」

隼鷹「こうなったら大淀に頼んで館内放送で出来る奴を探すしか・・・・」
鳳翔「あの、私がやってみますね。」

隼鷹「出来るのか?」

鳳翔「ええ、、まあ・・・・・」プシュトクトクトクトク

鳳翔「どうぞ♪」トンッ

飛鷹「こっこれは!」

千歳「ビールと泡が7・3の黄金比率!?」
間宮「上手ですね・・・・・私も出来るようにならないと・・・・」

隼鷹「これよ!これが飲みたかったんだよ!!」ゴクゴクゴク

隼鷹「プッファァァァ!!旨い!!・・・・・・ところでアンタ誰?」

瑞鶴「紹介まだだったわね。こちら本日着任の」

鳳翔「鳳翔と申します。」
瑞鶴「今【先輩】である私が鎮守府を案内してあげてるのよ」

隼鷹「おっ!新人か!アタシは軽空母の隼鷹!よろしくな」

飛鷹「同じく軽空母の飛鷹よ」

千歳「水上機母艦千歳です。今度軽空母に改装予定です!」

間宮「食堂を切り盛りしてる間宮と申します。」

隼鷹「新入り~ジャンジャンビール注いでくれよ~」

鳳翔「はいっ♪」プシュトクトクトクトク
千歳「これは凄い・・・間宮さん枝豆追加で!」

間宮「はい♪」

飛鷹「やはり上手いわね」

隼鷹「よしっ!新入り!間宮が慣れるまでアンタサーバー担当になってくれよ~」

瑞鶴「ちょ!隼鷹!新人をこき使わないの!」

鳳翔「いえいえ、私は構いませんよ」プシュトクトクトクトク

――――
―――
――
瑞鶴「ごめんね。あいつらみんな飲兵衛で」

鳳翔「いえいえ、私も交流を深めれて良かったです」

鳳翔「・・・そういえばこの鎮守府には他に空母系は誰が」

瑞鶴「そうね。軽空母、一航戦やらまあ色々いるわ」

鳳翔「そうなんですか・・・・【一航戦】はどんな方何ですか?」
瑞鶴「一航戦?そうねぇ・・・・二人いるけど赤城さんてのは良い人ね」

瑞鶴「面倒見も良いし、明るい、食べる事が好きね」

瑞鶴「常に外でも食べながら歩いてるから、会ったらスグにわかるわ」

鳳翔「食べ歩きですか・・・・・もう一人の一航戦の方は?」

瑞鶴「・・・・これはもう最悪よ!!」

鳳翔「最悪?」
瑞鶴「そうっ!加賀ってんだけどコミュニケーションは取らないし」

瑞鶴「何かにつけて私の所属する五航戦はダメとか言ってくるし」

瑞鶴「あと出撃後に戻ってきたら私が提督から貰った間宮のアイス券をかけて勝負しろって言うのよ!!」

鳳翔「券を?」

瑞鶴「そうよ!こっちは出撃で疲れてるから断ろうとすると「これだからお荷物の五航戦は」って鼻で笑って挑発するのよ!!」
鳳翔「なるほど」

瑞鶴「それで私疲れもあって負けちゃって、よく間宮のアイス券を奪われちゃのよ!」

瑞鶴「いいわね!!くれぐれも一航戦の加賀には気をつけなさい!!」

鳳翔「わっ、わかりました」

瑞鶴「アイスと言えば赤城さん・・・」

鳳翔「何か?」
瑞鶴「いや、赤城さんもアイス食べてると「少しくれませんか?」ってみんなに言ってるのよ」

鳳翔「ほぉ」

瑞鶴「赤城さんは良く間宮券貰ってるのにちょっと食い意地がはってるわね」

