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艦隊これくしょんSSのキャラ別まとめブログ


大鳳 吹雪

【艦隊これくしょんSS】提督「大鳳?駆逐艦かな?」【吹雪】

提督「よし、提督に就任してから初めての大型建造だ!!」

提督「この日のために資材もバーナーも貯めておいたし。いざ、高速建造でGO!!」

提督「大和型であれますように……頼むよぉ~!」

吹雪「司令官、新しい艦が完成しましたよ♪」

提督「おお、早速できたか! 工廠に行ってくる!!」タッタタタタッ

提督「大和か武蔵! 大和か武蔵でありますように~~~!!」

ガチャリ

提督「さぁ、大砲巨砲主義な戦艦カモン!!」

「そう……私が大鳳」

提督「!!」

大鳳「出迎え、ありがとうございます。提督…貴方と機動部隊に勝利を!」

提督「なっ、大鳳だって!?」

提督「大和や武蔵でもないなんて……しかも、初めて聞いた艦名だ」

提督「でも、その体型から察するに―――」

提督「駆逐艦かな?」

大鳳「ちょ!?」

大鳳「違います! 私は最新鋭の空母です!!」

提督「とてもそうは見えないのだが………うちの吹雪と同年代に見えるし」

大鳳「別に駆逐艦が全て年少の娘とは決まってませんから!」

提督「でも空母には見えないなぁ~、空母といえば赤城とか加賀みたいなあ大人ぽっいイメージがあるし」

提督「それに君は駆逐艦であるうちの吹雪よりも………胸が―――………」チラッ

大鳳「くっ……!!///」

大鳳「く、駆逐艦よりも…む、胸がない空母なんて……そんなに珍しくありませんから!」

吹雪(自分で言ってて傷ついてますね……)

大鳳「とにかく! 私は空母です! 駆逐艦ではないわ!!」

提督「う~ん……どう見ても駆逐艦にしか―――」

提督(ん、待てよ? ひょとして……)

提督(この娘は大型建造で造られた娘だ。大量の資材を使う大型建造でだ!)

提督(大型建造において大和型以外を外れと考えてる提督は少なくはない。あの強い金剛型や長門型でさえ、通常の建造で造れるがゆえに外れ扱いだ!)

提督(それが駆逐艦ならどうだ? 大外れもいいとこじゃないか! どんなに良心的な提督でさえそう思ってしまうだろう!)

提督(だからこの娘はそう思われないよう、自分を空母などと見え透いた嘘をついたんだな)

提督(可哀想に……そこまで思い詰めていただなんて…………よし、それなら―――)

提督「心配することはないんだぞ、大鳳!!」

大鳳「は、はい?」

提督「確かに俺は大和型目当てで大型建造をした! けれど、だからといって駆逐艦であったとしても俺は気にしない!!」

大鳳「だ、だから私は空母―――」

提督「確かに大型建造で造られておいて、自分を外れとも言える駆逐艦とは言い出しづらいだろう」

大鳳「い、いえ! 自分で言うのもなんですけど、私はかなりの当ry」

提督「でも大丈夫!! 俺は駆逐艦が大好きな提督だ!! 資材が勿体ないなんて欠片も思ってない!」

提督「だから自信を持って、自分を駆逐艦と名乗っていいんだよ?」

大鳳「だからッ!! 私は空母なんですってばッッ!!!」

吹雪「ごめんなさい。うちの提督は私達のことを第一に考えてくれる優しい人なんですけれど」

吹雪「少し思い込みが激しくて………あと、艦隊知識がゼロに等しいんです」

大鳳「ええぇぇぇ~~………」

提督「これからよろしくな大鳳! さぁ、俺たちと一緒に暁の水平線に勝利を刻もう!!」

大鳳「だ、大丈夫なのかしら……私……」

吹雪「こうして新たに鎮守府に着任した。駆逐艦・大鳳さんとの生活が始まったのでした」

大鳳「だから! 私は空母ですってば!!」

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吹雪「聞いてください司令官。大鳳さんがMVPの大活躍でした!」

