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艦隊これくしょんSSのキャラ別まとめブログ


飛龍 瑞鶴 鳳翔

【艦これ・提督SS】瑞鶴「鳳翔お母さんの女子力が低い?」 飛龍「うん」

2016/12/31

◇食堂

瑞鶴「またまた、冗談きついわよ飛龍さん」

飛龍「冗談なら良かったんだけどね。私から見るとどうも」

瑞鶴「わかんないなー。鳳翔お母さん、出来ないことのほうが少ないでしょ」

飛龍「そうだね。お料理は言わずもがな、掃除、洗濯、裁縫も業者さん顔負けだし」

瑞鶴「艦載機の運用は、赤城さんと加賀さんに指導してたレベルだし」

飛龍「駆逐ちゃんたちの相手もね。演習では水雷戦や敵空母への対処法も指導してるし、
プライベートでも成長期の栄養管理やカウンセリング、ピクニックの引率からゲームの相手まで完璧だね」

瑞鶴「まさに艦娘の鑑じゃない。どこが女子力低いっていうんです?」

飛龍「うーん、なんていうかねー……それとはベクトルが違うところ、っていうか」

※注意書き

この作品は艦隊これくしょんの2次創作SSです。

原作のゲームに存在しない独自設定を使用しています。
またキャラ同士の百合カップリングを含みますので、十分にご注意ください。

瑞鶴「違うとは?」

飛龍「いやね、今まではそれで全然問題なかったのよ。だけどここ2、3ヵ月くらいで、私たちの関係が激変したでしょ?」

瑞鶴「ああ、ケッコンのことね。お母さんだけじゃなく、私たちも随分変わりましたね」

飛龍「そうそう。提督は指輪を6つ用意して、私たち正規空母に渡してくれたけれど」

瑞鶴「最初に支給される1つを、お母さんに渡したのよね」

飛龍「うん。それがすごく特別な意味を持ってたことは、はたから見ててもわかったでしょ? 提督も、お母さんもさ」

瑞鶴「あの時は提督さんめぐって、ひと悶着もふた悶着もあったわねぇ……」

飛龍「で、指輪渡してからそこそこ時間経ってるわけだけど。2人見てて、何か気付かなかった?」

瑞鶴「気付いたこと? うーん……あ、ちょうど提督来たわね」

鳳翔「おはようございます、提督!」

提督「おはようございます、鳳翔。……えーと」

鳳翔「いつもの定食ですよね? はい、もう出来てますよ」

提督「ありがとうございます。急いでいたので、助かります」

鳳翔「お気になさらず。……お仕事頑張って下さいね?」

提督「ええ。それじゃ」

飛龍「どうよ?」

瑞鶴「阿吽の呼吸じゃん。熟年カップルみたい」

飛龍「それ、本人たちの前で言っちゃだめだよ……」

飛龍「って、そうじゃなくてさ。今の2人の会話聞いてて、どう思った?」

瑞鶴「なんか、随分他人行儀ですよね。というより、ケッコン前の2人を見てるような……」

飛龍「そうなのよ。進展してないどころか、昔の上司部下に戻っちゃってる気さえするんだけど」

瑞鶴「提督さんって、お母さんに敬語使ってましたっけ」

飛龍「あ、それは昔からだね。といっても提督が敬語使うのって、お母さんと赤城さんと加賀さんだけだけど……付き合う前は『鳳翔さん』って呼んでたし」

瑞鶴「呼び方までは戻ってないか……でも、おかしいな。ケッコンしてすぐの頃なんか、執務室で……」

鳳翔『はい、提督、あーん……』

提督『――うん、すごく美味しいです、卵焼き』

鳳翔『そうですか? 良かった……よーく出汁を取った甲斐がありました』

提督『今更な話ですけど、あまり早起きして無理しないでくださいね? 貴女に倒れられたら、その……私が、困ってしまいますから』

鳳翔『ふふっ、心配してくださるのはうれしいですけど、本当に大丈夫ですから。一応軍属ですし、体調管理はしてますので』

提督『ならいいのですが』

鳳翔『それよりも、その……提督、重くない、ですか?』

提督『全然。そちらこそ私の膝、痛くないですか』

鳳翔『あの……とても……落ち着き、ます……』

瑞鶴「あんなん砂糖吐くわ」

飛龍「古風だと思ってたら、意外にやるなぁ提督……」

飛龍「まあ、ちょっと前までお互いべったりだったのが、いつの間にか距離が離れてるのよ」

瑞鶴「……倦怠期?」

飛龍「早い早い」

飛龍「第一、あの2人の間にあるのは愛情だけじゃないでしょ?」

瑞鶴「そうですね。信頼というか、尊敬し合ってるというか」

飛龍「そういう目に見えないところを感じ取ったからこそ、赤城さんも蒼龍も翔鶴も身を引いたんだと思うのよね」