瑞鶴「アイス食べてる場合は赤城さんにも要注意ね」

鳳翔「わかりました一航戦「加賀」と「赤城」には気をつけますね」ニコ

瑞鶴「ええ」

~~~~~
~~~~~
瑞鶴「さて次は何処に案内しようかしら・・・・ってあれ?」

鳳翔「どうしました?」

瑞鶴「私、食堂で財布忘れちゃったみたいだわ」

瑞鶴「ちょっと取ってくるからココで待ってて」ダッダッダッダッ

鳳翔「行っちゃいましたね・・・・・・」

鳳翔「あれは?」

加賀「(今日は出撃が無いので五航戦から間宮券奪えないのを忘れてました)」スタスタ
加賀「(これだから五航戦は)」

加賀「(今日のアイスどうしようかしら・・・)」スタスタ

ウレシイノデス♪

加賀「(あれは・・?)」

電「提督から間宮券を頂いたのです♪」

雷「私達の遠征が今回大成功だったからだわ」

響「ハラショー」

暁「みんなはしゃいじゃって見っとも無いわよ!」
加賀「あなた達」

電「あっ!加賀さんこんにちはなのです!」

加賀「連絡があります」

電「連絡?」

加賀「ええ、間宮のアイスですが製造のミスで本日はありません。」

暁「えっ・・・・・そうなの・・・?」

加賀「そうよ、間宮券は私の方で廃棄して置きます。」

電「残念なのです・・」つ間宮券
雷「まあ、こんな時もあるわね」つ間宮券

響「仕方が無いね」つ間宮券

暁「べっ、別に残念じゃ無いんだから!」つ間宮券

加賀「あなた達は遠征のスペシャリスト、私も認めているわ」

加賀「だから、また間宮券も提督から貰えるでしょう」ナデナデ

加賀「これからも頑張りなさい。では私はこれで」スタスタスタ
電「あの加賀さんに褒められたのです♪」

響「ハラショー」

暁「な、何よ!褒められたからって騒いじゃって」キラキラキラ

雷「あー!暁キラキラしてる!」

ワーワー ギャーギャー
加賀「・・・・・・・」スタスタスタ

加賀「・・・・・・・」スタスタスタ

加賀「・・・・・・・やりました」グッ

??「4個もアイスを食べるんですか?」

加賀「ええ、流石に気分が高揚します。」
??「そんなに間宮のアイスが食べたかったんですか?」

加賀「ええ、譲れません」

??「全く卑しいですね。」

加賀「頭にきました・・・・さっきからあなたは誰・・・」クルッ

鳳翔「どうも♪お久しぶりね。加賀ちゃん」ニコニコ

加賀「」

鳳翔「おや?どうしたんです?顔が青いですよ?」ニコニコ
加賀「なっ・・・先生何故・・・・?」ガタガタ

鳳翔「あらあら、あなたにあいさつも出来ない教育をしましたっけねぇ?」ニコニコ

加賀「ごっ!ご無沙汰してます」ドゲザッ!!

鳳翔「本当に久しぶりね♪でもこれからは毎日顔を会わすことになるんですよ」
加賀「!?」

鳳翔「本日からこの鎮守府に移動になったのよ。よろしくね♪」

加賀「は!はいっ!こちらこそよろしくお願いいたします。」ドゲザッ!!

鳳翔「・・・・それでね」ニコニコ

加賀「」ビクッ!
加賀「」ビクッ!