提督「おお、そうなのか! 凄いじゃないか大鳳!!!」

大鳳「フフッ、言ったでしょう? 貴方と勝利を刻むって」

提督「本当に凄いな。駆逐艦なのに艦載機も飛ばせるなんて……まるで空母みたいだ!」

大鳳「だから、空母だって散々言ってるでしょう!!」

提督「とにかく偉いぞ大鳳! よしよし」ナデナデ

大鳳「そ、そんなに撫でないで……困るわ……///」

提督「いい子いい子……」抱きっギュウウウ

大鳳「ちょ!?」ビクッ

提督「ははっ、大鳳は細いなぁ~」ギュウウ

大鳳「な、なんで抱き付いてくるんですか!?」

提督「えっ、いや…駆逐艦はご褒美にこうされると嬉しいんだろう?」

提督「吹雪がそう言ってたし」

大鳳「………」ジロッ

吹雪「えへへ……///」

大鳳「と、とにかく! 私は空母よ! そんなことしなくていいですから!」

提督「まぁまぁ、そう遠慮するなって」ギュウウウ

大鳳「ちょ、ちょっと……///」

提督「よしよし……」ギュウウウ

大鳳「あっ……うっ……///」

大鳳(なんだろう……凄く安心する……///)

大鳳(心がどんどん満たされるような感覚……///)

大鳳(このままずっと―――こうしていたい……///)