瑞鶴「翔鶴姉、吹っ切れているかどうかは微妙なところですけどね」

飛龍「それは蒼龍も同じね。吹っ切れてもらわないと困るんだけど」

瑞鶴「飛龍さんは、提督のことは……」

飛龍「最初から恋愛感情はなかったなー。上司としてはとっても有能だし、信頼もしてるけど……あ、でも、もうちょっと年上だったらグラついたかも」

瑞鶴「山口提督を基準にしてたら、ケッコンなんて夢のまた夢ですよ」

瑞鶴「それで、女子力の件はどう繋がるんです?」

飛龍「ああ、そうだった。私、あの2人にもっと仲良くなってもらいたいのよ。単純にお母さんには幸せになってほしいし、蒼龍たちも浮かばれないでしょ?」

瑞鶴「そうですね。これでまた2号でもいいから、なんて言い出すひとが出たら、空母艦娘だけじゃなくて鎮守府全体が混乱しそうですね」

飛龍「提督は今時珍しく硬派な人だもんね。他所の提督みたいに何人も関係持つの嫌いだし……だからこそお母さんと相性良いんだろうけど」

瑞鶴(あんなベッタリで硬派……?)

瑞鶴「えーと、そのために何をするんですか?」

飛龍「うん。よくぞ聞いてくれたわ」

飛龍「お母さんの女子力をアップさせて、提督をもうこれ以上ないほどベタ惚れにさせるのよ」

瑞鶴(いい話からいきなりスイーツっぽくなったわね)

瑞鶴「初めに話してましたけど、お母さんの能力は基本カンストなんですよ。どこをどうアップさせる要素があるんですか?」

飛龍「そう、基本はね。だけど、私がお母さんを観察してて気付いたところがいくつかあるの。
そこから攻めていけば、提督もケッコン当時のベッタリモードを思い出すはずよ」

瑞鶴「うーん、そんなのあるんですかね」

飛龍「とりあえず朝食食べちゃおう。そのあとお母さんがお洗濯するから、そこを見た方が早いと思うわ」

瑞鶴「当人たちが幸せならそれでいいと思うんだけど……私たちが首突っ込んでいいのかな」

飛龍「引き際はちゃんと見極めるから大丈夫よ。お母さんに止められたらもちろんやめるし」

瑞鶴(飛龍さん、家族のこと大好きだけど好奇心強いからなー。暴走しなきゃいいけど)

◇裏庭

瑞鶴「さて、裏庭に来ましたけど」

飛龍「今、洗濯物干してくれてるから。見つからないようにちょっと覗いてみて」

鳳翔「――すこしずつだけどー、タイプ:ワイルド♪」

鳳翔「もっともっとー、タイプ:ワイルド♪」

鳳翔「つよくなるよ――」

瑞鶴「気持ちよさそーに歌ってますけど」

飛龍「お母さんにとっては、家事は趣味みたいに楽しむものらしいからね。鎮守府の皆、ホント頼りっぱなし……」

瑞鶴「なんか変わった歌ですけど、飛龍さん知ってます?」

飛龍「あーそっか……世代は変わったのねー」

瑞鶴「?」

瑞鶴「ところで、飛龍さんが気付いた事って? 別に落ち込んでるようには見えませんね」

飛龍「お母さんじゃなくて、洗濯物を見て。なんかおかしくない?」

瑞鶴「洗濯物? 私たちの道着と私服、駆逐ちゃんたちの制服と私服、提督の軍服……どこかおかしいですかね」

飛龍「おかしいわよ。お母さんと提督の私服が全然ないのよ」

瑞鶴「あっ」

飛龍「というか、あの2人の私服姿を私は見たことがないわ」

瑞鶴「ああ……」

瑞鶴「そういえば家事してるときも、お母さんはいつもの着物に割烹着だし……それが自然過ぎて、全然疑問に思わなかったわ」

飛龍「そうでしょ? 提督も仕事してるところしか見たことないから、軍関連の服装しか記憶にないんだよ」

瑞鶴「2人とも働き過ぎでしょ……いつ休んでるんだろ」

飛龍「心配でしょ? これからE海域の発生時期になるし、2人のどっちかでも倒れちゃったりしたら」

瑞鶴「駆逐ちゃんたちも心配して、出撃も身が入らなくなりそうね」

飛龍「仕事もそうだけど、問題は2人っきりの時間が取れてるのかわからないってことよ」

瑞鶴「確かに心配になるわね。さっきの2人のやり取り見てると」

飛龍「というわけで! 本格的に慌ただしくなる前に、2人の仲を進展させようってわけ」

瑞鶴「膝の上で食べさせあいする関係に戻すんですか……それはそれで勘弁してほしいかも」

飛龍「貴女達も負けずにイチャコラすればいいじゃん。遠慮なんかしないでさ」

瑞鶴「遠慮とかじゃなくて、お互いそんな空気にならないだけです」

飛龍「さて、今日は忙しくなりそう! おーい、おかあさーん!!」

瑞鶴(まあ、提督もお母さんがもっと魅力的になれば、きっと嬉しいよね?)