鳳翔「先程見てましたが、あなたは駆逐艦の子達と何を?」ニコニコ

加賀「・・・・・・・」ガタガタガタ

鳳翔「間宮のアイス券を騙して奪った様に見えましたけど?」ニコニコ

加賀「いえ!それは!」ガバッ

鳳翔「誰が顔を上げて良いと言いましたか?」ニコニコ

加賀「・・・・」ドゲザッ
鳳翔「普段からあんな事を?」

加賀「いっ・・・いえ・・その今回が初めてで・・・あと理由があって」ガタガタガタ

鳳翔「理由?」

加賀「そっ!そうです」

加賀「この鎮守府は正規空母の出撃が多いので・・・・」ガタガタガタ

鳳翔「それで?」
加賀「気分高揚の為、間宮券を有効利用と考えて・・・・」ガタガタガタ

鳳翔「それが駆逐艦の子を騙す理由になるとでも?」

加賀「いっ!・・・・・いえ」ガタガタガタ

鳳翔「はぁ・・・・まあ良いでしょう。今すぐその間宮券を返してきなさい」

加賀「はっ!はい!」
鳳翔「あと、瑞鶴さんを知ってるかしら?」

加賀「ぞっ!存じております」

鳳翔「そう、じゃ瑞鶴さんに今日から1ヶ月間、間宮のアイスを奢ってあげなさい」

加賀「・・・・・えっ?」

鳳翔「何か?」

加賀「いっ!いえ・・・いくら鳳翔さんの頼みでも五航戦にアイスを奢るのはちょっと・・・・」
鳳翔「プッ・・ウフフフフフ」

加賀「あの・・・何か可笑しな事でも?」

鳳翔「いえいえ、あなたがあまりにも可笑しな事を言うので、つい面白くて」ニコニコ

加賀「?」

鳳翔「私は、アイスを奢って下さいと頼んでいるわけじゃないんですよ♪」

加賀「?」

鳳翔「命令してんだよ」ボソッ
加賀「」

鳳翔「わかったら早く駆逐艦の子達に間宮券を返してきて下さい」ニコニコ

加賀「はっ!はいっ!」ダッッッッッッ

鳳翔「・・・・・・・」

鳳翔「彼女も困ったものですね・・・・・」

鳳翔「まあ、これで瑞鶴さんと多少は仲良く出来るでしょ」
鳳翔「しかし瑞鶴さんまだかしら?」

鳳翔「・・・・・・・・・・・」

鳳翔「・・・・・・・・・・・」 

鳳翔「・・・・・・!!」シュタ

ブーーーーーン

鳳翔「いや・・・・友軍機?しかし下手な飛行・・・・こっちに落ちて・・」 ブゥゥゥン

ドォォォン

鳳翔「これは一体・・・・瑞雲?」
熊野「ちょっとそこのあなた!」

熊野「この周辺に瑞雲が落ちてきませんでしたの?」

鳳翔「えっ?あっこれですか?」

熊野「それですわ!探してましたのよ!ありがとうですの!」

鳳翔「いえいえ」
熊野「ところであなたは?」

鳳翔「本日着任した鳳翔と申します」ペコッ

熊野「新人ですのね!こちらこそよろしくですの」

鳳翔「あの・・・・空を見ていたんですが、かなり飛行が不安定の様な」

熊野「・・・・やはりそう見えましたのね」

鳳翔「航空機運用苦手なんですか?」

熊野「・・・実はわたくし、前まで重巡洋艦でしたの」

熊野「しかし、この前航空巡洋艦に改装されてから瑞雲を使い始めましたけど・・・・」

鳳翔「上手くいかないのですか?」

熊野「・・・・・そうですの」
鳳翔「うーむ・・・ちょっと試しに飛ばしてみてくれませんか?」

熊野「別にかまいませんが・・・・・行きますのよ・・・・・・ひゃぁぁ!!」ブゥゥゥゥン

鳳翔「・・・・・・」ジーーー   ブゥゥゥン

熊野「そのまま・・・そのままですの」  

鳳翔「!」 

ドォォォン

熊野「やはりダメですの・・・」
鳳翔「なるほど、カタパルトで飛ばす時はまず体をこう向けて下さい」グイッ

熊野「こうですの?」

鳳翔「そうです。そして常に風を意識し力ではなく持ち上げる感覚で」スッ

熊野「なるほど・・・・こんな感じですの?」スッ

鳳翔「そうです♪」
鳳翔「じゃそれでもう一度」

熊野「行きますのよ・・・・・・・・ひゃぁぁ!!」ブゥゥゥゥン

鳳翔「・・・・・いった!!」

熊野「やりましたの!!初めて上手く飛ばせましたの!!」

鳳翔「良かったですね♪」
熊野「鳳翔!あなたのおかげですのよ♪お礼をしなくては」

鳳翔「いえいえ、お礼なんて」