吹雪「」ニヤリ

大鳳「―――ハッ!! も、もう結構ですから!!///」パッ

提督「そうかぁ? 遠慮しなくていいのに」

大鳳「わ、私は空母です! そういうことは結構ですから!///」

吹雪「」ニヤニヤ

大鳳「………笑わないでくれる?」

吹雪「は~い♪」
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吹雪「司令官、第一艦隊帰投しました」

提督「うむ、みんなご苦労様。全員無傷で帰投してくれて何よりだ。それぞれ順番に補給していってくれ」

「了解」

吹雪「大鳳さん、お先にどうぞ。一番消耗していますし」

大鳳「ありがとう。それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらうわ」

提督「ほれ、大鳳。ボーキサイトだぞ。あーん」

大鳳「なんで提督がいるんですか!?」

提督「いや、艦娘の補給を手配するのも提督の役目だし」

大鳳「手配というのは直接やるという意味ではないのですけど………」

提督「まぁまぁ、細かいことはいいじゃないか」ガシッ

大鳳「て、提督? な、なにを……!?」

提督「よいしょっと」

ストン

大鳳「!?(提督の膝の上に座らされた!?)」

大鳳「て、提督……/// こ、これは……///」

提督「いや、駆逐艦の子達にはこういう姿勢でやるのが普通なんだろ?」

提督「吹雪がそう言ってたし」

大鳳「またあの娘は………」

提督「はい、ボーキ。たんとお食べ。あーん……」

大鳳「だ、だから……私は空母だから、こんなことは……///」

提督「おっ、そうだ。大鳳はMVPをとったんだったな。だったらこれをやらないと」ガサゴソ

提督「はい。間宮のアイスだぞ~♪」

大鳳「あっ、美味しそう………」

提督「はい。あ~ん」

大鳳「だ、だから私は―――……それに食べるなら一人で……」

提督「ほら、早く食べないと溶けちゃうぞ? あ~ん……」

大鳳「うっ……///」

提督「あ~ん」

大鳳「…………」

大鳳「あ、あ~ん……///」

パクッ、モグモグ

大鳳「!! お、美味しい……///」

提督「そうかそうか。ほら、もう一口。あ~ん」

大鳳「は、はい……あ、あ~ん……///」

パクッ、モグモグ

大鳳「美味しい~~///」

提督「ふふっ、気に入ってもらえて何よりだよ。ほら、あ~ん♪」

大鳳「あ~ん………♪」

吹雪「」ニヤニヤニヤ

大鳳「……ハッ!?」

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大鳳「ふぅ、もう就寝の時間ね」

大鳳「明日も戦いがあるでしょうし、早く寝ないと………」

提督「そうだな。体調管理は大事だ。ちゃんと睡眠をとって明日に備えよう」

大鳳「………」

提督「ん? どうかしたか大鳳?」

大鳳「いえ……段々聞くのも野暮な気がしてきましたけど」

大鳳「なんで提督が私の布団の中に入ってるんですか!?」

提督「なんでって……夜一人じゃ眠れないだろうから、こうして添い寝をしようと」

大鳳「なんで私が一人で眠れなくて当然だって思ってるんですか!? そんなわけないでしょう!!」

提督「だってほかの駆逐艦のみんなはそうだし」

大鳳「この鎮守府の駆逐艦たちはどんだけ………」

提督「特に吹雪が」

大鳳「またあの娘………!」イライライラ

提督「ほら、大鳳。もう夜も遅いんだし、早くこっちに来なさい」ガシッ

大鳳「えっ、いや、ちょ!?///」

グイグイ ドサッ

大鳳「あ、あわわわわ……///」

提督「よしよし。寒くないか?」抱きしめギュウウウウ

大鳳「あうっ……///」

大鳳「て、提督!! 私は一人で眠れます! だ、だから離して……///」

提督「そう無理しなくていいよ。いくらお姉さんぽっく取り繕っても、お前は駆逐艦なんだからさ」

大鳳「だ、だから私は駆逐艦じゃありません!」

提督「だが……」

大鳳「とにかく離れてください!!」

提督「そ、そうか……」スッ

大鳳「えっ……」

提督「そんなに嫌がってるとは思わなかった……ごめんな大鳳」

提督「ほかの駆逐艦の娘はそうだったから、お前もそうなんだとばかり……」

大鳳「えっ、いや……」

提督「良かれと思ってやったのだが………配慮が足らんかった。本当にごめんな」

大鳳「べ、別に……そういうわけでは……」

提督「それじゃあ俺は部屋出るから……お休み、大鳳」

大鳳「あっ、いや……え、えっと……!」

大鳳「ま、待ってください提督!」

提督「ん?」

大鳳「え、えっと……」

大鳳(ど、どうして……私、提督を引き留めてしまったの……?)

大鳳「そ、その………」

提督「…………」

提督「やっぱり一緒に寝ようか?」ニコリ

大鳳「うっ!///」

大鳳「そ、それは………///」

大鳳「…………」

大鳳「は、はい……/// お願いします……///」
―――――――――――

――――――――

提督「寒くないか、大鳳?」ギュウウ

大鳳「は、はい……///」

大鳳(わ、私……どうしてこんなことを自分から………で、でも……)

大鳳(提督に抱きしめられるの……凄く気持ちいい……///)

大鳳(提督と一緒にいると……心が安らぐ……満たされる……///)

大鳳(わ、私……空母なのに……こんなことダメなのに……///)

大鳳(でも、離れたくない………提督から離れたくない……///)

大鳳(私……やっぱり―――……)

大鳳「提督……」

提督「ん? なんだ?」

大鳳「好き……です……///」ギュウウウウウ

提督「ははははっ、そうかそうか」

提督「俺もだよ……大鳳」ギュウウウ

大鳳「……///」カァァァ!

吹雪「………」

吹雪「おちたな」ニヤリ

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★数日後★

吹雪「司令官、また大鳳さんがMVPをとりましたよ!」

提督「おお、凄いじゃないか! ここの所ずっと独占してるじゃないか!」

大鳳「フフッ、言ったでしょう。貴方と共に勝利を刻むって」

提督「さすがは大鳳だな」

大鳳「…………」

大鳳「あ、あの……提督……」

提督「ん?」

大鳳「私、MVPをとったから……いつもみたいに……///」

提督「おお、そうだったな…………よし」

提督「おいで、大鳳」

大鳳「………はい///」

抱きっ

提督「よく頑張ったな大鳳。えらいえらい、えらいぞぉ」ギュウウウナデナデ

提督「お前は最高の駆逐艦だよ」

大鳳「えへへ……/// もう駆逐艦でいいや……///」

終わり
これで終わりです。クソSS失礼しました。

最近、抽選通ったばかりの新米提督です。大鳳ちゃん欲しいです。

wiki見て、入手の難しさに絶望しました………ライダー助けてぇぇッ!!

駄文失礼しました!!
元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434451189/

-大鳳, 吹雪