◇鳳翔の店

鳳翔「めずらしい組み合わせね。どうしたのかしら?」

飛龍「ずばり聞くけどさ、お母さん……提督とは、どうよ?」

鳳翔「え、ふぇっ!?」

瑞鶴「ちょ、ちょっと直球すぎるよ。お母さんも、そんな一瞬で顔赤くしないでよ、初心すぎだよ」

鳳翔「ど、どうとは、ど、どういうことかしら」

飛龍「わかってるくせにー。提督とはどこまで進んだのか、ってことだよー」

瑞鶴(親代わりのひとの恋バナ聞くってなかなかシュールよね)

鳳翔「そ、その、実はですね……この間……」

飛龍「うんうん!」

鳳翔「せ……接吻を……されてしまいました」

飛龍「」

瑞鶴「」

鳳翔「////」

鶴龍「「学生かーい!!!!」」

鳳翔「きゃっ」

瑞鶴「え、なんなの?執務室で食べさせあいっこまでしてたくせに、未だにキスで真っ赤になるレベルなの!?」

鳳翔「あれ見てたの!?」

飛龍「びっくりしたわ。2人とも古風だとは思ってたけど、男女の付き合いがここまで奥手だと思わなかったわ」

瑞鶴「こんなんじゃ朝帰りなんて遥か先の話ね」

鳳翔「あ、朝帰りって……」

飛龍「キスするほうが膝の上に座るよりハードル高いって……」

鳳翔「あ、あれは、提督が新婚さんっぽいことをしたいって仰ったから」

瑞鶴「新婚っぽいか? 提督さんの趣味って……」

飛龍「この反応を見るに、キスの回数もすごい少ないわね」

鳳翔「す、少なくないですよ。指輪を頂いたときにも、し、してもらいましたよ?」

瑞鶴「そりゃ当り前でしょ。してなかったら提督さんのこと見損なうわ」

瑞鶴「お母さんがここまで初心なんじゃ仕方ない。提督さんのほうから手を出してもらうしかないわね」

鳳翔「え!? ちょっと、何するつもり?」

飛龍「安心して、お母さんにも悪い話じゃないから。とりあえず現状を整理しよう」

瑞鶴「お母さんさあ、さっきの洗濯物に私服が見当たらなかったんだけど」

飛龍「どんな服持ってるか、ちょっと見せてくれる?」

鳳翔「服? 私の服と言えば、この着物だけだけれど……」

飛龍「」

瑞鶴「」

鳳翔「??」

鶴龍「「それだけかーい!!!!」」

鳳翔「きゃっ」

瑞鶴「ひ、ひとつだけ? 駆逐ちゃんにお洋服縫ったりとかしてるのに、自分のは1着なの!?」

鳳翔「い、1着じゃないわ! 着回せるように、同じ柄の着物と袴を3着ずつ持ってるわ」

飛龍「言いたいのはそういうことじゃなくてさ!」

瑞鶴「女子力うんぬんじゃなく、女性として心配になってきたわ……」

瑞鶴「あれ? そういえば少し前に、提督さんと2人でどこかにお出かけしてなかったっけ」

鳳翔「え、ええ。提督は次の日も執務があったから、お夕飯を一緒に食べに行っただけだけれど」

飛龍「キスってその日か。そこで帰っちゃうってのが……うーん」

瑞鶴「でも、実質デートよね。その時の服装は?」

鳳翔「提督の? 普通に第1種軍装に外套だったかしら。私も着物の上から道行を着ていったわ」

瑞鶴「で、デートに軍服……ドレスコードもあるだろうし、忙しいから仕方ない、のか?」

飛龍「デートならさー、もっとこうお互いに服を褒めるとか、そういうイベントがあるじゃん! 普段通りだったらそういうのが全く生まれないでしょ!?」

鳳翔「でも提督は、いつもこの服をよく似合ってるって言ってくれるわ」

瑞鶴「確かにお母さんのイメージぴったりだけどさ。それ1つってのはどうも……」

瑞鶴のセリフの「提督さん」がところどころ「提督」になっています。
大変申し訳ありません、これ以降は注意していきます。

飛龍「ねえ瑞鶴瑞鶴」

瑞鶴「どうしました?」

飛龍「私、もっと大変なことに気付いちゃった」

瑞鶴「こ、これ以上にまだ何か?」

飛龍「瑞鶴さ、出撃の時、肌着ってどうしてる?」

瑞鶴「肌着? 下は普段通り翔鶴姉と同じパンツで、上はサラ……ハッ!?」

飛龍「気付いた?」

瑞鶴「いや、いやいやまさか。デートの下着にサラシなんて」

提督『鳳翔……いい、ですよね?』

鳳翔『て、提督……はい、脱がせて、ください////』

提督『それじゃ、後ろ向いて……んっ、あれ?』

鳳翔『どうしました?』

提督『鳳翔、その胸……サラ、シ?』

鳳翔『あ、ごめんなさい。結構何重にも巻いちゃったので、取りにくいですよね』

鳳翔『今自分ではずしますから』

提督『』

瑞鶴「色気の欠片も無いわ……」