熊野「いえ、わたくしの気が治まりませんのよ!」

熊野「そうですわ!その和装かなり着こなしていますわね?」

鳳翔「ええ、昔から着ていますから」
熊野「いけませんわ!そんな古い服では!このおしゃれ鎮守府では通用しませんのよ!」

鳳翔「はぁ」

熊野「今度、わたくしが街でオシャレな洋服を選んであげますの!!」

鳳翔「なるほど、ではお願いしますね♪」ニコニコ

熊野「この神戸生まれのオシャレな熊野にコーディネートはお任せですわ!!
鳳翔「そういえば、この鎮守府に瑞雲の飛ばし方を教えてくれる方はいないんですか?」

熊野「まぁ、何人かいるにはいるのですが・・・・」

オーイ クマノー オーイ ドコジャー? ガサガサ

鳳翔「?」

利根「おぉーここにおったか!探したぞ、とっとと瑞雲の練習に戻るのじゃ」

熊野「この利根は万年カタパルトが不調ですの」

利根「なっ!失礼な奴じゃ!いいからとっとと練習に戻るのじゃ」ズルズル
熊野「ちょっと!服が伸びるので引っ張らないで下さいますの!!」ズルズル

利根「いいからとっとと来るのじゃ!」ズルズル

鳳翔「行ってしまいましたね・・・」

瑞鶴「待たせたわね!中々見つからなくて」

鳳翔「あっ、大丈夫ですよ」

瑞鶴「チラッと見えたけど熊野と話してたの?」
鳳翔「ええ、瑞雲の運用方法についてちょっと」

瑞鶴「あぁ、瑞雲ねぇ・・・・」

鳳翔「ここでは詳しい方はいないのですか?」

瑞鶴「めちゃくちゃ詳しいのがいるにはいるんだけど・・・・」

鳳翔「?」
瑞鶴「日向さんって人何だけd」

日向「呼んだか?」

瑞鶴「」ビクッ

瑞鶴「あっ・・・日向さん。こんな所でどうしたの?」

日向「いや、間宮で新人が着任したと聞いてだな。そっちが鳳翔だな?」

日向「お前に渡したい物がある」

鳳翔「えっ?」
日向「これだ」つ瑞雲

瑞鶴「(やっぱり・・・・)」

鳳翔「あっ・・・どうも」

日向「瑞雲友の会と言う集会が週7開催してるから、是非顔を出してくれ」

日向「じゃ、これで」スタスタ

鳳翔「あの方は一体・・・?」
瑞鶴「ただの瑞雲好きよ、新人はいつも勧誘してるから気にしなくていいわ」

日向「場所を言い忘れだが」

瑞鶴「!」ドキッ

日向「最上型の部屋で19時~24時までだ」

日向「いつでも顔を出してくれ」

鳳翔「はぁ」

日向「それじゃあな」スタスタ
瑞鶴「いきなり戻ってくるなんて・・・」ドキドキ

鳳翔「驚きましたね・・・」

瑞鶴「まっ、まあ悪い人じゃないから」

瑞鶴「じゃ、気を取り直して次は港を案内するわ」

~~~~
~~~~
~~~~
瑞鶴「ここが出撃時に使う港よ!」

高雄「あっ!瑞鶴さんお疲れ様です」ビシッ

愛宕「ぱんぱかぱーん♪ただいま帰投しました♪」

加古「ただいまぁ・・・帰投・・zzzzz」グゥ

瑞鶴「そういえば3人とも今日は出撃だったの」

瑞鶴「(ったく、相変わらず高雄型はデカイわねぇ)」ジー
高雄&愛宕「?」

瑞鶴「いや何でもないわよ、こっちは新人鳳翔よ!みんなよろしくしてやってね」

鳳翔「鳳翔と申します。」ペコッ

高雄「はっ!よろしくお願いします。」ビシッ

愛宕「よろしくねぇ♪」

加古「よろし・・・・・・zzzzzz」グゥ
愛宕「加古ちゃんこんなとこで寝ちゃダメよ♪」

高雄「それでは私達は報告に行くので失礼します」ビシッ  

ハヤクネタイー   ホウコクガオワッタラネェ

瑞鶴「(そういえば鳳翔ってどうなのかしら?)」クルッ 

瑞鶴「(見たところ特に大きいと言うわけではないわね。私と同じ位?)」ジッー

鳳翔「あの、私に何か?」
瑞鶴「なっなんでもないわ!」アセアセ

瑞鶴「しっ!しかし港はいいわね!」

鳳翔「ええ、港は久しぶりですね」

瑞鶴「えっ?出撃時に毎回使うでしょ?」

鳳翔「いえ・・・実は私、最近はあまり戦闘に出ないもので」
瑞鶴「そうなの!?ダメよ体が鈍っちゃうわ!」

瑞鶴「そうだ!演習場案内するから少し特訓してあげるわ」

鳳翔「演習場ですか?」

瑞鶴「ええ!さっそく行きましょう!」