飛龍「ね、大変でしょ?」

飛龍「お母さん、ちょっと聞きづらいんだけど」

鳳翔「なあに?」

瑞鶴「あのさ、肌着っていつもどうしてる?」

鳳翔「そうね、上は、出撃や演習の時には胸にサラシを巻くけど、緊急時に備えて普段から巻いてるわね」

飛龍「げえっ、やっぱり!」

瑞鶴(ん? 上は?)

鳳翔「でもね、下の方は湯文字だけで、瑞鶴ちゃんたちみたいな直接触れる下着は履いてな」

瑞鶴「うわああああああ!!!! 聞こえない聞こえない!!!!」

鶴龍「「服買いに行こう」」

鳳翔「うーん……でも、必要ありませんよ。この服で間に合ってますし、提督にもこの服、気に入って頂けてますし」

瑞鶴「ダメです」

飛龍「服のレパートリーがないなんて女として見過ごせません」

瑞鶴「っていうか、娘同然の私たちからこんなこと言われる時点で少しは察してよ」

飛龍「今のところ、殿方と付き合ってるのはお母さんだけなんだから。
駆逐ちゃんとかに付き合いのお手本を見せられるようになってもらわないと困るよ」

鳳翔「私も提督も、健全なお付き合いをさせて頂いてると思っているけど……」

瑞鶴「健全過ぎて、ケッコンの本当の意味を知らないまま成長しちゃったら大変じゃん」

飛龍「そうそう。どうしようもないろくでなしにつかまったら大変だよ? 私がそんなことさせないけどさ」

飛龍「さって、善は急げね。今から街まで出ましょう」

鳳翔「ええ!? い、今から!?」

飛龍「お母さん、午後は空いてるでしょ? 私も今日は予定ないし……瑞鶴はどう?」

瑞鶴「今日ですか。ごめんなさい、ちょっと約束が」

瑞鶴「……あ、電話だ」

瑞鶴『もしもーし』

加賀『もしもし瑞鶴? 私よ、加賀』

瑞鶴『加賀さん? 何かありました?』

加賀『あのね、今日のデートなんだけど、ごめんなさい。延期してもらえないかしら』

瑞鶴『ええー!! なんでなんで!?』

加賀『急に演習の申し入れがあったの。お互い正規空母を含んだ編成で、出れるのが私しかいないのよ』

瑞鶴『今日の演習は赤城さんと翔鶴姉の担当じゃなかった?』

加賀『そうなんだけど、予定とは別の艦隊からも臨時で入ってほしいと言われたそうよ。
他の子は今から缶に火を入れても間に合わないけど、私はたまたま工廠に整備を頼んでいたから』

瑞鶴『うー……楽しみにしてたのに……』

加賀『私もよ。でも、提督を責めないであげてね。相手は士官学校からお世話になってる方らしいし、
E海域の出現前に練度を調整しておきたいって言われたら、流石に断りきれないわよ』

瑞鶴『むう……なら、しょうがないですね』

加賀『ふふ、そんなふくれた声出さないの……日程は改めて決めるとして、なにかひとつ、いうことを聞いてあげるから』

瑞鶴『……なんでも?』

加賀『出来ることならね』

瑞鶴『……今日』

加賀『うん?』

瑞鶴『今日、一緒に寝てくれたら、許してあげます』

加賀『…………』

瑞鶴『加賀さん?』

加賀『ああ、ごめんなさい。貴女の可愛さにちょっと放心しただけ』

瑞鶴『ちょっと、からかわないで下さいよ』

加賀『あら、貴女に嘘は吐かないわよ。――それじゃ、今夜ね』

瑞鶴『あ、待って! 帰りはいつごろに?』

加賀『確か、一六〇〇過ぎになるはずよ』

瑞鶴『了解です。演習頑張って下さい、ね』

加賀『もちろん。じゃあまた』

飛龍「長電話だったね。ところで、約束のことって?」

瑞鶴「たった今無くなりましたよ……ったく、提督さんめ。馬に蹴られろ」

飛龍「? それじゃ、お買い物つきあってくれる?」

瑞鶴「ええ、良いですよ。洋服屋だろうが下着屋だろうが、どこへでも行ってやりますよ……お母さんは説得出来たんですか?」

飛龍「それがさー、聞いてよ。お母さんに提督とのこと聞いたらさぁ」

飛龍『一応聞いておきますけど、提督とお母さんは夫婦よね? もちろん、書類上ってだけじゃなく」

鳳翔『め、夫婦……え、ええ。私の思い上りでなければ、だけど……』

飛龍『もうちょっと自信持って下さいよ……それで、お母さんは提督に何かしてほしいことはないですか?』

鳳翔『ななな、ナニって何かしら!?』

飛龍『ええいもう、いちいちそういうところに反応するのやめてよ! 
……私、提督との関係があんまり進展してないように見えて心配なんですよ。おせっかいなのは自覚してますけど」

鳳翔『……あの人は、今忙しいですから。私ひとりの都合で振り回すわけには』

飛龍『それは仕事上の1人の艦娘の感情であって、お母さん個人の気持ちじゃないでしょ。
私たち正規空母は6人とも練度99だったけど、提督がちゃんと告白したのはお母さんだけなのよ? その意味はわかりますよね?』

鳳翔『……ええ、確かにそうだったわね。意味は、わかっているつもり』

飛龍『その時点で、お母さんは提督の1番なんだよ。だから少しぐらい、自分の気持ちを出してもいいと思う』

鳳翔『…………』

飛龍『突然こんなこと言いだしてごめんね? 最近の2人見てて、特にそう思ったから』

鳳翔『最近? なにかあったかしら』

飛龍『ほら、食堂で会話してたでしょ。2人の呼吸は相変わらずバッチリだけど、なんか昔と変わんないと思って』

鳳翔『……そうね、確かに最近は、2人でゆっくり話す時間もあまり取れていなかったわ』

飛龍『でもそういうところ、提督は男らしくないよね。奥さんほったらかすなんてさ』

鳳翔『ふふ、指輪をもらったときに、お互い忙しいことは覚悟していましたから』

飛龍『それで、さっきの話。お母さんは、提督とどうなりたい?』

鳳翔『……そうね、今までは、そばにいるだけで割と満足だったけど……これからは……』

飛龍『これからは?』

鳳翔『その……もうちょっと私に……触れてほしいかな、なんて……』

飛龍『…………』

飛龍『あー、提督が骨抜きになるわけが、ちょっとだけわかったわ』

飛龍「かわいいでしょ?」

瑞鶴「うん。結局、初心が抜けてないあたりが特にね」

鳳翔「ちょっと目の前で言わないで!」

飛龍「ま、そうと決まったら出発しよう」

瑞鶴「そうですね。私もあんまり遅くなりたくないんで」

◇洋服屋

瑞鶴「どんな服が良いかな?」

飛龍「大体目星はついてるんだよねー。とりあえず、ミニね」

鳳翔「ミ、ミニ!? ミニって、あの太もも丸出しのでしょ!?」

瑞鶴「丸出しって、そんな言い方するひと初めて見たわ……」

飛龍「いいんだよ。普段とのギャップを狙ってるんだから」

鳳翔「で、でもそんな短いスカート履いてたら……あの人に、はしたないって思われちゃう」

瑞鶴「昭和の価値観だよ、今は全然大丈夫」

鳳翔「いえ、私は大正」

飛龍「そういうことじゃない」

飛龍「上の方は店員さんに見立ててもらって、と。瑞鶴はなにか案ある?」

瑞鶴「うーん、そうですねえ」

鳳翔「ええ!? これだけでいいんじゃ」

飛龍「せっかく街まで出てきたんだからもったいないし。どうせ1人で服なんて買いに来ないでしょ?」

瑞鶴「あ、そういえば。前に、お母さんに似合うだろうなーって思ってたのがあるんだけど、まだ売ってるかな」

鳳翔「わ、私の意志は……」

飛龍「私服のセンスは任せられません。我慢してね」

瑞鶴「あ、あったあった! これこれ!」

→例のタートルネック

鳳翔「」

飛龍「これかー、まだ売ってたんだね」

鳳翔「何これ!? む、胸が、見えちゃうじゃない!」

瑞鶴「そういう服だもの」

鳳翔「だめよこんなの!! 仕事であの人の近くに行ったときとか、その、集中させてあげられなくなっちゃう!!」

飛龍「それが狙いだもん。お母さんも提督に触れてもらいたいんでしょ?」

鳳翔「確かにそう言ったけど、こんな、ち、痴女みたいな格好は……」

瑞鶴「結構着てたひと多かったよ? 少し前までは、だけど」

飛龍「よし、後はブーツだね」

鳳翔「まだ買うの!?」

飛龍「どうせ靴だって、草履ぐらいしか持ってないんでしょ」

鳳翔「うっ」

瑞鶴「上は洋服で下は草履なんて、バ○ボンの逆バージョンみたいじゃん……」

飛龍「ここまで来たんだからとことん付き合ってもらいましょう!」

瑞鶴「そのあとはランジェリーショップね」

鳳翔(うう、娘に見立ててもらうなんて……これ結構恥ずかしいことなんじゃないかしら)