~~~~~
~~~~~

加賀「(駆逐艦の子達にアイス券は返しましたが赤城さんが見つかりませんね)」

加賀「(一刻も早く先生の事を赤城さんに知らせなければ)」キョロキョロ

加賀「一体何処に・・・あれは」
瑞鶴「そういえば、さっき工廠に機体預けたの私とって来るわ!ここで待ってて」

鳳翔「はい♪」

加賀「(先生と五航戦?一体何の組み合わせ?とりあえず木に隠れて様子を)」サッ

赤城「いやぁ、間宮のアイスは本当に美味しいですね」パクパク スタスタ

加賀「(赤城さん!?今こっちにきてはダメ!!)」
赤城「今日の夕ご飯は何でしょうね」パクパク スタスタ

鳳翔「先ほど食堂に今日は肉じゃがと貼り出しがありましたよ♪」ニコニコ

赤城「肉じゃがですか・・肉とタマネギの量が重要ですね・・・・・・・・えっ?」パクパク

鳳翔「相変わらず食べ物の事ばかりですね赤城ちゃん♪」ニコニコ

赤城「」ガチャンンンン

加賀「(赤城さんが間宮のアイスを食器事落としたわ・・・)」
赤城「えっ?・・・・・・先生・・・・・・えっ!!」

鳳翔「あらあら、加賀ちゃんと同じであなたも挨拶の仕方を忘れたんですかねぇ」ニコニコ

赤城「おっ!お久しぶりです!大変ご無沙汰しております!!」ドゲザッ

鳳翔「久しぶりね♪加賀ちゃんにも言いましたが、この鎮守府に移動になりました」ニコニコ

赤城「!?」
鳳翔「今日からよろしくね♪」ニコ

赤城「はっ!はい!」

加賀「(赤城さんもやはり私と同じ反応・・・・)」

鳳翔「ところで先ほど間宮のアイスを【食べ歩き】してましたね」ニコ

赤城「!?」

鳳翔「食べ歩きはお行儀が悪いと教えたはずですよ♪」ニコ

鳳翔「まさか私の教えを忘れたとでも?」ニコニコ

加賀「(忘れたと言ってはダメよ赤城さん!もしいえばどんな事をされるか・・・)」ガタガタガタ

赤城「とんでもございません!!私が先生の教えを忘れることなど!!」

赤城「ありえません!!!」
加賀「(そう!それでいいのよ赤城さん)」グッ

鳳翔「つまり私の教えを忘れてはいないと?」

赤城「その通りです!!」ドゲザッ

鳳翔「なるほど忘れてはいないのに【守らなかった】と」

鳳翔「私に【喧嘩を売っている】」わけですか?」ニコ
赤城「」

加賀「」

鳳翔「食べ歩き等すると食器を落としてしまう可能性もあるんですよ」ヒョイ

鳳翔「このスプーンだって汚れてしまってるし・・・・えいっ♪」ブゥゥゥウゥゥン

加賀「えっ?スプーンがこっちn」ベキッッッッッ

赤城「(木がスプーンでえぐられた!?)」

加賀「」アオザメッ
鳳翔「加賀ちゃん♪さっきから隠れて様子をうかがってたでしょ?」ニコニコ

鳳翔「私が気づいてないとでも?」ニコ

加賀「いえ!そんなk」

鳳翔「いいからこっち来いや」

加賀「はっ!はいっ!」ダッッッッッ
鳳翔「ふぅ・・・・全くあなた達は弛んでいるのでは?」

赤城「いえ!慢心せず日々鍛錬をですね」アセアセ

加賀「努力を怠らない様に精進を」アセアセ

鳳翔「あんな生活でですか?」ニコニコ

赤城&加賀「・・・・・・」

オーイ オマタセー
鳳翔「ちょうどいいですね♪」

鳳翔「一つだけ言いますが私があなた達の師匠というのは伏せておいて下さいね♪」

赤城&加賀「えっ!?」

鳳翔「いいですね?」ニコ

赤城&加賀「はいっ!」ビシッ

瑞鶴「あれっ?一航戦と一緒にいるの?」
鳳翔「ええ、今着任のあいさつを」

鳳翔「それでですね。演習なんですけど一航戦対私達というのはどうでしょう?」

赤城&加賀&瑞鶴「えっ!?」

瑞鶴「(・・・勝てば先輩としての地盤を確固たる物にできるチャンス)」

瑞鶴「(しかし勝てるかしら?)」

瑞鶴「(翔鶴姉と組んだ一航戦との演習は普段負けてばっかだし)」

瑞鶴「(しかも相方は新人の鳳翔だし・・・・・・・そうだわ!)」