鳳翔「結局押し切られて買ってしまいました……」

飛龍「いやー、良い買い物したね」

瑞鶴「お母さんの恥ずかしがってる顔なんて、中々見れるもんじゃないね」

鳳翔「大人をからかうのはやめなさい!」

飛龍「でも、これで完璧だよ。さっそく帰って提督に見せてあげよう」

鳳翔「い、今から!?」

瑞鶴「勢いのあるうちにやらないと、どうせお母さん1人じゃ恥ずかしがって着れなくなるよ」

鳳翔「ちょ、ちょっと心の準備が」

飛龍「自分の夫に何言ってんの。ほら、行くよー」

◇執務室前

鳳翔「ほ、本当にこの格好で行くの?」

飛龍「ここまで来て何言ってんですか。別に知らない相手に見せるんじゃないんだから」

瑞鶴「大丈夫ですよ、どこもおかしくありませんから」

鳳翔「そういう問題じゃなくて!!」

飛龍「あーもうじれったいな。ほら、お茶とお菓子持ってきましたから、提督に届けてあげて下さい」

瑞鶴「ノックしますよー」

鳳翔「ああ!ま、待って……」

提督「誰かな?」

鳳翔「て、提督? 鳳翔です……あ、あの、お茶を……」

提督「ああ、ありがとうございます。どうぞ」

鳳翔「し、失礼します……」

提督「すみませんね、わざわざ……!!??!?」

鳳翔「お、お疲れ様です、提督……」

→例のタートルネック
→マイクロミニ
→ニーハイブーツ

鳳翔「ど、どうぞ、お茶です」(前屈み)

提督「」

飛龍(おお! 無意識に胸の切れ目を提督の目の前に持っていくとは)

瑞鶴(いい感じじゃない! そこだ、行け! 押せ!)

鳳翔「あの、提督? どうされました、固まって」

提督「……すみません、貴女に負担をかけ過ぎたようです」

鳳翔「へ?」

提督「――もしもし、明石? 鳳翔が高熱を出したようなんだ。
いったん泊地修理を中断してこっちに回ってくれるかな。 ――うん、そう。自室に戻ってもらうから」

鳳翔「」

提督「鳳翔、今日の業務は切り上げて、もう休んで下さい。私も執務が終わったら見舞いに行きますから」

鳳翔「い、いえ! 熱なんてありませんから!」

提督「それでも疲れは溜まってるでしょう、ただでさえ貴女は休日があまり取れないんですから。
……嫌な言い方しますけど、命令です、鳳翔。休んで下さい」

鳳翔「……はい……」

飛龍「」

瑞鶴「」

飛龍「ちょっと提督!」

提督「ノックしなさい。飛龍に、瑞鶴? めずらしい組み合わせだね」

瑞鶴「いやいいのよそんなこと! それよりさっきのさあ!」

提督「鳳翔のこと? ……ああ、あれは2人の入れ知恵か」

飛龍「変なところだけ察し良いわね提督!」

瑞鶴「なんで感想のひとつも言ってあげないの! お母さん可哀そうじゃん」

提督「……感想か。正直言うと、あまり露出の多い服装は好きじゃないんだ。
鳳翔のセンスじゃないのはひと目でわかったけど、今のを聞いて大体理解したよ」

瑞鶴(全くもう……こういうところで息は合ってるのになあ)