加賀「五航戦はいいとして勝てるでしょうか・・・・」ヒソヒソ

赤城「我々も練度は上がってますし、上手くいけば引き分け程度には」ヒソヒソ

加賀「先生と組んだとしても五航戦に負けるのは屈辱なので避けたいのですが」ヒソヒソ

赤城「まあ拒否権自体ありませんし」ヒソヒソ

瑞鶴「私は構わないわ!」

赤城&加賀「問題ありません」
瑞鶴「でも演習場を使ってる奴がいるかもしれないわね!」

瑞鶴「いたら誘うけどいいわね!」

鳳翔「ええ、勿論構いませんよ♪」

瑞鶴「(これで練度の高い奴がいてこちらに誘い込めが勝てる確率が上がる!)」

瑞鶴「じゃ私は先行って誰かいるか見てくるわ」

瑞鶴「鳳翔はそこの一航戦から手に持ってる模擬弾でも貰ってから来て!(誰か練度の高い人がいます様に!)」ダッ
鳳翔「では模擬弾を頂けますか?」ニコ

加賀「えっ・・・はい・・・・(マズイ)」スッ

瑞鶴「お願い!誰かいて!」ダッダッダッ

ガラガラガラ

熊野「おや?あなたも演習場をお使いになるの?」

利根「演習場なら空いとるぞ」

瑞鶴「ダメな奴しかいないじゃないのよ!!」
利根「なんじゃ!?」

熊野「いきなり非礼極まりますの!!」

瑞鶴「(ウッ・・・いや利根ならまだ戦力には・・・)」ガラガラガラ

鳳翔「誰かいましたか?」

熊野「あら鳳翔?あなたも演習場をお使いに?」

鳳翔「ええ、今から私と瑞鶴先輩対一航戦で試合となりまして」
鳳翔「演習場を利用してる方がいらしたらご一緒にどうかと」

熊野「なるほど、ではこの熊野が鳳翔のチームに入りますの!」

瑞鶴「えっ!?ちょっとm」

利根「なら人数のバランスを考えてワシは一航戦じゃな」

赤城「では準備しましょうか」スタスタ

加賀「・・・・・・・・・ええ」ボソッ

瑞鶴「(終わった・・・・私の先輩生活が・・・・・)」ウッ

瑞鶴「(利根ならまだ戦力になったかもしれないのに熊野とか・・・・)」

瑞鶴「(こうなったら作戦で勝つしかないわ!)」
~一航戦&利根準備室~

利根「カタパルト異常なし。あとは弾薬の補充をしなければな」

利根「その加賀が手に持っとるのは模擬弾じゃな?貰うぞ」スッ
加賀「あっ・・・」

利根「ん?どうかしたかの?」

加賀「別に・・・・」

加賀「(言えない・・・今からお互い通常より被弾すると痛い弾で演習するなんて・・・)」

赤城「私も頂きますね。」スッ

加賀「どうぞ・・・(考えるのは止めておきましょう)」
~瑞鶴&鳳翔&熊野準備室~

瑞鶴「熊野!!これを装備しなさい!!」つドラム缶

熊野「なっ!そんな装備このオシャレな熊野には似合いませんわ!嫌ですわ!」

瑞鶴「これは普通のドラム缶じゃないわ!」

瑞鶴「中には演習用火薬が大量に入っているのよ!全てのスロットに積みなさい!」

瑞鶴「熊野は航空戦終了後即座に加賀に向けて体当たりをして中破させる」

瑞鶴「中破した空母は格好の的だから鳳翔と私で徹底攻撃して大破させるわ」

瑞鶴「以上が作戦よ!」

熊野「そんな作戦絶対いやですの!!」
鳳翔「瑞鶴先輩、その作戦はどうかと・・」

瑞鶴「・・・・そうね」

鳳翔「それに瑞鶴先輩ならそんな作戦使わなくても一航戦に勝てますよ♪」

瑞鶴「そうよね!」

鳳翔「そうです!!」

瑞鶴「じゃ一先ずこの作戦無しよ!演習場に行くわよ!(こうなったら正々堂々勝つしか無い!)」

熊野「勝ってみせますわ♪」

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千代田「・・・・・・・・」

飛鷹「どしたの千代田?」

千代田「あっ、飛鷹」

千代田「今一航戦の人達が演習場を利用してて、攻撃一巡した所なんだけど・・・」

飛鷹「一航戦と利根で相手は瑞鶴&新人の鳳翔と熊野か・・・」

飛鷹「あら、利根は大破、瑞鶴と熊野は小破、意外に瑞鶴達善戦してるわね。」
鳳翔「(瑞鶴さんはまあ及第点といったとこかしら・・・熊野さんも特に問題無し・・)」

鳳翔「(あの子達、おそらく次で瑞鶴さんを大破にしてくるはず・・・・)」

鳳翔「(さて・・・どう出ましょうかね)」ニヤリ

瑞鶴「(利根を大破させたけどこちらも私と熊野は小破)」

瑞鶴「(あの一航戦の事よ、絶対次に私を狙うはず)」

瑞鶴「(そうなると鳳翔と熊野だけじゃ負ける・・・)」

瑞鶴「(何としても次の攻撃を避けないと・・・)」
鳳翔「瑞鶴さん来ます!!!あと20秒で雷撃!!」

瑞鶴「加賀の攻撃機!やはり私狙いか・・・こうなったら」

瑞鶴「熊野ぉぉぉぉぉぉぉ」ドドドドドド

熊野「なっ?何っ!ちょっと瑞鶴!!!何故私を羽交い絞めにっ!!」ジタバタ

瑞鶴「作戦よ!!さぁどっからで来なさい攻撃機!!」

熊野「ちょ、目の前に攻撃k」

ドォォォォォン
千代田「・・・・・熊野大破だね」

飛鷹「酷いわね」

瑞鶴「よっしゃぁぁぁ!攻撃防いだわよ!!」

熊野「」ボロッ

鳳翔「あの瑞鶴さん・・・・?」

瑞鶴「さっ!作戦よ!作戦!じゃこちらの攻撃行くわよ!」

瑞鶴「鳳翔は先に攻撃機を二人に向けて発艦させて!私がその後ろについて一気に攻撃するわ!」
鳳翔「わかりました!(搭載機が多い瑞鶴さんが後ろに控えて攻撃・・・)」

鳳翔「(普通の攻撃で瑞鶴さんがあの子らの回避運動の中当てられるでしょうか?)」

鳳翔「(私が倒しても良いんですけどねぇ・・・・それでは・・・)」

鳳翔「(仕方ありませんね)」

鳳翔「鳳翔機!発艦します!」ピュッ

瑞鶴「瑞鶴機!続いて発艦!」ピュッ

利根「・・・・!!二人とも!攻撃機が来とるぞ!!」
加賀「あれは先生の攻撃機・・・」ゾワッ

赤城「回避運動開始します!!」ザッ

加賀「機体が低い・・・・水面ギリギリ」ザッ

赤城「攻撃目標が定めにくい・・・」グッ

鳳翔「(・・・・・今です!)」

ドォォォン
加賀「えっ・・・・先生の機体が墜落?」

赤城「(先生がそんなミスをするはずが・・・・・ひょっとして)」

赤城「違う!加賀さん!これは水面に機体をわざt」

ドォォォン

鳳翔「すいません!鳳翔機敵部隊目前に水面接触し多数墜落!!」

瑞鶴「ちょ!何やってるのよ!!もうこうなったら全機そのまま攻撃!!」

赤城「うっ・・・・目に機体の破片が・・・しかも爆煙で視界も」

加賀「赤城さん!左40度!」

赤城「くっ」ドォォォォン
飛鷹「今、瑞鶴の攻撃で赤城さん大破したんじゃない?」

千代田「煙でわからないけど、瑞鶴が赤城さんを大破させたとしたら初めてじゃないのかな?」

鳳翔「(瑞鶴さんの攻撃で恐らく赤城ちゃんは大破、加賀ちゃんは小破といったところですね・・・)」

鳳翔「(まだ爆煙で瑞鶴さんは気づいてませんね・・・今のうちにやりますか)」

加賀「赤城さん!被害は!!?」

赤城「すいません大破です・・」

加賀「そう・・・・(五航戦に負けるなど・・・・何とか引き分けに持ち込む方法は)」

赤城「加賀さん!後ろに九七式艦攻(友永隊)!!!」

ドォォォォン
鳳翔「瑞鶴さん!加賀さん赤城さんに着弾!両者大破判定です!!」

瑞鶴「えっ?私の攻撃で一航戦に勝っちゃったの・・・・?」

鳳翔「ええ♪流石先輩!お見事です♪」

千代田「瑞鶴が一航戦に勝っちゃったよ!?」

飛鷹「・・・・・・・」

千代田「どしたの?」

飛鷹「いえ何でもないわ」

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―――
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~食堂~

ワイワイ ガヤガヤ 