飛龍「それでも、追い出さなくてもいいじゃん」

提督「いや、好みを別にしてもあの服装はよく似合っていたと思うよ。時々着てもらってもいいかもしれない」

瑞鶴「えー、じゃあなんで?」

提督「それは……その、あのまま目の前にいられると……襲ってしまいそうで、ね」

飛龍「…………」

瑞鶴「…………」

鶴龍「「襲えよ!!!!」」

提督「なんなんだよ君らは」

提督「とりあえず執務の続きをしないと……そろそろ演習組が帰ってくるしね」

瑞鶴「あ、そうか。もう一六〇〇回ってるね」

提督「加賀には無理を言ったからね、なにか埋め合わせしないと」

瑞鶴「なら、私と加賀さんの休日合わせるのでお願いするわ」

飛龍「あれ? 今日加賀さんの演習の日だったっけ」

提督「臨時だったんだ。時期が時期だから断りきれなくてね……加賀には悪いことをした」

瑞鶴「私が艦隊の出迎えに行ってくるわ。提督さんは書類片付けてて」

提督「ありがとう」

飛龍「艦隊じゃなくて、加賀さんの迎えでしょ?」

瑞鶴「む……わかってるなら言わないでくださいよ」

◇港

瑞鶴「おーい加賀さーん」

加賀「瑞鶴。お迎えありがとうね」

瑞鶴「いいのいいの。今日会えなかったし、これくらいは」

加賀「そうね……本当にごめんなさい。約束は守るから」

瑞鶴「加賀さんのせいじゃないってば!」

加賀「予定空いちゃったけど、今日は何をしていたの?」

瑞鶴「あ、そうだ。聞いて下さいよ」

加賀「……そうなの。お母さんがね」

瑞鶴「うん、もしかしたら余計なことしたかも……」

加賀「それは提督に責任があるわね。奥さんを寂しがらせるなんて男としてあり得ないわ」

瑞鶴「別にないがしろにしてるわけじゃなくて、仲は相変わらず良いんだけどね? 
ただちょっと、スキンシップが減ったというか」

加賀「……何があったのか、提督の気持ちを聞いてみる必要がありそうね。演習の報告がてら、聞いてみようかしら」

瑞鶴「私も行くわ」

瑞鶴「提督さーん、加賀さんお連れしましたー」

加賀「失礼します提督。報告書をお持ちしました」

提督「ああ、加賀。お疲れ様でした、突然お願いしてすみません」

瑞鶴「そうよそうよ」

加賀「もう、瑞鶴……お気になさらず。事情は理解していますから」

飛龍(ああ、約束って加賀さん関連か。そりゃ不機嫌にもなるよね)

加賀「飛龍。事情は大体瑞鶴から聞いたわ。随分楽しそうな事をしてるわね」

飛龍「あはは、やっぱり気になります?」

加賀「次にお母さんの着せ替えやる時は私も呼びなさい」

瑞鶴(ごめんお母さん、加賀さんは止められないや)

提督「ちょっと、あまり話を大きくしないでくださいね? これから忙しくなってくるんですから」

瑞鶴「それは提督さんの対応次第だね」

飛龍「そうだよ、お母さん悲しませるのは許さないからね」

加賀「……提督、私から申し上げるのも変な話なのですが」

提督「はい?」

加賀「提督は鳳翔お母さんのこと、どう思っていらっしゃいますか?」

提督「愛していますが」

加賀「……くっ……」

瑞鶴「貴女が赤くなってどうすんですか」

飛龍「提督の気持ちはわかったよ。でも、最近の2人の関係、ちょっと心配になるんだけど」

瑞鶴「前の甘々でベタベタギトギトの関係はどこに行ったのよ」

提督「いや、別に喧嘩したとかではないよ?ただちょっと……」

加賀「私も気になります」

提督「まあ……君たちにならいいかな」

提督「先月のホワイトデーに、鳳翔と2人で夕食を食べに行ったんだけど」

飛龍「ああ、お母さんがキスで真っ赤になった日ね」

提督「どこまで知ってるの……まあ、それで、その日は帰ってきたんだけど。実は予定では、朝帰りをしようと思ってたんだ」

瑞鶴「えー!? 次の日は仕事が忙しいんじゃなかったの!?」

提督「鳳翔にはそう言ったけど、2週間くらい前から時間を作れるように仕事を調整してたんだよ。2人の休みが合う日も少なかったからね」

加賀「そ、その、朝帰りというのは」

提督「ええ。多分加賀の想像通りだと思いますよ」

加賀「そ、そうですか……」

瑞鶴(照れてる加賀さんかわいい)

提督「交際を申し込んで1月経ったし、何より自分が我慢できそうになかったからね。
2人でお酒呑んだ後に、予約してたホテルに行こうと思ったんだけど」

飛龍「なんで帰ってきちゃったんですか?」

提督「まあ、最後まで聞いて。鳳翔がちょっと呑み過ぎたみたいで、公園のベンチに座ったんだよ」

瑞鶴「ま、まさかホテルまで持たずに、そのままそこで……」

飛龍「前後不覚なお母さんを押し倒し……」

鶴龍「「キャー!!」」

加賀「えっちなのはいけないと思います」

提督「最後まで聞け! 初めてが野外ってどれだけ非道なんだよ」

提督「顔を赤くした鳳翔が余りにもかわいかったので、思わずキスをした」

飛龍「深いほう?」

提督「ああ」

瑞鶴「どんな味がした?」

提督「そりゃ日本酒と……何言わせんの」

加賀「続けて下さい」

提督「うん。問題はその後でね」

提督「キスをしたら、今までリラックスしてくれてた鳳翔の体が、強張ったのを感じたんだ」

飛龍「……そっか。お母さん、誰かと付き合うの初めてだもんね」

瑞鶴(私も加賀さんと……なったら、そうなるのかな)