熊野「そう!ちぎっては投げ、ちぎっては投げの八面六臂の大活躍でしたの!」

熊野「しかし二巡目の攻撃でわたくしは勝利の為、狙われた味方を守らなければと思いましたの」

熊野「そして、迫り来る攻撃機に対しわたくしは身を挺して味方を守りましたのよ!」

熊野「まさに、わたくしがいなければ一航戦に勝つ等到底不可能でしたわね♪」

鈴谷「一航戦に勝つなんでやるじゃん♪」

最上「お姉ちゃん鼻が高いよ♪」

熊野「おっーほっほっほっほっ、この熊野にかかれば朝飯前ですのよ!」
利根「うっぅぅぅぅ・・・演習で一航戦と組んで熊野達に負けてしまうとは・・・」

利根「これから熊野達に練習指導等できんぞぉぉぉ」

筑摩「まぁまぁ姉さん。一対一で負けた訳じゃないんだから余り気にせず」ヨシヨシ

利根「筑摩ぁぁぁぁぁ」ウワァァァァン
瑞鶴「そう!熊野の大破で、最近瑞雲を使い始めた熊野を先に攻撃とは何事かと憤慨したのよ!!」

瑞鶴「その時、何て言うのかな・・・?私の中の潜在能力が引き出された感じ?」

瑞鶴「それで・・・本当の実力?みたいな?感じで一航戦に勝利した?みたいな?」

瑞鶴「まあ五航戦の真の力が発揮されたらこんなもんよ!!」ハッハッハッ

隼鷹「いや!演習であの一航戦に勝つなんてすげぇよ!ほら祝い酒だ!飲め飲め!」

千歳「後学のためもっと色々聞かせてよ!!」

瑞鶴「いいわよ♪何でもこの瑞鶴に聞きなさい!」

瑞鶴「(多少話を盛ったけどコレ位いいわよね?)」

加賀「五航戦」

瑞鶴「」ビクッ
瑞鶴「あっ・・・なっ、何よ一航戦!」

加賀「これをあなたに」スッ

瑞鶴「えっ?間宮のアイスじゃない!?なんで・・?」

加賀「いいからあなたにあげるわ。食べなさい」スタスタスタ

千歳「あの加賀さんが間宮のアイスを人にあげるなんて」

隼鷹「どういうことだ?」

鳳翔「・・・・・」ニコニコ

鳳翔「・・・・・」ニコニコ

飛鷹「ねぇ、この隣の席いいかしら?」
鳳翔「あっ、飛鷹さん構いませんよ」

飛鷹「じゃ失礼」スタ

鳳翔「・・・・・」ニコニコ

飛鷹「・・・・・」

飛鷹「演習見てたわ・・・・・・最後の加賀さんへの攻撃あなたのでしょ?」

鳳翔「さぁ、忘れてしまいました」ニコニコ

飛鷹「あなた一体何者?」

鳳翔「本日付で着任しました鳳翔ですよ♪」ニコ
飛鷹「言いたい事が色々あるけどまあいいわ・・・今度色々お話聞いても良いかしら?」

鳳翔「ええ、勿論構いませんよ♪」ニコ

飛鷹「よろしく頼むわね」

隼鷹「おい鳳翔!ビールサーバ使うから今からじゃんじゃん注いでくれねぇか」

鳳翔「ええ、構いませんよ」スタ

飛鷹「ちょっと隼鷹!」

鳳翔「飛鷹さん私はいいんですよ」ニコニコ

飛鷹「・・・・・ならいいけど」
隼鷹「ほら!じゃんじゃん注いでくれよ」

鳳翔「はい♪」ニコ

熊野「鳳翔!今度街へ服を買いにいますわよ!」

鳳翔「はい♪」ニコ

明石「隼鷹さんが鳳翔さんにビールを汲ませてる・・・」

夕張「熊野さんが服を買いに誘ってる・・・・」

明石「何があったんでしょうね・・・」

夕張「まあ今後」

明石「何があっても」

明石&夕張「見なかったことにした方がいいよね・・・」

第1部完
読んでくれた人がいたらありがとう

二航戦との絡み書いてたら長くなって他の書きたくなったのでとりあえず完にした
今別の書いててそれ終わったら2部書くと思うわ
新しく書いてるこれだからまあよろしく

吹雪「ショタ司令官さんと鎮守府の秘密」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434820770/
元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429987624/

-加賀, 瑞鶴, 鳳翔, 熊野, 夕張, 間宮