加賀「ある程度、殿方のリードは必要では?」

提督「うん。でもね、鳳翔は緊張だけじゃなくて、恐れのほうが大きいように感じたんだよ。自惚れかもしれないけど」

提督「その時、ああ、この先に進むのはまだ早いな、と思った。
私のほうが迫りすぎたかもしれないと思って、それ以来少し付き合いを抑えてたんだ」

瑞鶴「そんなことがあったのね……」

加賀「大切にされている、と思っていいようね」

飛龍「でも思ったより進展してないのは事実だったわね。未だに敬語は直んないしさ」

提督「付き合う前からずっと敬語でやってきたから、それは勘弁してほしいかな……
『鳳翔さん』から『鳳翔』に変えるのも、かなり苦労したんだから」

提督「とはいえ、鳳翔にあんなことをさせるまで思いつめさせてしまったのは、私の責任だね」

提督「仕事も片付いたから、ちょっと行ってくるよ。後はお願いしていいかな」

飛龍「あ、はい。戸締りは私がしておきます」

提督「よろしく。それじゃ、お疲れ様」

「「「お疲れ様です」」」

飛龍「……うーん、お母さんに悪いことしちゃったかな?」

瑞鶴「大丈夫大丈夫。私には結構楽しんでるように見えたよ」

加賀「私も見たかったわ。次は録画しておいてね」

瑞鶴「そ、そりゃ無理ですよ。ばれたら怖いですよ」

飛龍「これから見られるのが提督だけで良かったかも。まったく、私は砂糖吐きたくないわよ」

◇鳳翔の私室

鳳翔「…………」

提督「鳳翔、今良いですか?」

鳳翔「提督!? あ、あの、さっきのことは」

提督「ええ、わかってます。飛龍と瑞鶴から大体聞きましたから」

鳳翔「あ、ありがとうございます……あの、ちょっと聞きたいんですけど」

提督「何でしょう」

鳳翔「提督は、その、さっきみたいな恰好はお好きでしょうか?」

提督「嫌いではないですが、私は普段の鳳翔が好きですよ。
とはいえ、洋服姿もよく似合ってましたし……たまに着てもらえるとうれしいですかね」

鳳翔「そうですか……」

提督「まあ貴女は何を着ても似合いますが」

鳳翔「……反則です」

提督「私との距離を縮めてくれようとして、あれを着てくれたことも聞きました」

提督「まさかそこまで思いつめさせていたとは、私の考えが足りていませんでしたね」

鳳翔「いえ、それは、私が我慢できなかっただけで」

提督「私に対しての我慢なんて、必要ないんですよ、鳳翔。この間柄になってからは日が浅いから、難しいかもしれませんが」

鳳翔「そうですね。最近は、2人で過ごすことも少なかったですし……」

提督「初めからある程度覚悟していましたが、思ったより寂しいものですね。……おかげでいいものは見られましたけど」

鳳翔「い、言わないでください」

提督「鳳翔、彼女らにあんなことをさせる程度には、私は察しが悪いようです」

提督「ですので、2人でもっと色々なことを話しましょう。2人で色んな事をしましょう」

提督「貴女ともっと、良い関係を築くことができたら、私はとてもうれしいですから」

提督「そうですね、ひとまず、敬語を少なくしていくことから始めようかな」

提督「これからも、隣で一緒に歩んでいってほしい……鳳翔」

鳳翔「私も……同じですよ、提督」

鳳翔「不束者ですが、改めて、よろしくお願い致します」

提督「ところで」

鳳翔「はい?」

提督「飛龍から聞いたんだけれど……そうだったのか、もっと、触りまくってあげれば良かったんですね」

鳳翔「ふぇ!? そこまで言っちゃったんですか!?」

提督「まったく、本当に察しが悪かった……妻の望みを叶えてやれないなんて、男が廃りますね」

鳳翔「ま、待って下さい!!なんでいきなりその、お、お姫さま、だっこを……」

提督「なんでって、これから行くところなんて寝室しかないでしょう」

鳳翔「寝室!? ま、まさか」

提督「もっと触ってほしいなんて、思ったより積極的だったんですね。
私だって男なので、我慢できると思わないでね。これからは遠慮なく行くつもりなので、覚悟しておいて下さいね?」

鳳翔「ちょ、ちょっと待って! まだ心の準備が!」

提督「ダメです」

鳳翔「ほ、ホントに待って下さい! 私、その、は、初めてで」

提督「そんなこと知ってますが……そうですね、それじゃ」

提督「私の呼び方も変えて下さい。私は頑張って鳳翔と呼んでますけど、ずっと提督呼びはずるいと思います」

鳳翔「呼び方ですか? どうお呼びすれば……」

提督「それは自分で、一番いいのを考えてみて下さいよ」

鳳翔「自分で、ですか? ええと……それじゃ……」

鳳翔「……あなた?」

提督「ダメだ我慢できねぇ」

鳳翔「やっぱりダメじゃないですか! さっきは紳士的に良いこと言ってたのにぃぃー……」

完!

いったんここで完結いたします。
瑞加賀とか鳳翔さんのその後で小ネタを思いついたら、また続けたいと思います。

それでは、読んでくださって本当にありがとうございました。

-飛龍, 瑞鶴, 鳳翔